彼の声
真南、ブルックリンブリッジまでは少し地下鉄で迷ったものの、
なんとか無事に到着する事が出来た。
寒い!
そんな中、この橋をホットティーなんて飲みながら歩いてるのも格好イイんじゃない♪なんて、これも初めて、デリで1人でホットティーを頼んでみる事に。
なんとか、伝わったみたいで、とってもアツアツのミルクティーを手にする事が出来た。
私は、それをふぅふぅしながら歩き出す。
途中で写真を何枚か撮りながら。
ちょうど、真ん中くらいまで歩いて折り返してきた。
折り返し途中で、彼の事を思い出す。
「電話してみようかな・・・」
番号だって当たり前だけど、アメリカ携帯ナンバー。
日本みたいに、「090」だの「080」で始まらない。
本当にこれで繋がるのか・・・?
心臓ばくばくしながら耳にあてる。
「purururururururururu・・・」
ちょっとショボ目?なコール音。
・・・「hello?」
でたっ!!!!