日立 i.mega HDC-303X。画質はケータイにも劣ると評判の315万画素機です。
HOにて315円。付属品等は一切なし。
元々、日立リビンクサプライが販売したこいつの評判が最悪なのは知っていました。しかしコンパクトなところが気に入ったのと、このところいい獲物にめぐり会っていないし、久々に安物買いでもして後悔したくなったので購入。
よく見てみると、キズ等は少なく、あまり使い込まれていない様子が伺えます。早々に飽きて手放したのだろうか。
早速家へ連れ帰り、単4電池を入れ、電源ON
普通に起動しました。特に壊れていないようです。今回も分解なしかぁ。不戦勝ですね
さてさて、ここまではまぁいいとして肝心の画質はどうだろう
いろいろ試写しました。
まずは明るい屋外から。
左がCanon Powershot A1000IS、右がHDC-303Xです(以下、同じ)。
お、いいじゃん。悪くないよ。
待て待てぃ~っ
決してわざと下手に撮ってえこひいきしているわけではありません。
フラッシュ使って露出やホワイトバランスの補正もやったんですけどこの結果。
残念です
ちなみにキヤノンは現況どおりの描写です。
続いて夜の蛍光灯下の室内。
ズームしてみた。
くどいですが、ズルはしていません
フラッシュや露出・ホワイトバランスの補正操作を必要に応じてやっているし、これでも何枚か撮った中のベストショットを選んでいるのですから。
それに、液晶の表示が荒すぎてどう写ったのかその場で確認できないところが痛い
こりゃまさに評判どおりの非常に残念なカメラでした。
今も使っている方には申し訳ないですけど、その画質は明るい屋外以外ではまず役に立たず、まことに残念、いや残念すぎるとしか言いようがありません。
「ケータイにも劣る」という言い方は決して誇張ではなく、下手すりゃ「写ルンです」と勝負してどうかってところなんじゃないかなぁ。
小学生のおもちゃとしてならという気がしないでもないけれど、それでもなんか微妙だなぁ。
操作性もイマイチ。少ないボタンでいろいろやろうとするから使いにくいぞ。
そんなこんなで、あぁ残念だ残念だ、とつぶやきながら試写しているうち、いつの間にかこいつには、
「残念なカメラ」、「残念な奴」という愛称がついてしまいました
調べてみればこの残念な奴、当時は8000~9800円くらいで売られていたようです。
この残念な性能にこの価格ですか。はぁ~
さてと。
ジャンクの栄えある40勝目がこんな形で飾ることになるとは思いもよらなかったな
それと、こいつの今後の身の振りについちゃどーしたものか。
パンフォーカスの単焦点ということで、メカとしては「写ルンです」と同等です。レンズの構造がシンプルだから、改造して遊ぶにはもってこいかも
※今回投資額:315円
※難易度レベル:---