めざせ!ジャンク王  ・・・ってか

CASIO EXILIM ZOOM EX-Z500。500万画素機です。クレードル、USBケーブル、バッテリーがついてオクにて1000円。

実はこれ、間違って買ってしまったんです叫び 本当は違う機種を買うつもりだったのに・・・しょぼん  
でも落札してしまったからには仕方がありません。てか、モノが届いてからはじめて間違いに気がついてしまったのですが・・・・ああ、ばかパンチ!


状態はというと、ご覧のとおり。レンズが陥没しています。当然撮影不可です汗

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ああ、あの忌まわしいフレキ切れのCASIO・・・ドクロ

このシリーズのジャンク品は、露出オーバーな白い写真が撮れてしまうのがだいたいのお約束。つまり、レンズ内のフレキシブルケーブルが断線により絞りが死んじゃってるのがほとんどなんですよね。カルト集団の「ライフスペース的表現」では、これは定説なのです

かつて赤目はEX-Z600の白トビ修理で惨敗してからというもの、CASIOがトラウマになってしまい、せっかく入手したこいつは触る気すら起こらず、いっそライフスペースの自己啓発セミナーに行きたいとさえ思いつめた鬱な心境のなかで約8ヶ月間も放置プレイ状態にあったのですが、最近になってやっとそのトラウマの傷が癒えてきたので、ついに修理に着手する運びとなりました。

EX-Z500の分解方法は過去のこちらの記事 を参考にして下さい。ちなみに、EX-Z500、EX-Z600、EX-Z700のシリーズは構造も部品も全部共通で同じというのが世界の定説ですあせる(ただし細かいところでほんのちょっと違う部分もあります)。


で、前と同じ手順で分解し、レンズを取り出し、裏側の蓋を開けます。

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次にズームを駆動させるギヤを外し、作業しやすいように中間レンズをずらせてから、裏から押し戻して筒を正しくハメ直します。


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ハメ直すといっても半ば強引にですがあせる



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あと中間のレンズなんですが、これは駆動部品がとても小さいので、うっかり外れてしまうと元どおりに組み立てなおすのはなかなか大変ですから要注意です。
不幸にも外れてしまった場合は、青い部品を回して位置をもっと下げてやって、レンズにくっついているモーターを外してから作業を行うと、何とかハメ直すことができます。ちなみにこれは、ピンセットなしにはできませんよ。



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さて、EX-Z500のレンズは収納時に横へスライドして格納されるもうひとつの中間レンズがあるのですが、そのレンズを手動で収納させるのが面倒だったので、出っ張った状態のまま再組み立てへ。


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で、試しにバッテリーを挿入して電源を入れたら、するするっと自動的にレンズが引っ込んでくれましたグッド!
お、直ったみたいドキドキ

さあ、レンズはどうやら正常に戻ったみたいだけれど、肝心の画質はどうかなはてなマーク
外へ出て、試写してきました。


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めざせ!ジャンク王  ・・・ってか


いいですねぇニコニコ  ご覧のとおり、白トビが出ませんアップ
どうやらこいつは例のレンズ内のフレキシブルケーブルの断線はないようです。

あまりのうれしさに赤目は「最高ですかーっ!!と海に向かって叫びましたキラキラ


CASIOって、カメラの液晶画面で見るとなんかぼんやりしてシャープさに欠けた写真のように見えますが、PCのモニターで見るととても良く写っています。
BS(ベストショット)モードで撮影した夕日は実際よりもオレンジが強く出て多少わざとらしさがありますが、しかし充分鑑賞に値するきれいな画ですねOK

さてさて次回は、手持ちのCASIO機でもう1台のほうの、白トビ仕様のEX-Z600の修理にいよいよ挑戦してみようと思います。



※今回投資額:1000円
※難易度レベル:高
※注意:感電の危険がありますので良い子は絶対にマネしないでください