以下、議事録検索より。検索用語は「慰安婦」


[平成20年第 1回定例会03月03日-03号 ]

△議題

───── 日程第5 ─────
    …………………………………………
請願第16号 宝塚市市民福祉金条例の一部を改正する等の条例に反対する請願
請願第17号 自主共済制度の保険業法適用見直しを求める請願
請願第18号 売布・中山・米谷地域に交番の早期設置(復活)に関する請願
請願第19号 日本軍「慰安婦」問題に対して、宝塚市議会が政府に誠実な対応を求める請願
請願第20号 宝塚市市民福祉金の削減、廃止の撤回を求める請願
請願第21号 宝塚第三コーポラス区分所有者への固定資産税還付についての請願
    …………………………………………


○発言者:小山哲史 議長  

「次に、請願第19号を北野議員にお願いします。
 19番北野議員。」



◆発言者:19番(北野聡子議員)

「請願第19号日本軍「慰安婦」問題に対して、宝塚市議会が政府に誠実な対応を求める請願につきまして、紹介議員を代表いたしまして趣旨説明を行います。
 請願者は、宝塚市御殿山1-83-1、日本軍「慰安婦」問題に対して、政府の誠実な対応を求める請願を実現する会、木下達雄さん外署名967筆です。
 2007年7月、アメリカ下院議会は、日本軍が女性を強制的に性奴隷にしたことを公式に認め、謝罪するよう日本政府に求める決議を全会一致で採択しました。しかし、当時の安倍首相は、この決議採択を「残念なことだ」と表しました。これは1993年の河野官房長官談話と矛盾する態度です。
 日本政府に謝罪と賠償、歴史教育などを求める決議案は、アメリカに続いてオランダとカナダ、ヨーロッパ議会でも採択されました。日本政府が日本軍慰安婦の被害に遭った女性たちに対して、いまだに公式に謝罪もせず、補償もせず、真相究明しないことに対して、世界各国で批判の声が高まっているのです。
 宝塚市議会は、日本政府に対して以下の4点を早期に実現するよう意見書を提出してください。
 1、日本軍慰安婦被害者に対して公式に謝罪し、被害者の尊厳回復に努めること。
 2、日本軍慰安婦に対して、国家として補償すること。
 3、日本軍慰安婦問題の真相究明をすること。
 4、日本軍慰安婦問題を歴史教科書に記述すること。
 以上、しかるべき委員会に付託の上、慎重審議の上、全会一致で採択されますようお願いいたしまして、私の趣旨説明とさせていただきます。」



[平成20年第 1回定例会03月25日-04号]

△議題

───── 日程第2 ─────
    ……………………………………………
議案第12号 宝塚市公債条例の一部を改正する条例の制定について
議案第13号 宝塚市公共施設等整備基金条例の一部を改正する条例の制定について
議案第14号 職員の勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第15号 宝塚市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第36号 兵庫県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の増減及び兵庫県市町村職員退職手当組合規約の変更に関する協議について
議案第47号 平成19年度宝塚市一般会計補正予算(第6号)
議案第48号 平成19年度宝塚市特別会計国民健康保険事業費補正予算(第5号)
議案第49号 平成19年度宝塚市特別会計国民健康保険診療施設費補正予算(第3号)
議案第50号 平成19年度宝塚市特別会計老人保健医療事業費補正予算(第3号)
議案第51号 平成19年度宝塚市特別会計介護保険事業費補正予算(第4号)
請願第19号 日本軍「慰安婦」問題に対して、宝塚市議会が政府に誠実な対応を求める請願
請願第21号 宝塚第三コーポラス区分所有者への固定資産税還付についての請願
         (総務常任委員会付託)
    ……………………………………………

○発言者:小山哲史 議長 

「本件については、さきに総務常任委員会に付託して、審査が終わっておりますので、委員長の報告を求めます。
 16番菊川総務常任委員会委員長。」


◎発言者:16番(菊川美善議員)

「おはようございます。それでは総務常任委員会の委員長報告を行います。(中略)

 次に、請願第19号日本軍「慰安婦」問題に対して、宝塚市議会が政府に誠実な対応を求める請願についてであります。
 本請願は、宝塚市議会において、日本政府に対して日本軍「慰安婦」問題へ誠実に対応することを求めるものです。
 1993年の河野洋平官房長官の談話の解釈について請願紹介議員に確認したところ、政府が慰安婦の問題を政府として認識したという点では評価できるが、まだ政府として被害者への謝罪まで至っていないと解釈しているとのことです。
 これに対し、この河野洋平官房長官の談話以外、政府の正式コメントは出されておらず、政府は調査を行っても、その後、具体的な動きはない。請願項目の直接採択は困難だが請願趣旨は重く受けとめるべきとの意見が出されました。」


○発言者:小山哲史 議長 

「以上で質疑を終結いたします。
 ただいまから委員長報告及び修正案についての討論に入ります。
 討論はありませんか。
 3番梶川議員。」


◆発言者:3番(梶川みさお議員)

社会民主党の梶川みさおでございます。社民党議員団を代表して、議案第15号については、修正案に反対、原案に賛成の立場で、それと請願第19号については、趣旨採択に賛成の立場で討論を行います。
 まず先に、請願第19号から、日本軍「慰安婦」問題に対して、宝塚市議会が政府に誠実な対応を求める請願について、趣旨採択に賛成の討論を行います。
 1993年河野官房長官95年の村山首相の謝罪と決意を覆す2006年中学歴史教科書記述削除、そして2007年安倍首相の発言など、日本の不誠実な態度に対し、アメリカやEUを初めとする各国会議決は日本軍「慰安婦」に対する誠実な謝罪と補償を日本政府に求めています。
 私たちは、真摯に世界の声を聞き、心から謝罪の行動をとらなければ、今後も誤った過去を引きずり、次世代に明るい未来を渡すことができません。
 先日、私、西公民館で市民集会に参加をしてまいりました。そのときに、大変ショックな話を聞かせていただきました。慰安婦となられた女性の実態報告ですが、朝に20名、昼20名、夜20名、1日に60名の日本軍兵士からレイプを受けて、この女性は夜には足が開いたままで自分の力で閉じられない、こういった、私は本当にショッキングな報告を聞きました。
 この中には人権も、人間の尊厳も、全く踏みにじられた許しがたい行為であります。私はこのことを踏まえて、まずは宝塚の市議会から政府に声を上げ、他の自治体、議会に対しても賛同されることを願って、この請願の趣旨に賛成するものであります。
 皆さん全員の可決で承認をお願いいたします。(後略)」


○発言者:小山哲史 議長 

「(前略)

  次に、請願第19号日本軍「慰安婦」問題に対して、宝塚市議会が政府に誠実な対応を求める請願についてを採決します。
 本件に対する委員長の報告は、趣旨採択することが適当とするものです。
 本件は、委員長の報告のとおり趣旨採択することに賛成する議員の起立を求めます。」

    (賛成者起立)


○発言者:小山哲史 議長 

「起立多数です。
 したがって、本件は趣旨採択することに決定しました。(後略)」




[平成20年第 1回定例会03月26日-05号 ]
△議題

───── 日程第4 ─────
    ……………………………………………
意見書案第13号 中小企業底上げ対策の一層強化を求める意見書
意見書案第14号 地デジ放送の受信対策の推進を求める意見書
意見書案第15号 米兵の女子中学生拉致暴行事件に関する意見書
意見書案第16号 障害者自立支援法の改正を求める意見書
意見書案第17号 日本軍「慰安婦」問題に関して、政府の誠実な対応を求める意見書
意見書案第18号 宝塚市売布・中山・米谷地域に交番の早期設置(復活)を求める意見書
    ……………………………………………

○発言者:小山哲史 議長  

「お諮りします。
 本件については、提案理由の説明を省略し、直ちに採決したいと思います。これに異議ありませんか。」

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○発言者:小山哲史 議長  

「異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。
 ただいまから意見書案第13号から意見書案第18号までの以上6件を一括して採決します。
 本件は原案のとおり可決することに異議ありませんか。」

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○発言者:小山哲史 議長  

「異議なしと認めます。したがって、本件は原案のとおり可決することに決定しました。(後略)」




これだけみても、請願紹介議員(北野聡子議員)による河野談話解釈は「政府が慰安婦の問題を政府として認識したという点では評価できるが、まだ政府として被害者への謝罪まで至っていないと解釈」なのに、社会民主党(梶川みさお議員)の趣旨採択の賛成討論では「1993年河野官房長官95年の村山首相の謝罪と決意」と解釈が相反してるのは華麗にスルーですか!?細かいことはもう関係ない!?何が何でも意見書を採択ですか!!


これだけでは判らない部分が多いので総務常任委員会を検索してみます。