SONY Cybershot DSC-T7。レンズがボディから飛び出さない屈曲光学系レンズを採用したスリムな500万画素機です。カメラのキタムラにて500円。付属品なし。
このカメラ、薄いですねぇ。最薄部分で9ミリしかありません。
軽薄短小至上主義の赤目としては、こういうのは大好きです
見た目にキズ汚れがあり、決して良い状態とはいえませんが、この薄さに惹かれて購入。
さて、購入したはいいけれど、バッテリーないし、どうしようかな。
こいつの専用バッテリーNP-FE1は、3.6V/1.6Wh(450mAh)。純正品なら4000円前後、中国製の互換品でも送料込みで1000円くらいはします。
動く見込みが全然立たない状態なので、バッテリー代を追加投資する前に、とりあえず電源が入ることくらいは最低限確かめておきたいんだけどナ・・・
で思い出したのは、実は液晶割れでジャンクなケータイ、CASIO W41CAが手元にあるんですねぇ。バッテリーCA-YEA(3.7V/740mAh)も一緒に持っているんですけど、これをうまく利用できないかな。
そこで、ちょっと考えて、わざわざDSC-T7のためにこのケータイをバラし改造して作ったのがこれ。即席外部電源です。
液晶部分と中の基板を全部取り去り、バッテリー端子からリード線を伸ばしただけの単純な構造です。
こいつのコードをDSC-T7のバッテリーボックスの端子につなぎました。
(バッテリーの仕様が違うけど多少の違いはまぁ気にしないってことで)
カメラのレンズカバーをおもむろに押し下げてみたところ、見事に起動成功
「インフォリチウムバッテリーを使ってください」のエラーが出てすぐに電源が落ちてしまいましたが、でもこれでとりあえず電源が入ることは分かったので、何とか使えそうな見込みが立ちました
じゃ、次は本物のバッテリー探しと行きましょう。
辛抱強くオクで網を張ること3ヶ月・・。ついに出ましたDSC-T7用の中古バッテリーNP-FE1。純正品3個セットでうち1個はほぼ新品。
純正品の新品なら1個4000円前後はするところ、これ全部で180円です。1個当たり60円也。激安っ
でも、このバッテリーの入手経過は実に面白かったですねぇ。出品者の名誉のために詳しいことは伏せますけど、実は取引過程に残念な展開がありまして、はぁ?と驚かされてしまいました
オクだとこういうことがたまにあるんだよなぁ。ま、最終的に、こっちの主張が全面的に通った形の結果になったからいいんですけどね
試写してみました。
実際に使ってみて、ボディに歪みがあることにはじめて気がついてしまいました そのせいで電池の出し入れがキツくて、出し入れにちょっとコツが要ります。しかし撮影・再生はご覧のとおり正常。他に悪いところは見当たりません。
修理がなかったから今回は不戦勝ですね
でも、これ、使い勝手の面でいろいろ問題あるわ
レンズが暗いので屋外で撮影をする分にはいいけれど室内はダメ。
あと、薄いデザインにこだわったせいか、ホールド感がとても悪く、シャッターボタンも位置的に押しにくい場所にあり。おかげで手ブレ写真の連発です。
操作系も、露出補正やホワイトバランスメニューが出しにくかったりして、自分的にはあまり好きじゃないなぁ
唯一、これはいいなと思ったのは拡大鏡モードですね。最高1cmまで寄れます。
左がCanon PowerShot A1000ISで撮影した10円玉。右がDSC-T7です。
ここまで寄れるのはなかなか驚異的ですね。
とまぁ、今回は分解なしで動いちゃったから不戦勝で終わったわけですが、いくら軽薄短小が好きだといっても、こんな使いにくいカメラじゃしょーがないな スライドスイッチでサッと起動できるのとポケットに入れても邪魔にならない利点を生かして、職場の現場撮影専用機にでも使おうかと思っています。
※今回投資額:680円
※難易度レベル:低