故郷への帰還を果たしたカバ太郎でございます。パクパク

(というと横須賀か横浜で?)

昨日札幌と書いただろうが。パクパク

(住み始めてまだ2年足らずなんですが)

かっかっか!

確かに生まれは横須賀、育ちは横浜だが。

そういう意味での故郷というのとは違うのだよ。パクパク

 

東京でバリバリ働いていたが引退後は故郷の北海道に帰ろうと決めていて実際帰って来た人に言われたことがあるのだが、「東京や神奈川の人には故郷(ふるさと)という感覚自体がないのではないか」と。

実は私も昔からそれを感じていたのだが、やっぱりそういうことなんだろうな。

横浜にはある程度愛着はあるが、別にまたそこに戻ろうとか懐かしく思うとかの意識はない。

 

だがそういうのとはまた別の意味での故郷というものがある場合もあるのだよ。パクパク

(それが札幌なので?)

正確には札幌なのか別の地域なのかはわかりませんが、恐らく北海道なのだと思います。パクパク

遠い遠い昔、カバさんのルーツが始まったのは北海道ではなかったかと。

つまりは遠い先祖ですな。

(まだアイヌの末裔とか言ってるのか)

ええ、最近それにロシアも入ってるのではないかという話になってきてまして。

(その平たい顔で?)

えーと...だから本人も言われた時は驚いたんですが。

あ、自分にはアイヌの血が入っているのではないかと思う、と話したら「ロシアじゃないの?」と言われたんです。

(その平たい顔で?)

えーと...だからそれは何百年、いやもしかしたら千年以上もの間に大和顔になっていったのではと。

それに、もしアイヌに繋がるとしたらロシアとも繋がる根拠はあるんです。

 

まぁその辺の話はまたにしますが、要するにだから北海道がカバさんの故郷なんです。パクパク

北海道への移住も、私の中の先祖の血が求めてのことだったのではないでしょうか?

そしてだからこそ、ここでの暮らしがこんなにもしっくり!きてるのではと思うんです。パクパク

(ああ、獣は本能的に故郷を知っているというから)

ええ。お蔭さまで。

...誰が獣だ!パクパク

(どうでもいいがさっきから何をパクパク食べてるんだ?)

あ、やっと気づいてくれました?

 

ボストンベイクのバターロールです。パクパク

元は米の飯(メシ)が何より好きだったのが、北海道へ来てからパンが大好きになりまして。パクパク

今では3度の飯よりパンが食べたい。

やはりこれも故郷へ戻って目覚めたロシアの血のなせるワザでしょうか?

(勝手にして)

なんちゃって、単に味の違いでしょう。

北海道のパンは美味しい!

 

中でもお勧めなのがボストンベイクのバターロールです。パクパク

これを初めて食べた時は感激したなぁ。

あれ食べたら他のパンは食べられません。

あ、ボストンベイクというのは北海道にあるパン屋さんでして。

札幌ならあちこちありますが、どうやら北海道にしかないらしいですな。

気の毒な他の地方の皆さん。パクパク

こんな美味しいもの食べられないなんて。パクパク

(...)

 

このバターロールを食べるようになって、調理パンには一切関心がなくなったロシアカバ太郎でございます。

(...)

生地自体をじっくり味わいたい!

それほど美味しいんです。

やっぱり北海道産小麦で作ってるのかな?

この味わい。パクパク

しかも無添加!

だから余計美味しいのかも。パクパク

(いつまで食べてる!)

それが悩みの種でして。パクパク

後から後から手が伸びてしまいます。パクパク

 

あ、同じ生地にレーズンを入れたレーズンバターロールも絶品でして。

クリームパンもチョココロネも美味しいです。

あとゴマスプレッドも程よい甘さとゴマの風味が何とも言えず。パクパク

どれもこれも生地の味わいと無添加クリームの味わいが絶妙にマッチ!

なのに...

 

これを話しても道産子の皆さんは...

「あ、そう」「ふーん」「そう?」「あれが?」。

...どうしてこう感動が少ないんだ。

しょうがないか。

生まれた時からこういうの食べてたらそれが当たり前でも。

逆に東京とか出た時食べもののまずさに「うぉぉぉぉ!」とネガティブな感動してたりして。

(...)

 

かくいう私もこちらでの暮らしが当たり前になってきていたものだから...

昨日えらい目に遭った。

(どこで~?)

え?えーと...

物凄く変なとこ!

(変なとこって~?)

ここ日本で変な所と言えば...

(言えば?)

東京しかないでしょう。

「...」(←東京の皆さん)

(やっぱりまた東京へ行ったのか...)

2度と行くか!

いや行かなければならないこともあるだろうが。

なるべく行きたくない。

 

しかしよくあんなとこに住んでられたな、我ながら。

コンサートに関しては札幌で悲しく情けない思いをすることも多いが...

そしてやはり代償は大きかったと嘆くことも多いが。

2度と...ぜってー...住みたくねぇ、ああいうとこには。

(...)

というよりあれ人間の住むとこか?

(そこまで言うか?)

そこまで言いたくなるぐらい、非人間的な環境だ。

 

後から後から人が湧いて出て、掃いて捨てたくなるぐらいだし。

(...)

うじゃうじゃと鬱陶しいことこの上ない。

何処行ってもごちゃごちゃしていて「散れー!」と怒鳴りたくなるよ、あれじゃ。

(...)

街はごみごみしていて汚らしいし。

(あの...)

 

おまけに何なの?あの異常な湿度。

気温は思ったほどでなくて肌寒いくらいかと思ったのに。

ちょっと歩いてるだけでじとーっと汗ばんでくるあの気持ちの悪さ!

不快指数200%!うげーっ

 

どうしてあんなとこに住みたがるかなぁ?

ある意味物凄く苛酷で残酷ですらある。

住んでる人達は恐らくそれすら気付かずにいるのだろうけど。

うっうっうっ、可哀想...

あんな非人間的な環境で。うっうっうっ

か、可哀想...!!

(...)

 

おまけに目が痒い。

何なんだ、この痒みは―!!

(花粉症だろう)

お...恐れていたことが...

鼻水はあまり出なかったし、何とか乗り切ったかと思っていたが...

い、一緒に連れ帰ってしまったのか、花粉を?

航空券もチケットも抑えてしまってから東京は花粉の時期だと気付いて慌てたものだが。

(何のチケット~?)

コンサートに決まってるでしょうが。

 

行って後悔したが。

(そんなに酷かったので?)

いんや、別に酷くはなかった。

全然酷くはなかったぞ。

アンコールは良かったし。

だが...

貧しいお財布はたいて弱った体に鞭打ってあんな非人間的・苛酷な環境の場所へ行ってまで聴いたのがあの程度の演奏では...

元が取れないんだよ!全然!!

東京に住んでいてのことなら、「チケットがちょっと高かったけど、しょうもないわねー」程度で済むかもしれない。

だが我が故郷北海道からわざわざあんな非人間的・苛酷な環境に出向いてまで聴く価値はない!

 

あの程度のもの聴きたくて無理して東京まで行ったわけじゃ...ないんだよ~、王子様~。

(やっぱりアルミンクさんかい)

迷ったんだけどね。

でもこれは私の判断ミスでしょう。

判断ミスを招く要因もあったんですが。

 

一つ教訓を得ました。

アルミンクさんの場合代役での指揮の場合は、遠方までわざわざ出向いてまで聴く必要はない。

これです。

(また代役かい)

代役と言っても今回かなり時間があったので何とかなると思ったんだけどね。

ただあの人代役向きじゃないよ、根本的に。

まぁその辺は演奏のこと書く時にもう少し具体的に書くけど。

 

そもそもN響ってアルミンクさんのこと都合のいい代役要員とでも考えてないか?

迎えるなら迎えるできちんと迎えなさいよ、失礼な。

それで本気で向かい合ってみろというのだ。

それができる実力があるのなら、の話だが。

(...)

 

昨日の演奏、悪くはなかった。

だがあの程度を期待していたわけではない。

アルミンクさんが物凄い指揮をした時の、こちらの期待を優に上回る、いや土台期待すること自体が不可能なほどの演奏。

それを期待して...無理をしてでも行く気になったのだ!

(期待を上回るものを期待って、凄く難しい期待の仕方だな)

...上げ足を取るな。

 

おまけに行きも帰りも波瀾万丈。

どうしてアルミンク行きは毎度毎度こうトラブル続きなんだ...ぐったり...

ただでさえ苛酷な旅路が。ぐーったり...

(それではボストンベイクのパンをどうぞ)

わーい♪パクパク

(↑お手軽カバ太郎)