勉強したいのに時間がない、ゲームもスマホも部活もしたい、友達とも遊びたい…
【理想】すべてやる。選ばなくてもいいような生活を送る
「愛とお金どっちが大事?」とドラマやマンガなどのセリフで、1度は聞いたことがあると思う。現実で言われたことがある人もいるだろう笑
私はよく思うが、なぜどちらかを選ばなければならないのだろうか?
仕事は生活のためにはしなければならない。愛はその仕事の活力。
幸せに生きていくためには、どちらも大事。
愛だけでも、お金だけでも幸せに生きられない。
そういう意味においては、優劣などつけられない。
・右手と左手どちらが大事?
・食事と睡眠どちらが大事?
など2つそろって効果が発揮されるものは、様々あると思う。
不自由なく豊かに生きるためにはどちらも大事。 片一方に偏りすぎると幸せになれない。
塾を通して、上手な勉強のやり方が身についていれば、その時点での優先順位を上手くつけられるようになる。生徒たちはバランス感覚をもって柔軟に立ち回っていけるはず。
今の状況ではどちらを優先すべきなのか?を考えさせる
・部活と勉強
・趣味と勉強
・遊びと勉強
・習い事と勉強
両立が時間的に厳しい場合、優先順位をつけさせる。
・試合前だったら部活
・テスト前だったら勉強
大人より忙しいんじゃないかというくらいの中学生は普通にいる。部活後、家に帰って、ご飯を食べて、塾に行き、お風呂に入ったら、あっという間に寝る時間。
勉強もしますけど、お手伝いもしたいです
勉強したいのに時間がない、ゲームもスマホも部活もしたい、友達とも遊びたい…
生徒や保護者のよくある悩み。
「どれか」ではなく、「全て」大事なので、全て上手くいかせたい。
わがままだが、そのためには、優先順位をつけることが重要。
指導のときの実例を紹介。
ある女子生徒
「先生、勉強もしますけど、 お母さんの家事のお手伝いもしたいんです。部活で忙しくて時間ないんですけど、どうしたらいいですかね?」
「両方頑張るのは、時間的に厳しいのかな?」
女子生徒
「はい、家に帰ってあれしてこれして、・・・であっという間に寝る時間なんです」(部活がハードな中学生は本当に忙しい)
『お手伝いなどしなくても、自分から勉強してくれるだけで十分』だとこの子の母親は言っていた。
それを踏まえての私の言葉。
「こういうときってね『優先順位』っていう考え方が大事なんだよ。今の現状で勉強とお手伝い、どっちを優先すべきなのかな?」
「もちろん短時間で終わるお手伝いなら、そこまで気にする必要ないけど、今って勉強苦手だから、塾に通ってるわけじゃん。で、お母さんは○○さんが 『自分から勉強するようになって、成績も上がってすごく嬉しい』ってこの前言ってたよね。
そりゃお母さんは、お手伝いしてくれたほうが嬉しいだろうけど、もし、お手伝いをしたために、勉強時間が減ったらどうかな?お母さん複雑な気持ちにならない?」
「じゃあどうしたらいい?」
「そうだね!平日はしっかり勉強をして、週末は時間あるだろうから、勉強の休憩の時間にお手伝いをしてくれたら、お母さんはもっと嬉しいだろうね!」
「でもそんなに忙しいのに、 自分からお手伝いしたいなんて偉すぎだね、先生にそんな娘がいたら、泣いちゃうな」
やらないことを決める
忙しくて時間がない中で、どう優先順位をつけたらいいのか、なかなか判断できない子もいる。
その場合はやらないことを決めさせる。
人間は大抵の場合、やるべきことよりも、「楽なこと、好きなこと、やりたいこと」を優先する。
今の現状で何を優先すべきなのか、それをアドバイスするのは大人の役目。
「○○と○○どちらを大事にしたほうがいいですか?」
・なぜそれを聞くのか?
・今の状況ではどちらを優先すべきなのか?
などを自分で考えさせながら、アドバイスしていく。
人間は勉強のために生きているわけではないから、勉強だけを優先させるべきではない、というのは理想論。
塾は成績を上げるために通っている。
この点に関しては親と価値観のすり合わせが重要。
やらないことを決める
「勉強頑張ります。だって数学得意科目なのに、90点以上取れなきゃ『ダサい』じゃないですか。」
これ男子生徒のセリフ。
当たり前基準の高い考え方。
『ダサい』という言葉が出てくるあたり、男の子らしい。
相手によって、言葉は変えますが、その子には「考え方カッコいいね~、他の科目も90点以上だったらもっとカッコいいけどね!」と返した。
この生徒もそうだが、人間は意識は高くても、実際には行動できない人が多い。
だから、プライドを刺激したり、痛いところをついて、より発奮させる。
男は単純なので、「すごい!」「モテる!」「偉い!」「頭いい!」「カッコイイ!」などと言われるだけで頑張れる。
カワイイ女子から言われたらイチコロだよね笑
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私「クラスの人気者とか、クラスでモテている人って、考え方とか行動とかカッコよくない?」
生徒「そう言われれば、そうですね」
私「人気があるから、モテるから、考え方とか行動がカッコいいんじゃなくて、考え方とか行動がカッコいいから、人気者になるし、モテるんだよ。ちなみに成績が上がる人も、考え方とか行動がカッコいいんだよ。」
上手くいくタイプを伝えると、「やっぱりそうなんだ」となる。
クラスの仲間を見て、みんな心では分かっているよう。
1.カッコよくなりたい
2.カッコよく思われたい
3.ダサくなりたくない
4.ダサく思われたくない
1~4のどれも、カッコつけのプライドが高い男の子や、人目を気にする女の子に響く傾向がある。
つまり、ほとんどの小中高生に響く言葉。
日本人は人の目を気にするから。
日本の子どもは自己肯定感が低いと言われる。
一方で、口には出さないかもしれないが、人からの評価は気にする。
異性を気にしだす年頃だから、というのもあるかもしれない。
心ではみんな、他人からモテたがっている。
だから、「カッコいい(悪い)」とか「ダサい」とか、という言葉か響く。
他人からモテたいか、自分からモテたいかで目的は違いますが、結局この言葉が響く。
「頑張ってない自分ってダサくない? カッコ悪くない?」
・・・・・・・
ただ、この言葉って伝える大人が頑張ってないと、説得力がないので、子どもには響かないと思う。
子どもはそのあたりよく見ている。
あなたもまずは、今度パートナーに使ってみて。
手のひらの上で男性を転がすのが上手な女性が、よく使っているテクニック。
今日もブログをお読みいただきありがとうございました。
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