月曜日は、日本歌曲の公開講座を聴講してきました
教えて下さるのは、日本声楽界の重鎮、動く(歌う)レジェンド、畑中良輔先生。
とぉっっっても勉強になりました
日本歌曲はいいです!本当に!
日本人で良かったと思います笑
でも、、、、
歌うのは難しいぃぃ~~~
日本語とは、なんて繊細な言語なのでしょうか。
何語にも似ていないし。
やっぱり「わたし」とか「あなた」とか、響きが美しいですよね。
って日本人だからか?
あぁ、そういや愛を囁くのに一番適している言語はフランス語だって聞いたことあるなぁ。
外国人が「愛してる」って音を聞いたらどんな印象を持つんだろう?
色々メモ
Sの発音は大事。効果的に使うべき。表現を持ってきやすい。
「う」は外国語の「お」っぽい「う」ではなく、現代人の「りゅ」でもなく、やや浅めだけれどきちんと響くところ。
↑
これかなり同意!何故かほとんど「お」のように教えられることが多く、そう歌う人も多いが実際不自然な気がする。
暗譜はすぐにするべき。
サルビアを60歳?のおばあさんがやさしく歌ったのを聴いて先生が感銘を受けたこと。
先生は中田喜直と同級生。(ってほんと歴史の流れを感じずにはいられません)
武井武雄。
後白河天皇時代にすでに日本の発声法は存在した。
金子みすゞは影の部分に目を向けて詩を書いた。
先生が草食男子を知ってた。
サルビアをI先生に歌ってほしかった。演劇の授業などで経験済みですが、詩を詠むことは歌に直結しています。
テンポ、発語、抑揚の付け方、声のトーンなど、本当にそのまま。
朗読の時点で、その人がどんな歌を歌うのか予想できます。
それにしても、こんなに母国語の日本人でも習得し難いのに、逆を考えるとリートなんて本当に理解できるのでしょうか
ドイツ語喋れないときついなぁ。。精神はイタリアものより近そうなのになぁ。
先生のレッスンで面白いのは、ピアニストにも言いたい放題言うところ。笑
でも本当にピアノの方は優秀ですね~
先生がちょっとイメージや音色を伝えると、瞬時に解釈して驚くほどの変貌を遂げます。
しかしその”ちょっと”が壮大! 全くその曲の印象が変わってしまうので、驚愕。
最初の演奏は「悪くない」、が、後の方が確実に「これは良い」と言えるもの。
うーん、でも発音や強弱なんかは研究すれば解かるようになるだろうけど、ここでルバートとかリットとか、ほんっと~~に微妙なニュアンスが、どれが良しとされるかいまいち不明。聞くとわかるが、きっと自分で歌うとわからなくなる予感。先生のは絶妙なんだよなー 才能ってことで終止?
まぁこれは西洋のものでも同じことですね
でもなんかもっともっと繊細な表現で、言葉と音が密接な関係なんだよな。。
ん?でもイタリア語も気付いてないだけでもっと出来るのか?というかやってるか?
でも響き自体を一語一語に合わせて大きく操作することはない。
イタリア語は元々歌うような言語なので、旋律にのせるというのが自然なこと。
ヨーロッパは石の文化で、”響く”ということが基本にある。
日本は畳の文化で近鳴りが原点、(でも雅楽とかどうだっけ。。)
現在「日本歌曲」と言われているものは明治に西洋文化が流入してから創られたものだから、言ってみれば日本と西洋の文化のコラボレーション、融合のような音楽なのか?(日本多め?)
あーまぁ、発声法は基本的に目指すべきはベルカント、形式は西洋、表現は日本的感覚をベースにって感じかぁ。
こんな器用なこと日本人にしか出来ないんじゃないかなぁ笑
しかし先生がおっしゃることは、高校時代に合唱部で学んでいたこととほぼ同意義でした。
やっぱり同じなんだねーすごいねーと彼に話していたら、「それって、クリスチャンがイエス・キリストに会って、教会で教えてくれることと一緒だ!って言ってるようなもんじゃん」と笑われました。確かに!
歌をやっている人のほとんどはどこかで必ずと言っていい程、先生の作品や言葉に出会っていることでしょう。
先生が残された計り知れぬ偉大な功績と教訓、音楽への深い愛情を、賛美賞賛せずにはいられません。
あー久し振りに安積の演奏が聴きたくなった!
そして火曜の夜は、オペラ科の主任の先生の計らいで、初めてピラティス(あれ?我慢大会?)のレッスンを受けることができました。
楽しかったーぁ
やっぱり私は体をいじめる笑のが好きみたいです。
でも腹筋キープのエクササイズはきつかったなー。
鍛えた方がいいのかなぁ
インストラクターの方がなかやまきんに君並みにマニアックな筋肉名称を唱えるので愉快でした。