今日こそは残り2度のコンサートと昨年のコンサート総括をしようと思ってたんですが...

新聞を見て気が変わりました。

 

ま、松平康隆氏の訃報が...

遂に...逝ってしまったとは...

というか、年末最終日に逝かれたんですね。

切りの良さも何かあの人らしいというか。

はっきりした人だったから。

あのはっきりし過ぎる位はっきりしたもの言いは爽快だったな。

(おまえもはっきりしてるぞ)

うーん...そういう点は似た者同士で親しみを感じるのかな?

 

バレー界におけるその功罪はともあれやはり感慨深いものを感じます。

実際改めてその監督時代の指導ぶりとか読んだら、やはり功の方が圧倒的な人だったな...と。

なるほど五輪で金メダルとったのも頷ける。

やはり...巨星だったなー。うううっ...

(↑再びバレーモード上昇中)

 

氏が指導していた頃の理を伴う凄まじいトレーニングを知ると...

そうして現在のチーム事情を見ると...

やっぱり今の全日本が再び五輪で金メダルとるなんて夢でしかないよなーとさえ言いたくなる位の...感慨に浸っております...うううっ...

(もしかしてまた...苦言 ?)

おう、書くぜ!

幾らでも書きたくなるのだ!今のチームには!

 

今や五輪に出るのさえ危ういという状況だが、今のチームが質の点で当時を上回る練習をしているとは思えないのだ。

この間の大会(ワールドカップ)を見る限り。

精度は低いわ、ザルだらけだわで。

どれだけきつい練習してんのか知らんが。

根性論だけじゃダメなのよ、根性論だけじゃ。

効率的な質の高い、意味のある練習をしないと。

(見てるだけの奴がそこまで言っていいのか?)

だって強くなって欲しいもーん。

 

いい試合、競った試合をするのと勝つのとは根本的に違う。

何か、今のままだと永遠にたまにしか勝てない状態が続くような気がしてしょうがないのだ。

監督や選手のインタビューとか聞いてもまるで危機感が感じられなかったし。

 

でも微かな希望も見えたんだんな、今日の記事読んで。

松平氏がまだコーチだった1961年、全日本男子は欧州遠征で2勝21敗だったそうな。

つまり今と変わらなかったわけよ。

(おい...)

それが3年後の東京オリンピックで銅メダル。

凄い駆け上がり方だと思わない?

 

それでも当時の常勝軍団「東洋の魔女」の陰に隠れて男子チームの屈辱が続いたそうで。辛いよなー。

そういう意味では今より屈辱だったんじゃないの?

今よりはずっと実績あったんだから。

(...何か、一々イヤミったらしいんだけど)

だってイヤミだもん。

(...)

 

次のメキシコ五輪で銀とったのに、女子チーム関係者(選手?)から酷い侮辱を受けたとかで松平氏が猛抗議したというエピソードも何処かで聞いたことがある。

五輪で銀なのによ!銀!

今なんか出られるかどうかだというのに。

(だから何故一々イヤミを...)

発奮してもらいたいんだよ!今のチームにはもっと!

 

それにしても...

当時の3枚看板、大古、横田、森田は190cmを超える大型だったとは...!

当時の日本選手でこの高さって、欧米にも引けを取らなかったんじゃないの?

しかもその3人が揃いも揃って世界に名だたる選手だったわけだから...

うーん...強い筈だ。

 

今のチームの看板というと...

えーと...(←イヤミったらしく考え込む)

ゴリ君とお札先生になるのかな...?

これに石島も加えてもゴリ君が192(3?)cm、おイモ先生が

(一々呼び名を変えるな!紛らわしい)

189cm、石島のおっさんが196cm。

「おまえにおっさん呼ばわりされる覚えはない」(←石島君)

この3人の平均と40年近く前(ミュンヘン五輪当時)の3枚看板の平均身長が同じかへたしたら今の方が当時より低いって...

外国選手はどんどん伸びてるのに。

やっぱり日本人て発育不良気味なのかな?

いや今だって一般人から見たら十分でかいけど。

お札先生は驚異的な跳躍力で低さを補って余りあるから身長だけでは測れないし。

 

なんて高さだけのことではなく、この3人が看板と言えるとしてもそれは日本でだけのことで世界に名だたるとは到底言えないしなー。

40年経った今でもバレーをよく知らない人でさえ大古、横田、森田の名を知っている人は結構いるのと違うかな?

つまり選手としての重みが違い過ぎるというか、全然足元にも及ばないというか...

往年の3人が3枚看板なら今の3人は3枚おろし...うーむ...

(本人達が読んだらどうするんだろう?)

まっさかー。

別に構わないし。

怒れ怒れ。

少しは発奮してもらわにゃ。

(...)

やーい、3枚おろし!

(↑調子に乗って挑発している)

 

それで松平氏の指導ですけどね。

大の大男が泣くほどの凄まじい練習だったらしいんですな。

それもどういう練習でどういうことを鍛えようという理論的な考えを基に。

つまり単なる根性論でのしごきではなかったわけですよ。

例えばフライングレシーブの習得の為にあごの骨を折るほどの練習をさせたとか。

いや別に今の選手にあごの骨を折れとは言ってないですよ。

今折ったら世界最終予選に間に合わないかも知れないし。

(間に合えば折ってもいいのか...)

 

でもフライングレシーブといえば...

実はワールドカップで物凄く気になったことがある...

ワンタッチのボールを真剣に追いかけるでなし、床に落ちる頃になって形ばかりの跳び込みをする場面を何度も見た。

...やる気あんのか?

それとも反射神経鈍いのか?

と言いたくなるような場面が何度もあったのだ。

何であんなずれたタイミングで形だけ跳び込むのよ、中途半端に?

何の意味があるの、あれ?

 

だから!

真剣に拾って拾って拾いまくれー!と言いたくなるわけよ。

やっぱり今の若造って落ちるボールを拾うより女の子受けする攻撃だけ練習してるのかなぁ?

バレーの場合は特にそういう環境みたいだからなー、今は。

そしてそういう環境にしてしまった少なくとも一因は松平氏の売り込み方にもあるのだ。

この辺が彼の人のバレー界への負の遺産ね。

 

それでもやっぱり功の方が大きい。

氏は何と!「バレーの技術だけ磨いても世界1にはなれない」と選手に外国語や対戦国の文化・歴史まで学ばせたそうな...!

特に強敵ソ連(現ロシア)戦では相手にプレッシャーをかける為にコートでロシア語を使わせたとか...!

何と徹底した指導法だろう!

 

なるほど、単に身体能力だけでなく、精神力も鍛えられたわけだ。

理論的に。

具体的にここまでやれば土壇場でも肝も座るだろう。

それだけの特訓をしたからこそなのだ。

今のチームは精神的に少しひ弱な気がしないでもないが、根性だけで何とかなるものでもないのだろう。

松平氏はその土台をしっかりと作ってやったのだ。

何という師か...うううっ...

まぁ負けず嫌いの氏だったから、あれだけ屈辱味わったら何としても金を取ろうと思っただろうし、要するに自分の為でもあったわけだが。

 

しかし精神的にもこれだけ鍛えられたんだから知性においてもそれなりだったんだろうなー、当時の選手たちは。

だからこそ日本独自の攻撃法を次々と編み出せたわけだ。

時間差攻撃でしょ、1人時間差でしょ、Bクイックでしょ。

それからバックアタックもだって。

(この前時間差以外は○○とか言ってなかったか?)

うっさいな。

覚えてなかったんだからしょうがないだろうが。

 

それにしても凄いなー。

今世界中で当たり前のこうした攻撃法も日本が初めてやった頃はそりゃ相手は戸惑ったろう。

バックアタックまで日本発というのも驚いた。

高さを要する攻撃だから。

昔ポーランドに「バックアタックの」という形容詞の付いたバックアタックのスペシャリストがいたから欧米発かと思ってた。

確かヴォイドヴィッチとかいったかな?

 

凄まじいほどの練習と、土台に裏打ちされた精神力と...

世界初の様々な攻撃法...

強かった筈だ。

そこまでしてやっと...金メダルに辿り着いたんだ...

 

攻撃力に偏ったザルだらけの今のチームにそれを期待する方が無理な気がする。

反射神経は鈍いし。

(...)

あれ鈍いなんてもんじゃないな、もし本当に反射神経の問題だとしたら。

野球じゃあるまいし、あれだけ高い身体能力を要する競技でそんな筈もないと思うのだが。

(何かまた一言多いぞ)

信号で鍛えろよ。

(...)

 

しかも攻撃だって他国と同じことをしてるだけで新たな攻撃法なんて考え出せそうもないしなー、筋肉バカの集まりでは。

(↑再び棘のある言葉登場)

というより、そんなこと考えるヒマあったらザルの穴埋めろよというレベルだからなー、今は。


松平氏の訃報に接して大古氏が「バレーバカになるなという言葉が1番印象に残っている。世界1になるなら、それに相応しい人間にならないといけないと言われた」と語ったそうな。

 

私は...別にバレーバカでもいいと思う。

一つのことをとことん極めることがどんなに素晴らしいことか。

私自身はどちらかといえば何でもある程度はできる方の部類に入るが、結局そんなのどれも大成しない器用貧乏でしかない。

今度生まれてくるとしたらこんな生き方はしたくない。

別に積極的に死にたいとは思わないがいつ死んでも別に構わないと思うのは、そのせいでもある。

 

だから...バカが付くほど1つのことを極めるような生き方は素晴らしい思う。

筋肉バカは別だけど。

(↑一々棘を忘れない)

ここで言う「バカ」って頭がいい悪いじゃないんだよね、勿論。

例え他のことはなーんにも知らなくても、その道では誰より深い思考を持ってる。

私はバカが嫌いだが、「○○バカ」と私が嫌いなバカとは全く違う。

あ、筋肉バカは別ね。

(...)

松平氏自身、最高の「バレーバカ」だったんじゃないかな?

 

その一方で上のように言った意味もわかる。

本当に最初から世界の頂点を目指していたんだよね、選手も監督も。

揺るぎなく。

その為の「人間作り」だったんだ...

 

何か書けば書くほど今の展望がしぼんでくるなぁ...

高さに開きのある分、今の方がもっと緻密で隙のない強靭な、日本独自のバレーをしないとならないのに。

松平時代は恐らく全員がユータ君をも凌ぐオールラウンダーだったんだ、精神面も含めて。

 

今の選手達だって、バレーバカになる素質は十分だと思うんだけど。

その前に筋肉バカに陥ってる...

(いつまで棘を刺す)

選手の自覚を促したいのだ。

 

でも大古だって横田だって森田だって最初から偉大な選手だったわけではないだろう。

偉大な指導者によってそこまで引き上げられたのだ。

なのに今のユータ君や3枚おろしには...

(3枚おろしが定着してしまった...)

松本君や山本君や宇佐美氏だって...

(何故宇佐美氏だけ氏...?)

いやあのおっさん風の落ち着きと風格を見るとこれが的確かと。

さすが最も知性を要するセッターだけのことはある。

阿部君は別におっさんじみてはいないが。

そんなことはどうでもいい!

 

松平氏が今監督だったら...

無理とわかっていてもそう思ってしまうのだ。

せめてその残した遺産をもっと消化して欲しい。

 

ご冥福をお祈りします。カバ子より

 

 

あ、今日の内容、松平氏の指導法とかエピソードとかはかなり新聞記事に負ってます。

東京新聞さん、ありがとー。

だからって「無残な敗戦」を許したわけじゃねーぜ。

(3枚おろしとか書いてる奴にそんなこと言えるのか?)

やーい、3枚おろし!

悔しかったら正真正銘の看板になってみろー。

(どうでも殺されたいらしい...)