勉強が得意な子をさらにやる気にさせる | 個人塾を自宅で開業、キャンセル待ちにした方法 ~家庭教師から独立・起業~

個人塾を自宅で開業、キャンセル待ちにした方法 ~家庭教師から独立・起業~

現在3年連続キャンセル待ちの塾を運営。独立後11年・業界歴21年。家庭教師から独立・起業。毎月の集客費0円。何もせず問い合わせはほぼ毎週。自立型少人数個別。1教室1人塾。完全週休2日。年3回の長期休暇。労働時間はアルバイト並。収入は自己裁量。出勤時間は10秒。

勉強したいのに時間がない、ゲームもスマホも部活もしたい、友達とも遊びたい…

 

【理想】すべてやる。選ばなくてもいいような生活を送る

「愛とお金どっちが大事?」とドラマやマンガなどのセリフで、1度は聞いたことがあると思う。現実で言われたことがある人もいるだろう笑


私はよく思うが、なぜどちらかを選ばなければならないのだろうか?

 

仕事は生活のためにはしなければならない。愛はその仕事の活力。

 

幸せに生きていくためには、どちらも大事。

愛だけでも、お金だけでも幸せに生きられない。

そういう意味においては、優劣などつけられない。

・右手と左手どちらが大事?

・食事と睡眠どちらが大事?

 

など2つそろって効果が発揮されるものは、様々あると思う。

 

不自由なく豊かに生きるためにはどちらも大事。 片一方に偏りすぎると幸せになれない。

 

塾を通して、上手な勉強のやり方が身についていれば、その時点での優先順位を上手くつけられるようになる。生徒たちはバランス感覚をもって柔軟に立ち回っていけるはず。

 

 

今の状況ではどちらを優先すべきなのか?を考えさせる

・部活と勉強

・趣味と勉強

・遊びと勉強

・習い事と勉強

 

両立が時間的に厳しい場合、優先順位をつけさせる。

 

・試合前だったら部活

・テスト前だったら勉強

 

大人より忙しいんじゃないかというくらいの中学生は普通にいる。部活後、家に帰って、ご飯を食べて、塾に行き、お風呂に入ったら、あっという間に寝る時間。

 

 

勉強もしますけど、お手伝いもしたいです

勉強したいのに時間がない、ゲームもスマホも部活もしたい、友達とも遊びたい…

 

生徒や保護者のよくある悩み。

 

「どれか」ではなく、「全て」大事なので、全て上手くいかせたい。

 

わがままだが、そのためには、優先順位をつけることが重要。

 

指導のときの実例を紹介。

 

ある女子生徒

「先生、勉強もしますけど、 お母さんの家事のお手伝いもしたいんです。部活で忙しくて時間ないんですけど、どうしたらいいですかね?」

 

「両方頑張るのは、時間的に厳しいのかな?」

 

女子生徒

「はい、家に帰ってあれしてこれして、・・・であっという間に寝る時間なんです」(部活がハードな中学生は本当に忙しい)

 

『お手伝いなどしなくても、自分から勉強してくれるだけで十分』だとこの子の母親は言っていた。

 

それを踏まえての私の言葉。

 

「こういうときってね『優先順位』っていう考え方が大事なんだよ。今の現状で勉強とお手伝い、どっちを優先すべきなのかな?」

 

「もちろん短時間で終わるお手伝いなら、そこまで気にする必要ないけど、今って勉強苦手だから、塾に通ってるわけじゃん。で、お母さんは○○さんが 『自分から勉強するようになって、成績も上がってすごく嬉しい』ってこの前言ってたよね。

 

そりゃお母さんは、お手伝いしてくれたほうが嬉しいだろうけど、もし、お手伝いをしたために、勉強時間が減ったらどうかな?お母さん複雑な気持ちにならない?」

 

「じゃあどうしたらいい?」

 

「そうだね!平日はしっかり勉強をして、週末は時間あるだろうから、勉強の休憩の時間にお手伝いをしてくれたら、お母さんはもっと嬉しいだろうね!」

 

「でもそんなに忙しいのに、 自分からお手伝いしたいなんて偉すぎだね、先生にそんな娘がいたら、泣いちゃうな」


 

やらないことを決める

忙しくて時間がない中で、どう優先順位をつけたらいいのか、なかなか判断できない子もいる。

 

その場合はやらないことを決めさせる。

 

人間は大抵の場合、やるべきことよりも、「楽なこと、好きなこと、やりたいこと」を優先する。

 

今の現状で何を優先すべきなのか、それをアドバイスするのは大人の役目。

 

「○○と○○どちらを大事にしたほうがいいですか?」

 

・なぜそれを聞くのか?

・今の状況ではどちらを優先すべきなのか?

 

などを自分で考えさせながら、アドバイスしていく。

 

人間は勉強のために生きているわけではないから、勉強だけを優先させるべきではない、というのは理想論。

 

塾は成績を上げるために通っている。

 

この点に関しては親と価値観のすり合わせが重要。

 

 

やらないことを決める


「勉強頑張ります。だって数学得意科目なのに、90点以上取れなきゃ『ダサい』じゃないですか。」
 

これ男子生徒のセリフ。

当たり前基準の高い考え方。

『ダサい』という言葉が出てくるあたり、男の子らしい。

相手によって、言葉は変えますが、その子には「考え方カッコいいね~、他の科目も90点以上だったらもっとカッコいいけどね!」と返した。

この生徒もそうだが、人間は意識は高くても、実際には行動できない人が多い。

 

だから、プライドを刺激したり、痛いところをついて、より発奮させる。

男は単純なので、「すごい!」「モテる!」「偉い!」「頭いい!」「カッコイイ!」などと言われるだけで頑張れる。

 

カワイイ女子から言われたらイチコロだよね笑

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私「クラスの人気者とか、クラスでモテている人って、考え方とか行動とかカッコよくない?」

生徒「そう言われれば、そうですね」

私「人気があるから、モテるから、考え方とか行動がカッコいいんじゃなくて、考え方とか行動がカッコいいから、人気者になるし、モテるんだよ。ちなみに成績が上がる人も、考え方とか行動がカッコいいんだよ。」

上手くいくタイプを伝えると、「やっぱりそうなんだ」となる。

クラスの仲間を見て、みんな心では分かっているよう。

1.カッコよくなりたい
2.カッコよく思われたい
3.ダサくなりたくない
4.ダサく思われたくない

1~4のどれも、カッコつけのプライドが高い男の子や、人目を気にする女の子に響く傾向がある。

 

つまり、ほとんどの小中高生に響く言葉。


日本人は人の目を気にするから。

日本の子どもは自己肯定感が低いと言われる。

一方で、口には出さないかもしれないが、人からの評価は気にする。

異性を気にしだす年頃だから、というのもあるかもしれない。

 

心ではみんな、他人からモテたがっている。

だから、「カッコいい(悪い)」とか「ダサい」とか、という言葉か響く。

他人からモテたいか、自分からモテたいかで目的は違いますが、結局この言葉が響く。

「頑張ってない自分ってダサくない? カッコ悪くない?」

・・・・・・・

ただ、この言葉って伝える大人が頑張ってないと、説得力がないので、子どもには響かないと思う。

子どもはそのあたりよく見ている。

あなたもまずは、今度パートナーに使ってみて。

手のひらの上で男性を転がすのが上手な女性が、よく使っているテクニック。

 

 

 

 

今日もブログをお読みいただきありがとうございました。

 

 

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