こんばんは!カウンセラーの石堂です。


パニック発作ってご存じですか?

体の症状としては、動悸、息切れ、めまいなどがあります。

心の症状としては、空間に圧迫感を感じたり、死の恐怖を感じたりします。

この発作がある程度定期的に起こると、パニック障害と呼ばれます。


私は、パニック発作の経験が1度だけあります。

この経験により、勉強になったことがいろいろあります。


パニック発作やパニック障害でお悩みの方へ。

また、うつ病、統合失調症、自律神経失調症でお悩みの方へ。

心の不調で自信を失っているすべての方へ。


何かのお役に立てるかもしれません。

私が体験したエピソードをご紹介します。


ところどころ、スピリチュアル的な解説を入れています。

現実で起こっていることの裏側を見ていただくためです。

裏側を見ると、現実での対処法も見えてきます。


少々長くなってしまいましたので、2記事に分けてお届けしますね。




私が、セラピスト&ヒーラーとして独立してから2~3年経った頃のお話です。


ある日、私はパソコンで、とあるブログを熱心に読んでいました。

普通の日記ブログです。


なのに、心がとても痛くなりました。

私が勝手に、感情移入して読んでいたんですね。


ダメージを受けているにも関わらず、私はそのブログを読み続けました。


本来なら、一旦離れるべきです。

休憩をとって、また後で読んでもいいわけですから。


でも、その時は、なぜだかそれができなかったんです。


そのブログをきっかけに、私は「嫌な自分」と対面していました。

目をそむけたくなるような自分です。


とんだ勘違いをしたまま、癒し屋として自信を持っていたことが恥ずかしい。

穴があったら入りたい。

いや、自分の存在自体を消し去りたい。


ネガティブな感情が、自分を支配していました。


すると突然、「バチッ」と音がして、それは起こりました。

パニック発作です。


「あれっ、何だろう?」

と思うと同時に、いきなり空間が自分に押し寄せてきました。

黒い天井と黒い壁が、自分に向かってくるのです。


「あれあれ、なんかやばい」


私は、慌てて身をかがめました。

頭を抱えて、周囲の様子を伺います。


動悸がします。

息づかいが荒くなってきます。

呼吸が苦しいです。


このような緊急事態の対処法は、わきまえているつもりです。

でも、自分で自分を落ち着かせるのは、至難の業なんです。


一番やばいと感じたのは、

「自分の居場所がどこにもない」

という感覚です。


横になったり、座ったり、立ったり、うろうろしたり、目を開けたり、目を閉じたり、いろいろやってみるのですが、どうにも落ち着きません。

この感覚、ほんとに辛いです。


「このまま死んでしまうのでは?」

という恐怖を感じるとともに、

「このまま死んでしまいたい」

と思えるほどなんです。



▽ 解説

これをスピリチュアル的に解説しますと、グラウンディング(ground+ing)ができていない状態なんですね。

グラウンディングとは、自分と地球が意識で繋がっていることを言います。

日本語訳すると、「地に足をつけること」です。

グラウンディングできているから、私たちは生きていられると言えるんですね。


グラウンディングできていないということは、意識が地球から離れかけているということです。

もし、完全に離れてしまったら「意識を失う」ことになりますので、とても危険ですよね。


ということで、私は、意識を失うちょっと前の状態を、肉体的に経験していたと言えるんです。

△ -----



しばらくすれば、発作がおさまるのは知っています。


でも、それまで待てません。

それぐらい、緊急事態なんです。


とすると、やることはひとつです。

それは・・・


次回に続きます。