地カレーを愛する

地カレーを愛する

 全国のご当地カレーが約200食。魅力的な地カレーを写真付きで紹介!

    全国各地のオリジナルなカレーライス。それが地カレーです。
    タイ・バンコクへ取り寄せて味わっています。
    家で手軽に食べられるレトルト・カレーは、日本の文化ですね。

どんちっち 鰈入りカレー カレー大好き!地カレー愛好家の赤木です。


全国の地カレーを食べては、辛口で勝手な感想を書いています。


サイドボードのテーマから、ご覧になりたい都道府県を選択すると、私が食べた地カレーの感想を読むことができますよ。


ぜひこれを食べてみて!というオススメがありましたら、コメントを書いてくださいね。


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広島県呉市は、戦艦大和などが建造された軍港がありました。

 

映画化何かで観た記憶がありますが、山のように大きな戦艦大和が静かに瀬戸内海を走っていく姿は、何か物悲しいものがありますね。

 

 

これもまた海軍カレーの一種になります。

 

海軍では、揺れる狭い船上でも、栄養価の高い食事を摂ることが必須だったため、ご飯に粘り気のあるものをかけて食べるというスタイルが好まれたのでしょう。

 

陸軍は、白米が兵士の士気をあげると思って白米ばかり食べさせて、かっけが多発し、多くの兵士がそれで亡くなっています。ドイツ医学に学んだために、かっけがわからなかったのだとか。

 

一方の海軍は、白米に麦を混ぜたりして、栄養価を高くしてかっけを防いだそうです。

 

 

人参やジャガイモが、ゴロゴロ入っているのがわかります。昔ながらの日本のカレーという感じですね。

 

味は濃厚で、中辛くらいの辛さがあります。やや酸味が強いですね。牛肉の塊が2つ入っていましたが、1つはすじ肉でした。噛めば噛むほど味が出る、という感じです。

 

 

箱の裏には、「語り継がれる大和の技術」とあり、戦艦大和の写真とともに、何やら書かれていました。

 

しかし読んでみると、それは戦艦大和がいつ建造され、いつ撃沈されたかという歴史と、最後にその建造技術が自動車や家電品の生産に応用され、日本の復興をささえたということが書かれていただけでした。

 

いやそうじゃなく、ここはカレーのうんちくを書かなきゃダメでしょう。これじゃあ、カレーはどうでもいいじゃないですか。

 

まあよくあるお土産と同じですね。ハンカチとかキーホルダーとか、ただその場所の名前や絵柄などが描かれているだけという。

 

でもそういうのって、「私はここへ行ってきました」って言うだけのものですから。まあそんなのでも買う人がいるから、それでいいやってことかもしれませんが。

 

食材に特にこだわりもないし、強い酸味はどうやら「酸味料」というもので調整したものみたいだし、海軍ではこんなカレーが食べられていたということも書いてないし、私としては、なんだかなぁ~って感じです。

 

 

牛肉のブランドはたくさんありますが、但馬牛(たじまうし)というのも有名ですね。

 

場所は、もちろん兵庫県・・・なのにこのカレーは大阪府ですね。ま、こんなもんです。

 

 

パッケージの表は、もっと長い名前になっていました。「但馬屋のお昼ごはん牛たんのカレー」です。

 

牛タンカレーじゃなく、牛たんのカレーなんですね。

 

 

大きな肉の塊がゴロゴロと入っています。これはすごい!

 

確認すると、肉塊が5つ入っていました。パッケージの表には、「牛タン角切り75g」とあります。かつて、これほど牛肉が入ったカレーはなかったでしょう。

 

しかも、お値段が安い! 牛タンとはいえ、牛肉をこんだけたっぷり使って、この値段はすごい!

 

 

食べてみると、カレーの味は濃厚で、中辛以上、大辛に近い辛さがあります。トマトの酸味も利いていますね。

 

割りと大きめな肉塊ですが、とても柔らかい牛タンです。美味しくいただきました。

 

箱の裏にはお店(会社)のうんちくが書かれていました。店の名前は但馬屋ですが、社名は牛心なんですね。

 

牛のように世の中に貢献できるそんな会社を作らなければならないという想いを込めました

 

牛は牛乳を出し、田畑を耕し、人や荷物を運び、牛革を提供し、肉として動物蛋白を摂らせてくれるなど、様々に人様の役に立ちます。そんな牛のようでありたいと、この社名を付けられたのだとか。

 

牛のように世の中に必要とされなければ私たちの会社も存続する必要がありません

 

慢心せずに常にお客様の要望に応えられるよう改革を重ねる。それができないなら会社は存続しなくていい。そういう覚悟が書かれていました。

 

なるほど。そう聞くと、一度お店へ行って食べてみたくなります。うんちくは、やはりこうじゃなきゃ。

 

 

 

カシータというレストランをご存知でしょうか?

 

「おもてなし」「ホスピタリティ」という言葉を耳にすると、このカシータを思い出します。

 

東京の青山などに店を出すイタリア料理店ですが、ただ美味しいものを提供するというレストランではありません。

 

そんなうんちくも、後で語ってみたいと思います。

 

 

 

カシータの野菜カレーということですね。

 

最近はベジタリアンの方も多いので、需要があるのでしょう。

 

 

見るからに、ジャガイモや人参がゴロゴロ入っています。この他に、ナスやエジプト豆も入っていました。

 

ピリッと辛さが利いて、とても美味しいカレーです。さすが評判のイラリアんレストランだけあって、レトルトでも手抜きはありません。

 

 

しかし、イタリアンレストランのカレーというだけなら、どこでもあるでしょう。では、なぜカシータなのか? そのうんちくが重要になります。

 

箱の裏には、総料理長のプロフィールが書かれています。そしてその下に、レストランの紹介がありました。

 

2001年東京・六本木に誕生した小さなレストラン”カシータ(Casita)”。カシータとは「温かくて小さな家」という意味を持ち、「胃袋だけではなくて、心も満たすレストランを作ってみたい」という創業者 高橋滋の想いが込められています。心地よいサービス、美味しい料理が口コミで広がり、青山・表参道に移転した現在は、予約が取りにくい中、全国から飛行機に乗ってわざわざ食べに来る人が絶えない、イタリアンレストランです。

 

アマン・リゾートをモデルにした「おもてなし」を極めたレストランなのです。私は高橋氏の本を読んで感動し、ぜひ一度行ってみたいと思い、友人に予約してもらって行ったことがあります。

 

寒い夜でしたが、タクシーから降りると、すぐに男性が近寄ってきて、「どちらへ行かれますか?」と尋ねてきました。いったい誰?どこの人?そう思いながら「カシータへ」と言うと、「いらっしゃいませ。どうぞこちらへ。」と案内してくれました。

 

自分のお店に来た人でないとしても声をかけて案内する。そういうことをしてたのですね。

 

美味しい料理と、すてきなサービスを堪能した後、レストランを出ようとすると、入り口のエレベーターまで見送ってくれます。エレベーターの扉が閉まるまで、深々とお辞儀をして。

 

エレベーターの中で、友人と話しました。「いいレストランだね。今日は楽しかった。」そんな短い会話の後、地上階に到着して扉が開いたとき、私たちは目を丸くして驚いたのです。

 

そこには、さっき見送ってくれたスタッフの方が、お辞儀をしたまま立っていたました。

 

「えっ、ここは地上階じゃないの?」そう疑いたくなるほど。

 

おそらく、エレベーターの扉が閉まった後、そのスタッフの方は全速力で階段を駆け下りたのでしょう。そんな素振りすら見せずに、お辞儀をして待っていた。

 

いったい何のために? お客様を驚かせるため。お客様に驚いて、喜んでもらうため。ただそのためだけに、全速力で駆け下りたのです。

 

カシータのカレーは、カレーそのものとしては普通です。もちろん高級レストランの美味しさがありますけどね。

 

しかし、「カシータ」という言葉には、そういった感動が一緒に詰まっているのです。