さて…私は、二時を一秒でもまわれば、直ぐに帰るつもりだ。
一秒過ぎたら、待ったけど、来なかったと理由づけが出来る。
来るな.来るな.来るな.来るな…
念力を送ってみる…★
彼は、高槻市から、私の実家がある、大阪ドームの辺りまで来るのだ。
当時の私は、高槻市が何処になのかも、知らなかった。[京都よりだ]
相当距離はあるだろう。
残念ながら、彼は、二時に一分前に待ち合わせ場所に来た…★
計画台なし…★
長瀬だかなんだか知らないが、私はとにかく、ベタベタしてくる男は嫌いだ。[自分からベタベタするのは例外(笑)]
渋々、車に乗る『昨日は、ごめんな…せっかく来てくれたのに、ベタベタ触って。ほんまにごめん★』
以外だった。
この人、反省して来たんや。
『びっくり(笑)反省したんや』(^◇^)
『うん…遠くから出て来て、考えてみたら、こんなん嫌やろうな思ってな』
『ふぅん(笑)』
反省出来るなんて、以外だが、ちょっとだけ、びっくりしただけだ。
好意は無い。
メールなんて、文字の世界だ。
文章力があったり、タイミングがあえば、続く。
ただ、それだけだ。
私は、家では凄くダサい(≧ω≦)
デートを一回する為に、服や靴を選び、化粧をするのは、酷く苦痛だ。
男性の前で、本当の自分を出した事は、無いに等しい。
旦那にも、素の自分を出した事は無い。
私は、自分しか信じていない。
恋人と呼ぶ男性を一度も、信じた事は無い。
可哀相な人だと言われると、凄く腹が立つが、自分で認める…
私は、自分以外を信じられない可哀相な女だ。
だから、人を本気で愛しぬくような恋愛をした事は無い。
本気で愛された事も無いのだろう。
愛と言う物の本当の所は、良く解らない★
今、こうしている事も、私には、ただの成り行きに過ぎ無い。
京都に行こうか…と、京都方面に向かう。
ふと思った。
彼は、何か原因があって、モテないのだろうか…?
普通に、女には困るような容姿では無い。
色々と考えてみる。
高槻市に差し掛かると、ノリ君は言う。
『ここが、高槻やで。俺の育った街や』
うなづくが、ごめん…興味無い。
わざわざ、色々と説明をしてくれるのだが、私は、全然聞いていなかった。
所詮、三日で終わる恋愛だ。聞く必要も無いと思った。