大阪に着いて、二日目だが、えらく長く感じる…
こんな事なら、帰りは、もっと早いバスにすれば良かった★

後の祭だ…
高槻を過ぎたあたりで、ノリ君が切り出す。
『京都まで、もうちょっとかかるけど…もう、時間も時間やし、ゆっくり出来る所で、ゆっくり話しせん?』
『いいよ』あっさり返事を返す。
京都も、別に行きたい訳では無かったし、何処に行こうが、この苦痛は、続くのだ。あんまり考えたくない。
『また、そんな事言うとか言われるんちゃうかなって、ハラハラしたわ』
『ねぇ、コンビニ寄ろうや』
私は、ラブホ等に入る時、タバコやお茶、お菓子などを買う癖がある。
飲みたくも無い飲み物を、倍の値段で飲みたく無い。
節約の為もある(笑)
『えぇな~♪それ.そうしょうか~♪』
コンビニで、2リットルのお茶と、タバコ、ケーキと朝食べるパンを買った。
夕食は、ホテルで食べる事にした。
ラブホに入ると、二人でテレビを見ながら、食事のメニューを選ぶ。
食事をしながら、普通に話しをした。
『なぁ、なぁ、一緒に住むなら、これくらいの広さがあれば、充分やな』彼が言う。
[なんなん?この人、まだ逢って間もないのに、早くも、一緒に住む話しだ]
ばかみたい★
だが、私にすれば、大阪にいる時だけの恋愛ごっこだ。
話しを合わせた。
『うん、そうやね』
私の友人なら、きっと不思議がる。
こんなに会話の続かない私など、知らないだろう(笑)
私は、狭く深くの付き合いが多い。
今の仕事についていなければ、私は、愛想も何も無いただのおばさんだ。
お客様には、お年寄りや、奥様が多い為、あいづちと笑顔だけは、身についた。
心ここにあらず…
だけど、笑顔は絶やさない
意外と長瀬は、ロマンチストなようだ。
ご飯を食べる時も、ソファーは、二つあるのに、横に座る。
はっきり言って、邪魔だ★
私は、どんなに親しい人にでも、ある程度の距離をあけて座る、歩く。
寝るときは、一つの布団で、一人で寝ないと、眠れ無い。
ラブホのベットも、そうだ。
なので、あまり眠れ無い。
子供とさえも、寝るときは、別々だった。
一人が好きなのかも知れない。
あ~ぁ、離れて欲しい…★
私も若くは無い、なので、一日寝不足になると、一気に老ける、出来るだけ、ゆっくり大の字で寝たかった。