「相手軸な人」⑰「ガンバっているね」と言われる喜び | 「繁盛店は本気で相手の立場に立っている」相手軸コンサルタント:松下雅憲のブログ

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「相手の立場」に立つのは当たり前。繁盛店は「本気で相手の立場」に立っています。では「本気で相手の立場に立つ」にはどうすれば良いのか?ブログではそこんところをもっと詳しく、ほぼ毎日書いております。どうぞ、宜しくお願い致します。





「ガンバっておられますね!拍手!」

55歳の誕生日を迎えました。皆さま、たくさんのお祝いのメッセージを、ありがとうございました。
こんなにもたくさんの方にお祝いメッセージを頂けるなんて、なんて幸せなんだ!と、ひとりひとりにお返事を書きながら天にも登る気持ちで誕生日を過ごさせて頂きました。本当にありがとうございました。

そんな中で、昔お世話になった、ある先輩からのひと言が、「あ、この言い方良いな~」と思ったので、今日のテーマに致しました。
(ちなみに・・先輩の言葉は「顔晴って」ではなく「頑張って」だったので、このブログでは「ガンバって」にさせて頂きます)

「ガンバっていますね」というのは、
「ガンバっていますか?」でもなく「ガンバれ~」でもありません。
「ガンバっていますね」なんです。

「ガンバっていますか?」は、疑問、質問です。相手のガンバりは見てはいません。
「ガンバれ~」は、応援です。嬉しいですが、もっとガンバらねば!!とプレッシャーも掛かります。
「ガンバっていますね!」は、承認です。
ガンバっているのを観てくれて、認めてくれています。これはもっと嬉しい!

私もこの言葉を掛けたお陰で、部下からとても喜んでもらえた経験があります。
前職の時です。
ある地域を担当しているマネジャーがいました。彼女は、その地域を担当して以来ずっと苦労していました。
私は、マネジャーの営業成績をまとめて分析する立場にいたので、彼女の担当地域の難しさや過去の経緯をよく知っていました。なので、担当し始めた頃、その地域の成績が低迷しているときは、かなり苦労しているんだなと思っていました。
その後、彼女が担当して半年目くらいから、その地域の成績がぐぐっと上がってきたのです。

そんな時に、本社に久々に現れた彼女に、とっさにかけた言葉が「ガンバっていますね」だったのです。
私は彼女の顔が、ぱあああっと明るくなったのを今でも鮮明に覚えています。

本社にいると、現場で苦労しているマネジャーの様子はなかなかわかりません。
でも、激励はしたいのです。
だから、本社にいる人達は、悪気は無く「ガンバレ~」「ガンバっているか?」と声を掛けます。
応援の気持ちなのです。悪気なんてこれっぽっちも無いのです。
私も現場を担当しているときによく言って頂きました。励まされました。ありがたかったです。

でも、これは「承認」の言葉ではありません。
承認は、観ていないと出来ない、観ていないで言うと真実味が薄くなるデリケートな行為です。
現場で苦労している人達は、叱咤激励も嬉しいのですが、苦労を認めてもらうこと、努力を認めてもらえることが一番嬉しいのです。だから、彼らの苦労や努力をその結果である数字を含めて理解し、「ガンバっていますね」と声を掛けて欲しいのです。

本社や上司の方には特に!です。
そうすることで、「観ていてくれている!」「自分は一人では無い」そう言う気持ちが湧いてきます。
「観ていてくれている人」からの叱咤激励は、更に大きな励み、大きなエネルギーになります。

「承認」の力は本当に素晴らしいパワーがあります。
新しい年度になり、彼らの顔を見たら、是非とも声を掛けて上げて下さい。

「○○さん、ガンバっていますね!」



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