機内のトイレに新生児を遺棄した女性客を逮捕

【News Source】
ＣＮＮ Ｊａｐａｎ
配信日時／３月２５日１９：２４
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200903250021.html

ニュージーランドのオークランド国際空港の警察当局者は２５日、南太平洋のサモアから戻った２９歳女性が米ボーイング社製７３７型機（パシフィック・ブルー航空）の手洗い所に生まれたばかりの乳児を遺棄した罪などで逮捕、起訴したと述べた。便器の中に血まみれになったタオルと共に放置されていたという。乳児は障害が残るような深刻な傷は負っていない。
　地元のニュージーランド通信によると、同国で果物キウイを摘んで生計を立てている被告は出産のことを誰にも知らせず、機外に出ていた。機内の清掃員が赤ちゃんを発見、同僚が毛布でくるむなどして保護し、空港の運営当局へ手渡していた。この後、衣服に血痕があり、表情が青ざめていた被告が旅券を忘れて立ち往生しているのを発見し、拘束していた。
　サモア系のニュージーランド国会議員は、結婚せず出産した負い目などを感じ、乳児を捨てたとみられると述べた。
　被告は有罪が確定すれば、最大で禁固７年の刑が言い渡される可能性がある。