種子島発JAC機が片肺飛行、鹿児島に緊急着陸 | Flight Blogger Nippon 2011 0fficial Blog

種子島発JAC機が片肺飛行、鹿児島に緊急着陸

【News Source】
時 事 通 信
配信日時/3月25日20:24
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200903/2009032500970&rel=j&g=soc
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25日午前9時35分頃、種子島発鹿児島行き日本エアコミューター3760便ボンバルディアDHC8‐Q402型機(乗客乗員42人)が離陸後上昇中、左側エンジンオイルの圧力低下を示すライトが点灯した。同機は左側エンジンを停止させ、右側のみで同10時26分、鹿児島空港に緊急着陸した。けが人はなかった。
国土交通省によると、到着後の点検で、エンジンの動力をプロペラの出力に変換するギアボックスの接続部やタービンブレード(動翼)に損傷が確認されたという。運輸安全委員会は同日、事故につながりかねない重大インシデントに当たるとして、調査官2人を鹿児島空港に派遣した。
【関連記事①】
47NEWS・共同通信
配信日時/3月25日
http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009032501001046.html
日本と海外の航空情報を配信!「Flight Blogger's」-PN2009032501001047.jpg鹿児島空港に緊急着陸したボンバルディア機の左エンジン付近を調べる、運輸安全委員会の航空事故調査官ら=25日午後、鹿児島県霧島市

日本エアコミューター(JAC)3760便ボンバルディアDHC8‐Q400が鹿児島空港に緊急着陸した左エンジンのトラブルで、エンジンとプロペラをつなぐシャフトが折れ、ギアボックスの近くに2ヵ所の穴が開いていることが25日、運輸安全委員会の調査で分かった。
着陸直後にJACが内視鏡を使って行った検査でも左エンジンのタービンブレードとギアボックスに損傷が見つかっており、同空港で調査に当たっている航空事故調査官2人は26日、左エンジンを機体から取り外し、さらに詳しく調べる。
3760便は種子島発鹿児島行きで、トラブルは25日午前9時半すぎに発生。飛行中に左エンジンのオイルの圧力低下を示すランプが点灯した。左エンジンを切って右エンジンだけで緊急着陸。乗客乗員計42人にけがはなかった。この機体を使う予定だった後続の6便が欠航し、計約200人に影響が出た。
【関連記事②】
南 日 本 新 聞
配信日時/3月27日AM9:57
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=16021

種子島発鹿児島行きの日本エアコミューター(JAC)のボンバルディア機が左エンジンを損傷し、霧島市溝辺の鹿児島空港に25日緊急着陸したトラブルで、種子島の住民が飛行中の同機を目撃、『爆発音の直後に左エンジン付近に火が見えた』と話していることが26日分かった。国土交通省運輸安全委員会の航空事故調査官は同日、『エンジンに火災の跡は確認していない』とした上で、『破損したブレード(回転翼)の破片は高温で、エンジン外に放出されると火のように見えることは十分あり得る』と話した。
目撃したのは西之表市住吉の会社員日高浩司さん(44)。日高さんによると、25日午前9時半すぎ、近くの志和野集落付近の畑で農作業中、同機が上空を通過した。見上げると左エンジンからバーンという爆発音とともに、白煙が後方に流れ、その中にオレンジ色の火が見えたという。
日高さんは『爆発音は1回。雷みたいな音で驚いた。空港に引き返すかと思ったが、すぐに雲に隠れて見えなくなった』と話した。
同機は同日午前9時33分に種子島空港を離陸。同37分頃、空港の北北西約7キロの上空で、左エンジンの異常を示すランプが点灯した。(終)