前編を、アップしてから
ずいぶん時間が経ってしまいました。
ごめんなさい

台本を読まないのが
不思議な感じです。

さて、
前編に続き
もう一つ書いておきたいこと。

それは
劇場はとてもバリアだらけ
だったということです

芝居のことだけ考えたいのに、
なかなかそうはいきませんでした。

着替えや、小道具の用意、
10分ぐらいしかない休憩

わたしは
たくさんの、本当にたくさんの
助けを借りなければなりませんでした。

時間をかければ、一人でできることも、
公演中はそうもいきませんショボーン

ウェディングドレス(衣装)の脱ぎ着だったり。
力が入ってちっともいうことをきかない足
に靴の脱ぎ履きだったり。
使わなくなった小道具を楽屋に運んだり
車椅子で舞台袖に待機するときの
微妙な操作だったり

普段は、あんまり介助してもらう
ことがないだけに

リハーサルのとき、
その不便さと自分の出来なささに
落ち込んで、とても苦しみました。

みんなに
「ごめんね。ありがとう。お願いします」
何度言ったか
何度泣いたかわかりません。

でも

この公演は、
誰のためにやるのだろう
なんのためにやるのだろう。

と考えたとき

「そうや。きてくれはるお客さんに
観ていただく、喜んでいただくため」

 みんなと同じように動けることや、
一人で身の回りのことができること…
それが大事なわけじゃない。

試行錯誤しながら
毎日稽古してきたみんなと
舞台に立つこと。

今一番大事なのは
これ、だけ。

そう思えたとき
「人に頼ること」
を受け入れることができました。


楽屋は二階
ステージは一階

楽屋と舞台裏を繋ぐのはハシゴ。

開場中の30分間

わたしは一人で舞台袖で待機だな……
楽屋には居れへん。

そう思って
開場中の30分間
ひとりぼっちの待機を覚悟していたら
婚約者役のお二人が、
毎回、交代で一緒にいてくれました。

それも、お二人とも
さらりと普通に。

これには本当に
その心遣いに胸がいっぱいになりました

それに
「これ、持って降りるね!」
「何かとってこようか」
「おんぶしようか」

他のみんなも
常に気にかけてくれました。

エレベーターがなくっても
階段が急でも、
狭くっても
時間がなくっても

みんなの手によって
バリアはなくなるのだと
実感しました。

バリアフルな状態に
悔し泣きしたけれど、
ひとりひとりの思いやりで
心がとてもフリーになりました。

「ありがとう」


一週間たった今
冷静に振り返ることができています。

振り返らずに前だけ見て 
進み続けるのも素敵ですアップ

でも、わたしは、
時々はちゃんと立ち止まって、振り返りながら、この数ヶ月を思い出して
次に向けて、進みたいと思いますビックリマーク

打ち上げでは
メイクが全部取れて、
顔が、パンパンになる程泣きましたあせる
悲惨なお顔ですね……わたし 笑

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今回は
濃い~キャラばかり。
全員の写真がないのが残念です汗

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さぁ
来週は、いよいよ……ドキドキお楽しみに。




愛澤咲月 あいざわさつき