2020年8月 徳島県 鴨島町 樋山地の石鎚山 | 旅する石鎚信仰者

旅する石鎚信仰者

やはり石鎚山は素晴らしい。

 

徳島県吉野川市鴨島町樋山地に石鎚山がある。

四国霊場の藤井寺の南西に位置し、樋山地集落へは242号線から入る、地図によって

は道が写ってないが実際には242号線から1キロ以上舗装された道があり樋山地集落

まで車で行くことができる。

そして何も看板は無いが終点から左へ進むと石鎚山を示す看板があり、ここから15分

ほど登ると石鎚神社がある、しかし既に管理されることもなく建物は廃墟と化しここに

石鎚山と分かる物はなかった、更にここから奥ノ院へ足を運び大岩に垂れ下がる鎖を

発見、大岩上部には石鎚神社の祠が祭られている、しかしここも管理されることもなく

祠は崩れ落ちここも石鎚山と分かる物は何も無かった、そしてこの鎖は文化14年に

ここに掛けられたものであり、この石鎚山の歴史はかなり古い。

そして祠は崩れても岩に掛かる鎖だけは今も石鎚信仰の歴史を残し続けている、おそ

らくここにお参りに来る人はもう誰もいないだろうが先人が残したこの石鎚山への想い

は今も何か共通したものを感じ取ることができる。

そして最後に思う事は「やはり石鎚山はすばらしい」という旅であったm( _  _ )m

 

 

 

 

 

 

 

 

地図には道がないが樋山地入口から約1.5キロほど

舗装された林道が続いている。

 

 

242号線から樋山地集落への入り口

 

入口の看板

 

林道の途中ある池

 

ここが林道の終点

道の状態はよくないがここまで車で来れる

 

右側に立つ大きな石碑が目印

 

林道終点は三叉路になっていて左の道へ徒歩で入る

 

はっきりとした道が続く

 

林道終点から数分で左側に看板がある

 

石鎚神社・お鎖とある

ここから右へ入っていく

 

ここから先も道ははっきりしている

 

あまり日がささず鬱蒼としたところである

 

お鎖の看板に従い左へ

 

樋山地石鎚神社

最初の看板から15分ほど

 

由緒書

 

鳥居はしっかりしている

 

石鎚神社の神額

 

境内はそんなに荒れた様子でもない

 

石鎚神社の拝殿

 

横にあったのは社務所だろうか、既に崩れ落ちていた

 

拝殿は痛みが激しく中は荒れていた

現在ではもう管理している人はいない様子

 

拝殿後ろの本殿も床が抜け落ち

何も石鎚山と分かる物は無かった

 

百度石には「大正十三年六月」とある

 

石鎚山奥の院へ

奥の院は石鎚神社から右へ進む

途中「お鎖」と看板がある

 

そして石鎚神社から15分ほどで正面に大岩が

 

立ち上がった岩に鎖が掛けられている

この上が樋山地の石鎚山である

 

掛けられている場所からして鎖をつたって登れる所ではない

左奥には不動明王の石仏も見える

 

横から見ると鎖は中に浮いている

 

右の巻き道から岩の上部へ

 

ロープが張ってあり岩の上部へ向かっている

 

急な斜面を登っていくと

 

鎖と合流して奥に祠が見える

 

ここからは平野部が見渡せる

 

鎖の端部は岩に巻かれていた

 

鎖の先にある石鎚山の祠

北向きだが樋山地集落方向というほうが正しいだろう

 

大小3つの祠がある

 

中央の小さな祠には1体の御神像が入っていたが

どちら様かは確認できなかった

 

右側の木祠は完全に倒れている

 

左の木祠も何もなかった

 

すぐ裏にはベンチがあり「樋山地石鎚山 545m」とある

 

吉野川を中心に平野全体が見える

「やはり石鎚山はすばらしい」

 

 

 

 

 

 

旅する石鎚信仰者