徳島県三好郡東みよし町の「林道小祖谷三加茂線」から入った所に石鎚神社がある
という情報をいただいた ! !
そしてこの石鎚神社の少し手前に「穴禅定」という行場もあるようで見る限り修験者の
お籠り場となっていたような感じの岩窟である。
まず、この林道小祖谷三加茂線を調べてみるとネットに情報があり、石鎚神社のことも
記されてあるので以外にも知られた石鎚神社のようでもある。
早速、雪が溶けたタイミングをみて行ってみると、林道は舗装されていて普通の車道と
変わりはない、入り口から数分で石鎚神社登山口を示す看板があるが、ここはスルー
して林道起点から9キロ地点の石鎚神社入口から入ってみた。
石鎚神社まで1.2キロと記されてありここから道はダートになる、軽の四駆なら石鎚神社
まで行くことはできるがあえて徒歩で入ってみた。
細い林道を下りながら進むと右側に穴禅定への入り口があり数分下っていくと穴禅定
に着く、ここはまさしく修験者に相応しい環境であり岩窟内は見た目より広い。
そして林道まで戻り先にある石鎚神社へ、手入れがいきとどきすばらしい環境にある。
ありがたい事に立派な石碑には由緒が記されている事、これで後世へこの石鎚神社
の情報を正しく残す事ができる。
人力で積み上げられた石組の上に石鎚神社は建てられてある、祠に御神像は居ない
ので信者さんが管理しているのかな?周辺には直会の痕跡もあり、お祭りが行われて
いた事も分かる、この石鎚神社はまさしくこの地域の石鎚神社であるがこのような場所
に鎮座しながら、今も管理されていることは誠に喜ばしい事である(^_^)。
林道小祖谷三加茂線
石鎚神社は林道小祖谷三加茂線から入った所にある ! !
林道小祖谷三加茂線の入り口には
四国三十六不動霊場 第7番 加茂不動院(福性寺)
ここに林道起点の看板がある
三十六不動霊場の横が入り口
林道と言っても舗装された普通の道である
数分登っていくと石鎚神社への登山道入口がある
ここはパスして更に先の入り口へ
林道起点から9キロで石鎚神社への車道入口がある
入り口は舗装されているがこの先は軽の四駆しか進めない
ここから石鎚神社まで1.2キロ
石鎚神社のすぐ手前右側に「穴禅定」の入り口がある
はっきりした踏み跡を下っていくと ! !
尾根から少し下ったところに
大岩が組み重なった場所に出る
ここは本当に不思議な感覚になる所だった
ここだけ開けて景色がいい
上へよじ登ってみると岩が積み重なっている
そして一番下にある穴禅定
鬱蒼とした所でまさしく修験者の行場といった感じの所
岩窟入り口には清酒が供えられていた
穴の中は人工的に作られたかのように思えるほど広さであった
林道へ戻り少し進んだところに ! !
ここが金川谷の石鎚神社
この石鎚神社の由緒が記されている
歴史は古い、元々は蔵王権現様が祭られていたかな?
この石碑には石鎚本教の文字はない
しかし歴史は古く由緒正しき石鎚神社である
岩の上に祠があるがどちら様か分からない
これが元々の祠なのか?祠の向く先遥か彼方は石鎚山 ! !
奥には立派な石鎚神社
人力による石積みの上に東向きに建てられてある
神額には「石鎚神社」
奥には立派な石鎚神社の祠が祭られてある
残念なのは拝殿内は落書がひどい事 ! !
石鉄神社の文字が残る
今も信者さんは結構いるようだ
これが石鎚神社本殿のよう
祀られた祠の中に御神像はいない
鎖も奉納された事が分かる。
台座には「文化三寅年 六月吉良日」何と1806年
直会の痕跡もある ! !
石碑には現在7月第1日曜日例大祭日とある
今もお祭りは行われているのだろうか?
境内北にある石組は何か分からなかった
下からの登山道はこの奥に繋がっていると思うのだが
拝殿の下に残された鉄鎖
正面は開けている
そして下を覗き込むと石が積み上げられ境内が作られている
信仰心から作られる力はすごいものだ ! !
「やはり石鎚山はすばらしい」
旅する石鎚信仰者