「相手軸思考発見」⑯自分勝手な自分に気がつく | 「繁盛店は本気で相手の立場に立っている」相手軸コンサルタント:松下雅憲のブログ

「繁盛店は本気で相手の立場に立っている」相手軸コンサルタント:松下雅憲のブログ

「相手の立場」に立つのは当たり前。繁盛店は「本気で相手の立場」に立っています。では「本気で相手の立場に立つ」にはどうすれば良いのか?ブログではそこんところをもっと詳しく、ほぼ毎日書いております。どうぞ、宜しくお願い致します。




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「誰も代わってくれないんです。」


彼は、泣きそうな顔をして、助けを求めて来たそうです。

しかし、店長は言いました。

「あなたにとって、友人と野球をする事は大切かも知れないけれど、他のバイトから
したら、単なる遊びなの。あなたは、他のバイトが遊びでキャンセルしたい時に
代わってあげたの?それもしないで、自分の都合の時だけ『代わってくれない』なんて
虫がよすぎるんじゃないの!」

彼は、20歳の大学生アルバイト。

大学に行きながら、友人と作った野球サークルの活動に熱心でした。

彼にとっては、1大学、2野球、3バイトでした。


その日の翌日は日曜日。彼は、急に野球の試合が入り、バイトを代わってくれる仲間を探していました。

しかし、誰も代わってくれない。

このままでは試合に行けない。

代わりを立てないバイトのキャンセルは厳禁です。


いつもは誰かが代わってくれるのに、今回は全員が口をそれてダメだと言います。

店長が言う様に、彼は他のバイトが代わって欲しい時には、大学があるから、野球があるからと

代わって上げていません。

でも、彼が野球の時は、今までは誰が代わってあげていたのです。

まあ、しゃあないな~と言う感じでです。

でも、とうとう、みんな怒ったのです。

あまりにも勝手でしょ!


彼は、自分が中心でした。

野球仲間も、バイト仲間も自分の都合になんとか合わしてくれていました。

彼にとっては、両方とも大切です。

でも、その大切さを維持する為に、彼は自己犠牲はせずに甘えだけでしのいで来たのです。


彼は、何度も何度も全員に順に電話でお願いをしました。

同じ人に3回も電話しました。

結局、とうとう最後に、一人のバイト仲間が、代わってくれました。

彼は、ようやく気がつきました。

大学も、野球も、バイトも全部両立させたい。

仲間を大切にしたい。

その為には、自分のことだけを考えていてはダメなんだ。


さすがは現代っ子、ころびましたが、ただでは起き上がりません。

その後、彼は、SNSを使って、バイトのスケジュール確保の仕組みを作ったのです。

不足部分やキャンセル希望の情報を全部公開して、その空白スケジュールを

埋められる人が自主的に手を挙げられる様にしたのです。


もちろん、この仕組み、ルールを動かす為に必要な事を彼はわかっていました。

それは、自分が率先垂範する、と言うことです。

それから彼は、人が変わった様に相手軸に立つひとになりました。

自分の空き時間をフルに活用し、それを人の為に使い、自分自身のしたいことも出来るような環境を、

いえ、人間関係を構築して行ったのです。

おかげで、お店の方も、不足ラインが埋まるようになり、店長の負担がぐっと減ったのです。


最初は、自分本位の20歳の大学生に、社会生活で大切な「相手軸思考」を身につけさせるのは難しいかな、と店長は思っていました。

しかし、彼は自分でそれに気づき、さらにもっと高いレベルに到達したのです。


あなたの前にいる、ちょっと自分勝手な「おこちゃま」にも是非チャンスを上げて下さい。

あなたは、キッカケ作りをしてあげる、それだけで良いのです。

彼は、きっと、大きく成長するためのチャレンジをする事でしょう。



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