Panasonic DVDレコーダDMR-XP11の分解清掃

Panasonic DMR-XP11（地上デジタル対応。HDD250GB）。リモコン、取説付き。

実は先日、HOへ行ったとき、ずっと気になってたのがこれなんですよね

「HDDへの録画再生DVDの再生はできますがDVD-Rへ録画できません」
とある。
つまり簡単に言うと、DVDドライブのピックアップ故障というわけか。
これは多分レーザー出力の調整が必要でしょう。最悪はドライブユニットの全交換でありましょう。
かなり興味深いけど、手強いかもしれません

しかし価格がねぇ。21,000円なんですよ。
HDD搭載の地デジ付きDVDレコーダは最低でも4万円以上はしますがジャンクに21,000円は高価すぎます。

家へ帰って妻にソーダンしたら「あんただったら直せるよ！うかうかしていると売れちゃうよ」
と言われ、よしっ、それじゃあ21,000円をここへ賭け、勝負してやろうじゃん、てバクチに出たわけで。

心にZ旗を掲げ、この大雨の中、しかもバイクで買いに走ってしまいました

ああ、ここまできたらもう病気です。

早速外観をチェック。

うっ、汚い！！

こんなに汚いのは見たことがありません。

まず背面のファンのところ。茶色いほこりがたくさん詰まっています。次はリモコンの電池カバーをあけたところ。蓋の白っぽいのは全部ほこりです。あと、DVDトレイ、SDカード挿入口、B-CASカード挿入口、どこもほこりまみれです。

この状況から赤目がプロファイリングしたところ、
・設置してあった部屋は６畳以内。
・その部屋はリビングではない。
・掃除をほとんどしない。
・タバコを吸う。
・年齢は20～40代の独身男性。
といったところでしょう。

こりゃあ～お掃除が大変だわ！
症状を確認する前にまず清掃からですね。

ですが汚いことは決して悪いことばかりとは限りません。
このケース、DVDドライブの故障というよりは単にピックアップレンズが汚れているだけの疑いが出てきたからです。
そしたら修理は単純なものとなります。

筐体カバーを外します。
相変わらず、汚い。中も当然ほこりまみれです。ほこりをエアで吹き飛ばし、除去します。

向かって右が250GBのハードディスクです。ウエスタン・デジタル製でした。
左が問題のDVDドライブ。こいつを分解清掃します。

ドライブを筐体から外し、ドライブの上面カバーを開いてピックアップを確認します。

すごい。こんなところにまでほこりが・・・
これはますますレンズの汚れが原因ぽいですね

写真中心の青いガラス玉みたいなのがピックアップレンズです。ここが動いてDVDを読んだりするんですね。

これをクリーニング液を浸した綿棒でそっと磨きます。ここはデリケートな部品なのでそっと磨きます。
ついでに、ピックアップを動かすアームの部分にはグリスが塗ってあるのですが、やはりほこりがこびりついていますので、これを除去し、グリスを塗りなおします。

磨いた綿棒の先を見てください。
茶色いです。こんな状態ではDVD-Rの録画ができなくても不思議ではありませんよ。

さて、清掃完了！
元通りに組みなおし、ウチのSONYのスゴ録のB-CASカードを差し込んでテストです。

勝った

正常です

エラーが多いことで有名な、かの悪名高き台湾製Mr.DATAのDVD-RWを入れての確認テストでしたが、ちゃんと読み込み・書き込みができます。

バンラーイ、これでDVDレコーダーが格安で手に入りました。
投資額が大きかっただけに、今回は良かったよ～

大切に使わせてもらいます

あとはB-CASカードを調達すればOK牧場、ジャンク王を目指す赤目の修理歴にもまたひとつ金星ができました。

ところで、B-CASカードがヤフオクで売買されているのを見かけますが、バカバカしいので入札参加は避けましょう。
そもそもB-CASカードは売買できません。欲しい場合はカスタマーセンターへ電話して「中古を買ったので再発行お願いね｣と言えば普通に応じてくれます（費用は着払い2000円）。
ま、こんな制度はやく無くして欲しいとは思いますがね。
株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ
http://www.b-cas.co.jp/index1.htm

※今回投資額：23,000円
※難易度レベル：中
※注意：感電の危険がありますので良い子は絶対にマネしないでください

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