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チーズの話

本屋さんで物色中に、ふと久しぶりに読みたくなったので購入。




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「チーズはどこへ消えた」

シンプルながらメッセージ性のある作品。



抜粋します。



「ある朝、チーズがなくなっていた。
ネズミたちは詳しく分析したりしなかった。
彼らにとっては問題も答えもハッキリしていた。
チーズステーションCの状況が変わったのだ。
だから、自分たちも変わることにした」

~作品内では、人間は分析したがり、変化に遅れる、となっています。
ありのままを受け入れて、自分を進化させるのは、現在も種の保存も同じことのようです。





「彼は想像してみた。笑みを浮かべ思い切って迷路に入って行く自分を。
その姿には自分でも驚いたが、気分が良かった。
ときには迷うだろうが、最後には新しいチーズが見つかるに、違いなかった」

~未知の場所に向かうのは、恐怖が止みません。
その怖さの影に、実は魅力と答えがある。
仮に、世界から恐怖がなかったら、いろんな物が簡単に見つかるんでしょう。
ん?
でも、魅力も失われるか‥






「人が恐れている事態は、実は想像する程悪くないのだ。自分の心の中に作り上げている恐怖の方が、現実よりずっとひどいのだ。」

~たしかに。
ネガティブな魔物は、最初はスライム位なのに、頭の中で成長させてボストロールくらいにしてしまいがち。
そして闘わずに逃げる。
昔の人は良いことを言います。
敵は己の中にいる。
そういう事なんでしょうね。





久しぶりに読んで、心の雑草が取れました(笑)