京のわらべうた | やすべえのブログ

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誰しも、わらべうたや子守唄を耳にしたことがあると思います。

わらべうたは口承で伝えられてきたものなので、元来地方色に溢れています。
親から子へと伝えられるので、その家特有のものもあるでしょう。

また、子どもの遊びの中で古くから伝えられてきたもの、そして新しく作られていったわらべうたもあるでしょう。

京都にも、京都特有のわらべうたがあります。
その中には、みんなが知っているけれど、自分の地方では少し違うなあというわらべうたもあると思います。

いくつか歌詞を書いてみますので、みなさまの知っているわらべうたと較べてみてくださいね。


 「げんこつやまのたぬきさん」の京バージョン
      ごんけつやまのたぬきさん おっぱい飲んでねんねして だっこしておんぶして 
      オッペレペンのペン

 「かぞえうた」
      いちじく にんじん さんしょに しそ ごんぼ(牛蒡)に むかご ななくさ はじかみ
      くねんぼう(みかんの原種) とんがらし

 「羽根つきのうた」
      ひとめ ふため みやこし よめご いつやの むかし ななやの やつし ここのや
      とおや ひーやふ みーやよ いーやむ なーなや こーことお

 「こちょこちょあそび」(子どもの腕を、指で切ったり 昇ったり降りたり 最後にこちょこちょ)
       大根切って切りすぎて たたいてつねってなでで かいだんのぼって おりて
       うらからまわって こちょこちょこちょ~


いかにも京都というわらべうたもあります。

 「お風呂で顔から体を洗う歌」
      あたごさんに参って たらたら道下りて 毛虫にさされて 花屋によって
      花一本ぬすんで ほうぼうでめえもろて くちおしや はらだちや むねんや
      音羽の滝の白糸さん こちょこちょ
            (音羽の滝:清水寺の有名な三筋の滝)

 「かごめかごめ」の京バージョン
      京の京のだいぶっつあんは 天火でやーけてな 三十三間堂が 焼け残った
      あらどんどんどん こりゃどんどんどん 後ろの正面どーなた?
      (あてたら)ようさいた  (はずれたら)どっこいすべって橋の下
             (京都にも、東山の方広寺に大きな大仏がありました)  

 「じゃんけん」
      祇園の夜桜 ちょと咲いた(ちょき)  祇園の夜桜 ぐっと咲いた(ぐー)
      祇園の夜桜 ぱっと咲いた(ぱー)

 「高い高いをするとき」
      高いな 高いな 東寺の塔がたーかいか 八坂の塔がたーかいか


季節のわらべうたもあります。

 「七草をきざむときに歌う歌」
      七草 なずな 唐土(とうど)の鳥が 日本の土地へ 渡らぬ先に 七草なずな
      せりなずな ごぎょう はこべら ほとけの座 すずなすずしろ 春の七草

 「ゆきやこんこんの原型のうた」
      ゆきやこーんこん あられやこーんこん お寺の柿の木に いっぱいつーもれ 
      こーんこん


子守唄にも、いかにも京都らしい はんなりした歌があります。

 「優女(やしょうめ)」
      やしょうめ やしょうめ 京の町のやしょうめ
      売ったるものを 見しょうめ 金襴緞子 綾や緋ぢりめん
      どんどん ちりめん どんちりめん

「竹田のこもりうた」は、フォークでも有名になりましたね。


では 最後に・・・・
 「さよならのうた」
      いんでこ 大文字 大文字がともった もういんでこーと大文字
      もう 帰ろっと大文字



     おみやげみっつ たこみっつ あしたの分も たこみっつタコさんタコさんタコさん