高知県安芸市に妙見山があり山頂に石鎚神社がある。
この石鎚神社へ始めて来たのは2015年2月、そして今日この石鎚神社へ来た理由
は何もない、ただ安芸市を走っていると町の西に見えるお山であり、今日は何となく
この石鎚神社に呼ばれた感じである
以前に来た時と何も変わりはなく、やはり人が来ている気配もない、拝殿は既にぐら
ぐらでいつ崩れてもおかしくない、御神像が残される社はまだましであるが先のことを
考えるとひじょうに残念である。
高知県安芸市の妙見山
拡大すると石鎚神社妙見山遥拝所とでる。
妙見山と記された場所に星神社があり駐車場もある
駐車場脇から石鎚神社へ入る
駐車場から林道が続いているが少し藪っている
5分ほど道なりに進むと左に鳥居がある
「石鎚神社」
鳥居の奥にはひっそりと石鎚神社が佇んでいる
鬱蒼とした地で南向きに鎮座する石鎚神社
拝殿は既にぐらぐら状態である
もう１０年はもたないと思う
もはや中には入れない
僕が入ると床が抜けてしまうだろう
そして提灯には安芸教会とある
今も残る奉賛者氏名板
たくさんの方が記されている
拝殿後ろの小さな社には御神像が残されてある
小さな石鎚蔵王大権現と石鎚大神である
拝殿ほどの痛みではないがこの先どうなるのか？
今は誰も来ない石鎚神社
しかしこの石碑だけは後世に伝え残されるだろう
石碑に記されている内容をそのまま記してみる
石鎚神社妙見山遥拝所
由緒沿革
当社の御祭神は伊邪那岐命、伊邪那美命の
第二の御子石鎚毘古命を祀る。古来当地方
は愛媛県西条市の霊峰石鎚山に鎮ります同
命に対する信仰篤く元治元年には妙見山遥
拝所を設け、その信仰心を昂揚して来たが
昭和弐拾六年の宗教法人法により同弐拾七
年役員会を開催しその決議を経て宗教法人
石鎚本教安芸教会を設立して今日に至った
ものである。今回地元の信者相計りここに
碑を建て後世に伝えんとす。
「石」 初代教会長 松浦重之助
役員 川竹浅吉 市川嘉七
谷岡武重 立仙美之
現教会長 国久 前
〃 役員 古井 庄一
谷岡 巌
先達 (15名省略) 以上先達
(43名省略)
昭和五十四年十二月設立
時代の流れと共にまた1つ先人が残した信仰の地が
消えようとしている、誠に残念な事である
旅する石鎚信仰者