めざせ!ジャンク王
今回Getしたのは、ポケットサイズの防水型SDムービー、SANYO Xacti DMX-CA6です。
昔から欲しいなと思っていたXactiが、オクで破格の3000円(バッテリー、充電器つき。送料振込手数料込み実質3600円)で出ていたので、ついつい衝動買いしてしまいました。

めざせ!ジャンク王
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液晶割れで下半分しか写らず、全く使えませんが、他の状態は良さそうなので、お得意の液晶交換ニコイチで修理すればOKでしょう。
と軽く思っていましたが、しかしまもなくその考えは誤りであることに気がつきました。
方法自体はニコイチで正しいですが、CA6の相場は最低でも8000円から1万5000円もするのです。ニコイチの相方をまともに買うと投資額が1万円を超えてしまいます。これでは完動品を最初から買ったほうが早いではありませんかぁ!?

そしてどうもこいつはオークションを通して人から人へ渡り歩いていたみたいです。やはり液晶が手に入りにくいことがネックなのか・・・

途方にくれてしまいました。

どうにかして液晶を安く入手せねばなりません。うぅ・・・シラー

めざせ!ジャンク王
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しかしながらPanasonicを分解したら実はSONY製のパーツを使っていたなんてことは良くあること。ひょっとして異機種でもXactiと部品を共用している他メーカーがあるかもしれません。

調べたところ、こいつの液晶は
「2.0型アモルファスシリコンTFTカラー液晶透過型約8.6万画素(視野率100%)」
ということらしい。この「約8.6万画素」という表現が気になります。
この「約」という特徴的な仕様を手がかりにしてさらに調査を進めると、

SANYO DSC-S6H 2.0型TFTカラー液晶(約8.6万画素/視野率 約100%)
Nikon COOLPIX L2 2.0型 TFT液晶、約8.6万画素、輝度調節機能付き
Nikon COOLPIX L3 2.0型 TFT液晶、約8.6万画素、輝度調節機能付き

の3機種が見つかりました。そうか、Nikonならひょっとしてイケるかも。

そこで急遽、レンズが壊れたNikon COOLPIX L3を1500円(送料込み実質2308円)でGet。

果たして、異機種のニコイチは可能なのでしょうか?ほとんどバクチの世界です。

早速、取り寄せたNikon COOLPIX L3を不安を抱えつつ分解です。さてどんな液晶を使っているのかなー。


めざせ!ジャンク王


おぉビンゴです!!
製造元こそ不明ながら、全く同じ液晶ではありませんか音譜
(その後の調査で、COOLPIXはレンズ系がNikon、電子系がSANYOの合作製品であることが判明)

興奮のあまり作業過程の写真をつい撮り忘れ、しかも液晶ユニットと基板をつなぐケーブルを誤って1本切断してしまうという失態まで演じてしまいましたが、何とか修復し、作業完了です。

(液晶ユニット自体はケーブルが基板へハンダ付けされているので、そのケーブルをつないだ状態で液晶ユニットを分解し、中のパネルを交換しました。)

めざせ!ジャンク王
テストの結果はバッチリ!今回も勝利です

しかしながら冷静に考えると、これからはデジタルハイビジョンの時代。そうしたなかで640×480のmpeg4ムービーに総額5908円という投資額はいささか微妙だなと思いました
それに、コンパクトで携帯に便利な反面、小さなボタンと独特の形状は操作がしにくく、静止画のピント合わせも難しく、失敗しやすい・・・。

でも上手にやればここまでキレイに撮れますよ


めざせ!ジャンク王


※今回投資額:5908円
※難易度レベル:中
※注意:感電の危険がありますので良い子は絶対にマネしないでください

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