LIAR GAME
作者：甲斐谷 忍
集英社
人に騙された経験ってあります？
皆さんありますよね。
詐欺っていうわけではないですよ。
友達に嘘をつかれたり
冗談を信じてしまったり
人から裏切られたり
約束を守らなかったり
その人を思って真実を言わなかったり
誰しもが経験をします。
逆に自分がしてしまったという方もいると思います
サプライズ！と称して
驚かせる事が好きな方もいます。
ただし
人をギズつけてします嘘もあります
それが
詐欺。
この作品は
人間の嘘について焦点を当てた素晴らしい作品と思います。
人を信じやすい人程、
自分を守るために
この漫画を読んでほしいですね。
だって、今の世の中、
人間が作り出す嘘っていうのに溢れていますから。
人間は欲があります。
その欲があるからこそ、その欲を満たすために
偽るのです
嘘を見抜いていくための心理描写もあるので
見抜き方というのも勉強にもなるかもしれませんね。
このLIAR GAMEは
大金を手に入れるために
相手を騙しながら勝者になるという設定があるのですが、
これがまた、ドロドロ
人間って汚いなと思うのです。
これをあまりに見すぎると、
親切な人も疑ってしまいそうです。
どっちかというと、読者には推理漫画的な印象を与えてくれます。
詐欺・騙す・嘘というテーマにありながらも、
描写的には人間の欲がドロドロしているだけなので、
グロテスクなマンガが基本的に苦手な私も、
全然読めます。（グロテスクな場面はありませんが）
人間心理を付いた駆け引きが魅力な点でもあります。
主人公は、人を典型的に信じてしまう女子大生：神崎直
と伝説の詐欺師：秋山の二人が
主人公となっています。
このコンビが、心理戦で相手を屈服させていくのは爽快です。
そんなに難しい話ではありませんが面白いです。
現実社会では
騙そうとする悪い人間がいる事
騙されないように自分を守るという事は
非常に生きていくために必要な能力です。
オレオレ詐欺とか典型的にそうですよね。
後、架空の投資話とか。
迷惑メールとか。
知らない人達を上手くカモにして、
詐欺を働く。
騙されないように自分を守るのは必須の能力です。
どうしても、騙される方が悪いという世の中のような印象も受けますからね。
この漫画を読むと
人を信じすぎては行けないという警告ともとれるのです。
ゲームなので
相手を騙して勝っていくというストーリではあるのですが、
騙す技術に着目するんでなく
騙されない技術に着目して欲しいと思うのです
これからの世の中、
もっといろんな手で詐欺の技術も上がってくるのかもしれません。
後10年もすれば、もっといろんな技術が発展して、
使い方がわからないから
誰か教えて欲しいというニーズが増えてくれば
それに付け込んだ詐欺が横行します。
スマホが一気に浸透した時、
いろんな詐欺アプリや、ウィルスが蔓延しました。
それって、スマホをもったが良いが
使い方をよく知らない方も一気に増えたからという面もあるのです。
そういった意味では
こどもにも教育として、教えていく必要があると思うのです。
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