信じられないニュースですね・・・
海外のニュースから・・・
【2010年1月16日、中国青年報によると、今月9日、
あるネットユーザーは街中で転んだ老人を
助け起こした経験をネットで公開し、
「後で大変なことになるのではと心配だった」と不安を明かした。
この問題に関してあるウェブサイトでは
アンケートが実施されたが、13万人の投票者のうち
「助ける」との回答はわずかに4%だった。
こうした心理の背景となっているのが
2006年に南京市で起きた彭宇(ポン・ユー)事件。
転んだ老人を助け起こし病院に送り届けた彭宇さんだが、
その老人は彭宇さんが突き飛ばしたために転んだと主張し、
13万元(約173万円)の賠償を求めて告訴した。
裁判所は「本当に正義の心からの行動なら、
老人を助け起こす前にまず犯人を捕まえるはず」と
推測し彭宇さんを犯人と認定、
7万9000元(約105万円)の支払いを命じた
民法を専門とする中国人民大学の
張新宝(ジャン・シンバオ)教授は、
賠償を求める際には原告に立証責任があったと指摘、
彭宇事件の裁判は妥当ではなかったと分析した。
不当な判決であった可能性が有力だが、
同事件が社会に与えた影響は大きいと
北京大学社会学部の
夏学鑾(シア・シュエルアン)教授は見ている。
「もともと中国社会には信用危機が存在していましたが、
同事件はモラルをさらに後退させるものとなりました」と
述べている】