FUJIFILM FinePix Z1。カメラのキタムラにて500円。付属品なし。
これ、ずっと欲しかったんですよね 何でってデザインが非常に洗練されているじゃぁないですか
さすがグッドデザイン賞を受賞しただけあって机において絵になるし、飽きないデザイン、ボディの質感もなかなかです
しかも今回getした獲物はキズなしの美品。これは久しぶりのお宝getだぁ~(とこのときは思った)
で、ワクワクで家へ舞って帰り、手持ちのバッテリーとxDピクチャーカードを挿入して電源ON
無事起動しました。やったいいぞぉ
しかし、改めてよく見たら、角に目立つ凹みとボディにゆがみが・・・ガクッ
ああ、せっかくキレイなのに何ともったいないことを。
やっぱジャンクはジャンクなんだなぁ。
しかも、撮影画像はご覧のとおり。
全体に何かブラインド越しに見たようなヘンな縞が全体に入っていますガーン
これは参ったなぁ。まいっちんぐマチコ先生じゃないですか。
ただし動画を撮影してみたら異常はありませんでした。CCDはどうやら正常のよう。ホッ。ということは、あと考えられるのはシャッターの異常くらいか。
シャッターの修理は前のSANYO Xacti DSC-E7のときに経験があります ので、今回も同じ要領で分解清掃をやればきっとうまくいくのかも。
以下、分解手順です。
1.外から見えるネジを全部外し、前カバーを外します。ネジはY字の特殊ネジです。
2.基板上、左下のネジを外し、基板を取り出します。そしてカバーへつながるフレキを外し、蓋を分離します。
3.側面カバーを外し、液晶と液晶の台座を外します。台座を留める2つのネジは同時にレンズユニットを固定するネジを兼ねています。
4.フレキを外し、レンズユニットを取り出します。
5.レンズユニットに付いている金属の板を外し、レンズユニットの真ん中に腹巻のように巻いてある黒いシールを途中まで剥がし、ネジ2本を外します。そうするとレンズユニットがポキと真ん中で2つに割れます
6.レンズ下半身の側についているカバーを外します。そうするとシャッターと絞り(?)のメカが見えてきます。
幕になにやら怪しい液体が付着しています。きっとこれが悪さをして幕を固着させていたに違いありません。
この液体の正体は良く分かりませんが、とりあえずきれいに拭き取っておきましょう。
で、再組み立ての上、テスト。
完璧です 分解前の縞々画像のときは露出がややオーバー気味でしたが、それも一緒に直ったみたいです
で、ボディの凹みのほうですが、これはちょっと修正は難しいかな。
なるべくがんばって押し戻したけど、残念ながら完全復旧には至らずです
でもまぁいいさ。ここ以外は美品だからヨシとしよう。
さぁてこれからはあちこちへこいつを持ち出して、会う人みんなに自慢して回ろっと
なお、この縞々画像の症状に見舞われたケースをその後の調査で数件見つけました。
他の人にも同じ症状が出ているってことは、きっとその個体もあの謎の液体がついているんじゃないかなと思うわけですが、では、あの液体は一体どこからやってきたのか、考えてみればとても不思議です。
結露の水だと仮定すると、たとえば炎天下の車の中にしばらくカメラ放置しておけば、水が蒸発してひょっとしてわざわざ分解しなくても自然と直る可能性があったのかもしれませんね。ただし、それで本当に直るかは保証はできませんのであしからずです
※今回投資額:500円
※難易度レベル:高
※注意:感電の危険がありますので良い子は絶対にマネしないでください
2011.11.6追記
撮影画像に横線(横縞)が入る症状については、下の事例も併せて参考にしてください。
http://ameblo.jp/akame9/entry-10476080926.html
http://ameblo.jp/akame9/entry-10807224872.html