こんにちは、集客できる店頭看板の販促相談員の伊丹芳則です。
◆【何を】売ろう。【どう】売ろう。
ここから考えると【何を】がベースで『自分の事』ばかり考えてしまうので、結局『お客さんの事』が見えなくなります。
そのため、お客さんにとって『なぜいいのか?』という情報が不足してしまうので売れないのです。
では、どうすればいいのか?
◆【何を・どう】の前に【誰に】をベースで、【なぜ】売るのか?を考えます。
①【誰に】 誰におすすめするか? 誰がお客さんなのか?
〈例えば〉『どこで・何を・どうして』困っているお客さんに
〈例えば〉『いつまでに・どこで・どうしたい』と望んでいるお客さんに
②【なぜ】 なぜおすすめするのか? なぜ買わなければならないのか?
〈例えば〉お客さんの困っている問題の『原因』を解決できるから
〈例えば〉お客さんの望みを叶えられる『価値』があるから
◆この【誰に】【なぜ】をハッキリさせてから、【何を】【どう】をピンポイントで考えるとうまく書けます。
特定のお客さんに分かりやすく伝わり、『買う理由』がプラスされますので、商品サービスに『独自性』が出て、売れやすくなります。
〈例えば〉クリーニング店の店頭看板の事例で、作り方の過程を説明します。
最初に作ったのが、こちらの店頭看板です。
この店頭看板を次のようにアドバイスしました。
『>』が元の文章で、『→』がアドバイスポイントを説明しています。
『◆』がアドバイス後の文章です。
〈ここから〉
>『寒い日、背中を丸めて歩いていると肩がこりませんか?』
→この部分はシンプルにまとめてもいいと思います。
【誰に】
◆寒い日、ついつい背中を丸めて歩いていませんか?
→そして、なぜ背中を丸めるのか? その原因を説明します。
【なぜ】
◆ひょっとしたら、汗や皮脂汚れで保温効果が落ちているかもしれませんね。
>『いつも着ている服 クリーニングしてみて!』
→具体的に、ズバリの対策を伝えます。
【何を】【どう】
◆シーズン途中ですが、ダウンなどの保温力アップにはクリーニングが一番です。
>『気分も新たに背すじが伸びるかも!』
>『温もりをお届けしま~す!』
後半部分はこれでいいと思います。こんな感じでどうでしょうか?
〈ここまで〉
書き換え後の店頭看板がこちらです。
これで、お悩み呼び掛け型の店頭看板の出来上がりです。
◆『誰に』を絞り込み、『何を』に『なぜ(価値)』をプラスして書くのがコツです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング 伊丹芳則