SONY RMT-D227J。DVDレコーダーRDZ-D700のリモコンです。

これ、購入したのはいつのことだったかなぁ。2006年11月発売の機種ですから、7年位は使ってると思います。
こうして指折り数えてみると、こいつ、意外と持ちがいいですねぇ この機種はなかなか使いやすくて気に入っているのです。できればあと5年は使い続けたいです。

というわけなんですけど、この頃リモコンの調子が悪い。音量ボタンがダメになりつつあります。
たまに気分で反応してくれる時もあるんですけど、大抵は反応なしです

普段はこのリモコンでテレビの操作もやっているので、音量ボタンが使えないのはとても不便。こりゃぁ何とかしなきゃ

で、この手の故障の場合、ボタンそのものが壊れたというより大体は接触不良によるものがほとんどだから、分解清掃で何とかなるかな、と考えて、リモコンの分解に着手。

このリモコンは組み立てにネジを使っておらず、全てハメコミ構造になっています。


1.カバーを外します。ゆっくりと力を加えて引き抜きます。



2.マイナスドライバーと金属製のヘラを駆使してハメコミを外しつつ、上下カバーを外します。


ポイントはここ!最初の取っ掛かりは、カバーを外したあとのリモコンのケツのところから始めるのが良いでしょう
写真の状態まで持ってこれたら、あとはヘラを使ってバチンバチンと慎重に外していくだけです。


外すとき、リモコンモードスイッチは小さくて固定されていないので、落として無くさないように注意。

で、3枚におろしたのがこんな感じ。


このあと、決定ボタンを上に引き抜き、スイッチのゴムを外します。


いやあ、リモコンのシリコンゴムのところはゴミだらけですねぇ。7年のゴミはここで取ってキレイにしておきましょう。



で、ここから本番の、接触部分の清掃。

ここは、無水アルコールを浸した布で拭きました。


拭いたあとの布の状態がこれ。黒く汚れている部分が基板とボタンが接触する部分を拭いた時の汚れです。

まぁ、そこそこの汚れです。


で、作業はここまで。あとは元どおりに戻して、作業終了。



作業後は快調。音量ボタンはちゃんと反応するようになりました。

今回はこれで直ってしまったのでヨシにしますけど、方法としては、無水アルコールで拭くより、接点復活剤を使ったほうが適切だったかもしれません。スイッチ類の接触不良の改善は、実は接点復活剤がかなり有効です。

また調子が悪くなったら、次は接点復活剤でやりなおそうと思います。




※今回投資額:---円
※難易度レベル:低


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2014.4.20追記:
と、こんな記事をアップロードして早々に、また音量ボタンが効かなくなってしまいました
今度は、接点復活剤も効果なし、ボタンの裏を2Bの鉛筆でゴシゴシやってもダメ、ボタンの裏にアルミテープを貼り付けるのもダメ、思いつくあらゆる手段を試しましたが、いずれも調子がイマイチです
うーん、修理方法をまた考え直さねば


2014.4.29追記:
調子がいい時と悪いときがあったので、結局、やり直してみました。
摩耗で接地面がでこぼこになってしまったのが接触不良の原因かなと考えて、接点復活剤を潤滑油代わりに基板に吹いて、1600番相当のサンドペーパーで軽くなぞってみました。
うむ、これやったら、だいぶ反応が良くなった気がする なかなか快適です
ま、このやり方が当たりかどうかは知りませんけど、いい感じになったのは確かだから、とりあえずこれでヨシとしよっと
サンドペーパーを使ったのは、あくまで接地面を平滑にするためであって、ゴシゴシ削りすぎると本格的に壊してしまうことになりますから、ご注意を


2016.3.20追記:
またしても悪化してきたので、今度はナノカーボンPCを試して見ました。
ひと塗りで驚きの電導率UP!接点改質剤ナノカーボンPC【楽天】

(使用記事はこちら)
http://ameblo.jp/akame9/entry-10487419556.html

これで再度復活してしまいました
ただ、どうなんでしょうね。新品から使い始めて7年で不調、その後修理して2年で再度不調といった状況なんですけど、トータル9年ですからそろそろ限界なのかもなぁ...