第5回暁杯使用 旋風BFデッキ解説 | アイリス=キルレインのブラックフェザーのススメ

アイリス=キルレインのブラックフェザーのススメ

BF(ブラックフェザー)デッキの解説、カードの運用方法などを気ままに上げていくブログです。

約半年振りとなるブログ更新です!

今回は2016年6月11日に開催された第5回暁杯で予選1位通過、本選16位に入った旋風BFデッキの解説と大会レポをしたいと思います。

解説は以下の通りに進行します。興味のある章だけ見たいって人は参考にしてください。

第1章 メインデッキ解説
第2章 エクストラデッキ解説
第3章 サイドデッキ解説
第4章 メインギミックの解説
第5章 このデッキの弱点

かなりのボリュームがあるので、BFに興味がある人で時間のある時にじっくり読むことをお勧めします。。

第1章 メインデッキ解説

まずは今回使用した旋風BFのデッキを画像で公開します。



・ダーク・アームド・ドラゴン
言わずと知れた闇属性デッキの切り札で、全盛期のBFデッキでも使われた

「ボチヤミサンタイ」

の魔法の言葉で手札からSS出来る星7打点2800のドラゴン族モンスター
中盤以降では墓地の闇属性モンスターが増えて手札で腐る危険性がありますが、闇の誘惑(以下誘惑)が無理なく積めるこの型の旋風BFでは最悪誘惑のコストとして除外してもよく、比較的手札で腐らず使用できます
以前までは誘惑が制限であったり、新規BFの展開力の向上(だいたいノートゥングのせい)から墓地調整の困難さ、手札での腐りやすさから採用が見送られてきましたが、誘惑の緩和、BFの展開パターンの変化から、一転して序盤の攻めを終盤のゲームエンドに変えてしまう切り札として使うことが可能になりました
昨今では試合が長引くことはほぼなく、誘惑や新規の強欲で貪欲な壺(以下ゴードン)の存在から手札に引き込みやすく、BFの展開力に加えるとフィニッシャーとしての運用が可能になります
仮に殺しきれずとも、BF-突風のオロシ(以下オロシ)で星8シンクロ、BF-疾風のゲイル(以下ゲイル)で星10シンクロと、返しに備えて強力なシンクロモンスターの素材にしやすい星7モンスターである点が優秀

・BF-朧影のゴウフウ
自分の場にモンスターが存在しないときに手札からSS出来る星5チューナーで、自身の効果でSS成功時にシンクロ素材・リリースに使用できないトークンを2体生み出すことができる任意発動の誘発効果と、場の非チューナーモンスターとこのカード除外し、その合計レベルと同じレベルのBFシンクロモンスターを墓地から蘇生できるファントムシンクロ効果を持つ
環境デッキであるメタルフォーゼや、シンクロダーク、帝などBF以外のデッキで悪さをしているカードですが、BFデッキでは召喚権を使わずにBFモンスターを展開する初動の展開の起点とする役割を担います
また、墓地にBFシンクロモンスターが存在すれば、自身の効果で呼んだトークンまたはBF-砂塵のハルマッタン(以下ハルマ)などの非チューナーと共に自身を除外して蘇生することで、BFシンクロで展開した場を崩された際の立て直しが可能になり、返し札としても運用可能です
後述のBF T-漆黒のホーク・ジョー(以下ホーク)と他のBF鳥獣族シンクロモンスターが存在すれば、これ1枚でホーク+BFシンクロモンスターを展開し直すことが可能です
この効果で蘇生したBFシンクロモンスターはチューナーとして扱うため、アルティマヤ型旋風BFでは、ホークで蘇生するBFシンクロに星7のA BF-驟雨のライキリ(以下ライキリ)またはA BF-涙雨のチドリ(以下チドリ)を選択することで、アルティマヤを出すことが可能になります
初動並びに返し札として優秀で、特に初動を潰されるとその後の展開がほぼできなくなるBFデッキの弱点を解消してくれるカードです

・BF-残夜のクリス
自身以外のBFモンスターが場に存在すると1ターンに一度手札からSS出来る星4打点1900のBFモンスター
下級BFモンスターの中で最高の打点を誇り、1ターンに一度魔法・罠カードの効果で破壊されない永続効果をもつため、奈落の落とし穴や激流葬などに強く、旋風のトリガーとしても優秀です
従来のビートダウン型の旋風BFでは、3枚確定で入る優秀な効果を持ったBFですが、この型では

①:奈落や激流などの破壊系罠の採用率の低下から、破壊耐性が以前より生かされない
②:手札で被ると連続展開が困難
③:旋風をトリガーとした展開パターンがほぼなく、先攻制圧・後攻1キルのパーツとして用いることがほとんどない(用いる場合もあるが、手札に必要なカードの枚数が多く、実戦ではまずやらない)

以上の理由から、この型では必ずしも3枚必須のカードではないため、採用枚数を減らしています

・BF-蒼炎のシュラ
全盛期BFデッキの下級最強アタッカーで、相手モンスターを戦闘破壊して墓地に送った時、デッキから打点1500以下のBFモンスターを効果を無効にして場にSSするリクルーター
アルティマヤ型ではBF-大杯のヴァーユ(以下ヴァーユ)を呼び、メイン2でシュラヴァーユでA BF-五月雨のソハヤ(以下ソハヤ)をシンクロ、墓地のヴァーユ効果で2体目のソハヤをSS,ソハヤ2体でアルティマヤを出すことが可能
通常はBF-上弦のピナーカ(以下ピナーカ)を呼び、星7のBFシンクロ、またはゴッドバードアタック(以下ゴドバ)のコストにしたり、BF-弔風のデス(以下デス)を読んで8シンクロ、またはランク4エクシーズを出すのに用いられます
近年シュラ単体での効果の発動が困難になっただけでなく、ペンデュラムモンスターの登場により、戦闘破壊しても墓地にいかないため、効果を有効に使える場面が減ってしまった不遇のBF
しかし、現環境トップの青眼相手にはBF-月影のカルート(以下カルート)と合わせることで、精霊龍を殴りにいくのに最適のカードであり、青眼以外でもシンクロやエクシーズなどの置物排除に一役買ってくれるため、まだまだ現役のBFモンスターです
召喚権との兼ね合いや、ペンデュラムデッキとの相性の悪さなどを諸々考慮した上、1枚だけ採用しています(環境に青眼しかいないなら枚数増やしてもいいと思います)

・BF-黒槍のブラスト
クリス同様の手札からのSS効果を持つが、こちらは手札からのSSに回数制限がなく、複数枚の展開が可能
最初期に出たBF御三家の1枚で、守備貫通の効果を持つBFモンスター
前述のクリス同様従来の旋風BFでは3枚確定の必須カードですが、クリス同様先攻制圧・後攻1キルのパーツとして使われることはほぼないため、採用枚数を調整しています
ただ、クリスと違い被っても他にBFが存在すれば手札からSS可能なため、複数枚の採用は見込めます

・BF-精鋭のゼピュロス
デュエル中に一度自分の場の表側のカードを手札に戻して墓地から蘇生できる起動効果を持ち、全BFモンスター中最も汎用性が高いモンスター
黒い旋風(以下旋風)やゲイルなどと相性がよく、単純に星4非チューナーシンクロ素材2体分とすることが可能で、ゲイル2枚とこいつ1枚で7シンクロ2体並ぶと考えると強さがわかりやすいだろうか
必要枚数は多いが、先攻制圧・後攻1キルするためのBFの展開パターンで星4BFを初動としたときのパーツとしては最強の初動カードで、この構築では妨害なしの最大値の動きでクリスタルオガドラノートホークナイトメアという布陣が作れます
クリスタルでモンスター、オガドラで魔法・罠、ナイトメアでSSを封じる布陣で、返しに1キルも可能です
そうでなくともカードの再利用ができるため汎用性が高いカードであり、1枚あるだけで展開に幅ができるBFです欠点は召喚権の渋滞が起こる可能性が上がることくらいだと思います

・BF-弔風のデス
ns、SS成功時に1ターンに一度BFモンスター1体のレベルを1上げるか下げるか選択するレベル変動効果と、墓地に送られたターンのエンドフェイズに自身に1000ダメージを与える自爆効果を持つ星4チューナーモンスター
単純に自身のレベルを変動すれば、星3~5のチューナーとして使用でき、後述のハルマと合わせると5、6、7、8、10、12シンクロを出すことができるため、状況に合わせたシンクロモンスターを選択できる
先攻制圧・後攻1キルのいずれのパーツにも使われる初動カードで、その他の初動カードであるピナーカ、ゲイル、カルートと違い、展開を臨機応変に変更できるのと、旋風を介してBF-極北のブリザード(以下ブリザ)でサーチできる後続カードとして用いるなど、役割が多いカード
詳しいカードの使い方はブログで紹介してるので、参照してください(ただの露骨なアクセス数稼ぎ)

・BF-月影のカルート
全盛期BFで使われた手札誘発の戦闘補助カードで、ダメージステップ開始時から計算前まで(全盛期はダメージ計算時でも発動可だった)に手札から墓地に捨てることでBFモンスターの打点を1400上げることができるBF
全盛期BFデッキではこの戦闘補助効果が役割の80%を占めていたが、現在の旋風BFでは戦闘補助としての役割は20%で、残りの80%は旋風のトリガー役として用います
旋風のトリガー役としては、現在最強の初動カードで、カルート+旋風+ゲイルorブリザを手札に揃えるのが先攻・後攻で最強・最高のスタートを切る初手です
上記4枚全て初手にコンプリートしていたら

となり、相手がよほどの強ハンでもない限りは高確率で勝利出来る理想の手札です
出来るだけ初手で引き込みたいのですが、被ると召喚権が足りないため、2枚の採用としてます

・BF-疾風のゲイル
最初期BF御三家の1枚で、全チューナーモンスターで最強だと個人的に思っているBF星3チューナーモンスター
ブラストと同じ手札からのSS効果を持ち、1ターンに一度相手モンスター1体の攻守を半永久的に半分にする起動効果を持ち、単体で打点2600まで処理できる
全盛期BFで真っ先に規制され、最も遅く規制が解除されたことから、BFモンスターの中でも最強の効果を持つカード
戦闘補助はもちろん、先攻制圧・後攻1キルのパーツとして用いられ、通常のビートダウンでも使用可能と、旋風BFデッキである以上3枚積み確定の必須カード
このカードを減らす意味がないと言っていいくらいの下級BFモンスター(2枚でいいとかほざいてるBF使いは素人)
旋風のトリガーとして用いる初動の中で1、2を争うカードでもあり、ゲイル、後述のピナーカによる初動を用いるためだけに後述のBF-白夜のグラディウス(以下グラディ)が用いられるくらい、強い初動カードです(これのせいでグラディの値段倍増)

・BF-極北のブリザード
ns成功時に墓地の星4以下のBFモンスターを守備表示でSS出来る星2チューナーモンスター
自身は一切のSSが不可だが、nsに成功するだけで1枚のアドバンテージを得ることができ、こいつ1枚でシンクロ召喚も可能になるため、BFデッキの返し札として全盛期BFで用いられた
現在のBFデッキでも役割は概ね同じだが、以前と違うのは先攻制圧・後攻1キルのパーツとして用いられる点だろう
有名なチャンバライキリ1キルや、新規の展開でのクリスタルウィング・シンクロドラゴン(以下クリスタル)を絡めた先攻制圧などに不可欠のカード
当然3枚積み確定の必須カードで、BFデッキの展開の要となる重要なカード

・BF-上弦のピナーカ
場から墓地に送られたターンのエンドフェイズに一度、デッキからピナーカ以外のBFモンスターをサーチする劣化版XX-ダークソウル
星3チューナーで、シンクロ素材とするときはBFシンクロモンスターしか出せない誓約効果を持つ
旋風のトリガーとしてゲイル・カルートに並ぶ初動の要で(ゲイル、カルート、ピナーカ、デスの4枚は旋風BF初動四天王)、エンドフェイズとはいえどBFをサーチできるため、次ターンの返し・追撃を可能とするリソース確保に貢献する
欠点はBFシンクロモンスターにしかシンクロ素材として使用できない点だろう
これにより出せるシンクロモンスターは限定されるため、人によっては使いづらさが目立つかもしれないが、サーチ効果によってリソースの確保ができ、ブリザで何度も使いまわすことで大きくアドバンテージを得られるカード

・BF-白夜のグラディウス
自分の場にBFモンスターが表側で1枚だけ存在するとき(ここ重要)、手札からSS出来る星3非チューナーBFモンスター
1ターンに一度戦闘で破壊されない永続効果を持ち、一見地味だがメタルフォーゼの異星の最終戦士の攻撃を半永久的に防ぐことが可能なモンスター
あくまで自分の場にBFモンスターが1枚だけ表側で存在するときに手札からSS出来るため、他に裏側表示のモンスターがいても、表側のモンスターがBF1体のみなら手札からSS可能(これ、意外と知らない人いるんだよな)
定期購読カードで、日本版でBFを組む上で最も手に入れるのが困難なカード(真のBF使いならノートピナーカの情報出た段階で買ったはずだからそこまで値段張らなかった筈)
こいつがなくても展開パターンは存在するが、あるとないで展開の幅が大きく違うため、1枚は入れたいBFモンスター
ゴドバとの相性は抜群で、2体で殴ってこない限りは戦闘で突破はほぼ不可能なので、攻撃モンスター2体を始末できる
また、今回は採用していないが、ブラックソニックとの相性も良く、攻撃モンスターを全て除外できるため、強力なコンボとなる

・BF-砂塵のハルマッタン
ns・SS成功時に自身以外のBFを選択し、そのモンスターのレベルを自身に加えることができるレベル変動効果と、1ターンに一度場に同名以外のBFモンスターが存在するとき手札からSS出来る効果を持つ星2非チューナーモンスター
具体的な使い方は以前解説してるので、そちらを参照してください(決して手抜きではない)
先攻制圧・後攻1キルのパーツとして用いられることが多く、ブリザゲイルカルートのいずれでも旋風でサーチでき、ブリザ対象で星4、ゲイル対象で星5モンスターとしてシンクロ素材に用いられる
こいつの存在がクリスブラストの枚数の低下に繋がっていると個人的には思ってます。旋風でブリザやゲイルでサーチできるレベル変動モンスターで手札からSS可能となれば遊び放題の優良カード
ネットでの評価が悪いことに納得いかず、ブログを開設して使いかたのまとめを作るほど思い入れのあるカード
今だとゴウフウとセットで召喚権を使わずに7シンクロで攻め入ることができ、より使い勝手がよくなりました(単体ではステが貧弱で壁にしか使えない欠点はあるが)

・BF-突風のオロシ
クリスと同じタ-ン1の手札からのSS効果と、シンクロ素材になり墓地に送られたとき場のモンスターの表示形式を変更できる効果を持つ星1チューナー
最近シンクロダークにも出張するようになって高騰したBFモンスター
最も多い使い方はノートとシンクロしてホークを出し、ホークでノートを蘇生する展開パターンに用いられる
星1のチューナーであるためレベル調整はしやすく、星5、6、7、8、9、10シンクロを状況に合わせて展開可能な、デス同様万能なチューナー
チャンバライキリ1キルのコンボパーツでもあり、汎用性が高いため1枚差すだけで強力なコンボを繰り出せる優秀なカード

・増殖するG
環境デッキの先攻ターンの理不尽な展開を止めるまたは捲るための抑止力兼ドローソースとなる手札誘発カード
シンクロダーク相手には打ちどころを間違えるとデッキ全部引かされて負けるが(間違えなくても手札抹殺引かれるとどのみち死ぬが)、総じて相手の展開を止めて返しに1キルないし制圧しやすくなるメタカードであるため、メイン2枚採用

・黒い旋風
このデッキの名称の一部にもなっている、旋風BFデッキのサーチエンジン
BFモンスターの召喚成功時にそのモンスターの攻撃力より低い攻撃力を持つBFモンスターをデッキから手札に加える永続魔法で、複数枚張ったり、召喚権を増やすことで効果を重複させることができ、1枚あるだけで先攻制圧・後攻1キルの要因を作れる元3大害悪永続魔法(インフェルニティガン、六武の門、黒い旋風)の1枚
BFデッキの安定性・爆発力の両方を支えるカードだが、弱点は多い
1つは効果解決時にBFモンスターの攻撃力を参照するため、月の書などで裏側にされたり、奈落の落とし穴などで場を離れたりするだけで効果が不発になる点
また、永続魔法であるがゆえにチェーンサイクロンで旋風を破壊されても効果は不発になる上、最近では幽鬼うさぎの効果の的にもされやすいため、以前より効果を通すのが難しい環境になっている
しかし、効果を通したときの爆発力は今現在でも高く、環境デッキ相手にも全く引けを取らないカードであり、これを通した試合では負けてはならないほどのパワカ(ミラー戦ではよほど相手と構築・プレイングの差がない限り、旋風の効果を通した方がまず勝つ)
重要なことだが、これを活用した展開パターンはかなり多岐に渡るため手札・場の状況に合わせて臨機応変にサーチカードの選択、展開パターンの選択を行う必要があるため、基本的な旋風を絡めた展開パターンは頭に入れておくことを強くお勧めする(いずれこのブログでも紹介する予定ではあるが)
先攻制圧・後攻1キルの展開パターンだけでも10パターン以上あるので、ソリティア慣れしてない人がぶっつけ本番で実践するのは難しいと思います
一人回しである程度展開パターンを覚えるのも手だと思います

・闇の誘惑
闇属性デッキのドローソースで、このデッキでも例外はなく、コンボに必要なカードを引き込むために用いられる
最近まで制限カードであったことからもこのカードの有用性がわかるかと思うが、この型の旋風BFでもコンボに必要なBFモンスターを引き込み、不要なBFモンスターを切ることでデッキを回転させる
コンボに不要なBFモンスターを見極めるためには前項の黒い旋風を用いた展開パターンだけでなく、BFモンスターのみでの展開パターンも頭に入れておく必要があり、使用難易度は旋風より高め

・強欲で貪欲な壺
コストでデッキトップからカード10枚を裏側で除外し、デッキから2枚カードを引くドローソース
単純に手札が1枚増え、現環境デッキのほとんどで使われることからもその有用性・汎用性の高さがわかるかと思う
BFでも例外はなく、手札が1枚増えるだけでなくデッキ枚数が少なくなることで引き込みたいカードを引く確率を上げることにも繋がるため、打ち得なカード(まれに引き込みたいカードが全て除外されることもあるがw)
デッキ枚数を多めに設定しているのはこのカードを使いやすくするための配慮でもある(決してデッキ枚数を減らすのを諦めたわけではない)
単純に除外されたくないカードが飛ぶのを抑制するだけでなく、誘惑や旋風などでデッキ枚数が減ってもデッキ切れにならないようにしたりと、打った後のことを考えた上での調整
極論、これで旋風が全て飛んでも展開に必要なBFモンスター引き込んで1キル出来れば旋風必要としなくなる点も高評価

・ハーピィの羽根箒
相手の魔法・罠を全て破壊する通常魔法カードで、罠デッキの天敵であり説明不要のパワカ
青眼やDD相手にはそれほどだが、BFが苦手とする彼岸やマジェ相手には有効であるため、メインからの採用

・死者蘇生
墓地に存在するモンスターを蘇生する通常魔法カードで、遊戯王の代名詞とも言えるカード
展開補助や返しに活用でき、展開に幅ができるため、BFデッキでも文句なしのパワカ(ネットではBFの使う蘇生は弱いという意☆味☆不☆明の発言があるが、俺にはその発言が意☆味☆不☆明)
使う状況が多岐に渡るため、こういう時に使いますと明確に示せるわけではないですが、暁杯では相手のクリスタルを奪い取ったり、墓地のBF蘇生から展開したりと小回りの利く有用カードです
入れない理由を探す方が難しかったです

・闇の護封剣
相手の置物モンスターを封殺するためのメタカード
特にマジェスペクターユニコーンを標的としているが、それ以外にも青眼の精霊龍や、彼岸のベアトなど、こちらの展開を止めてくるであろうモンスターの無力化を目的とした運用方法
これのあるなしで展開のしやすさがだいぶ違うため、今年の初めから現在に至るまでただの1度もメインから外していない(外せないが正しいが)メタカード

・ゴッドバードアタック
自分の場の鳥獣族モンスターをリリースして場のカードを2枚選択して破壊する通常罠カード
相手のシンクロ・エクシーズ・ペンデュラムを止めたり、バックを剥がしたり、サクリファイスエスケープでアドバンテージを得たりと、臨機応変に状況対応が可能な万能カード
このカードの存在がBFに対するメタの効きづらさを象徴していた要因の1つにもなるほど(今ではRRやハーピィ、類似罠を持つアンデなどにも使われるため、BFの特徴としては薄れたが)
欠点は必ず2枚のカードを破壊しなければならないため、対象に選択できるカードがゴドバ、鳥獣モンスター以外に2枚存在しないと発動できない点だろうか
基本的には相手の場に2枚以上カードが置かれているときに伏せるのが吉

・神の宣告
神シリーズ最強のカウンタートラップで、ライフ半分をコストに魔法・罠カードの発動、モンスターのns・反転召喚・SSの無効が可能
自身のライフが少なければ少ないほどコストが減るため、終盤でも使用可能で心強い罠
序盤で使用すると自らの首を絞めかねない諸刃の剣で、相手のマストカウンターを見極めないと非常に脆いカードでもあり、扱いにはある程度の経験が必要
総じて万能なカウンター罠カードであり、基本的には採用する優良カード

・神の警告
2000ライフをコストにモンスターの召喚・反転召喚・SS、SS効果を含むモンスター・魔法・罠カードの発動のいずれかを無効にして破壊する神シリーズ
SS効果を持つカードをほぼ全て無効化できる(ヴァルハラなど効果処理でのSSを除く)万能なカウンター罠
全盛期BFデッキでもミラーマッチで絶大な強さを発揮したカードで、今期でも相手の切り札を場に出させずに処理できるため優秀といえる
こちらもマストカウンターを見極めて要所で打つことで絶大な強さを発揮する

・神の通告
1500ライフをコストにモンスターのSS・モンスターの効果どちらかを無効にして破壊する神シリーズ
先出し・後出しどちらでも機能する万能カウンター罠で、相手の展開防止やモンスター効果による妨害などを阻止できる無制限であるのがおかしいほどのパワカ
ペンデュラム召喚も止められるため、有利が取りづらいペンデュラムデッキ相手に有効な罠といえ、それ以外でもモンスター効果に対応しているためチェーンブロックを作る効果ならば軒並み無効にできるためメタとしての幅は広い

・神の忠告
自分の場に伏せられているカードがこのカードのみの場合、3000ライフをコストに相手のモンスター・魔法・罠の効果またはモンスターの召喚・反転召喚・SSを無効にして破壊できる神シリーズ
発動条件が厳しくなった代わりに、カウンター範囲が広がった神の宣告と言える
先攻制圧盤面でも2枚目の宣告としての運用が可能で、オガドラクリスタルを前面に、バックに忠告通告という布陣ならばオガドラでバック破壊を防ぎ、通告を先に消費することでほぼあらゆるカードの発動を封殺できる盤面ができるため、今回採用しました
メインデッキが44枚と多めでもあるため、罠自体は初手に何枚も重なることは多くはなく、伏せがこれ1枚となることも少なくないため、縛り自体はそれほど重いものとは個人的には感じませんでした(まれに初手に罠4枚とかで展開もできず困る場面はありましたが)
神シリーズのライフコストがほどほど重いですが、1デュエル中に全て引くことはないため(ゴードンで飛ぶこともある)6枚目の神系統の罠として採用しました

・虚無空間
お互いにあらゆるSSが不可になるルール干渉型永続罠カードで、デッキによってはこれ1枚で詰むことさえある3大害悪永続罠カード(魔封じの芳香、マクロコスモス、虚無空間)の1枚
自身は展開後にこのカードで相手の展開だけを封殺する先攻制圧カードとして運用できるため、制限カードの中でも破格の強さ(規制対象No.1と言っていいほどプレイヤーから嫌われている)
こいつ1枚でイージーウィン出来ることもあるため、BFでも当然採用
また、BF自体はカルートの存在から下級BFのみでも戦闘能力は高めであるため、虚無はってメタビート寄りの動きも取れるため、相性はいいです

第2章 エクストラデッキ解説

では続いてエクストラデッキのカードの解説をします

・A BF-神立のオニマル
縛りなし星12のシンクロモンスターで、BFを素材としてシンクロした場合チューナー扱いとなるルール効果と、カード効果で破壊されない永続効果、デュエル中に一度墓地のBFモンスターを選択して自身のレベルをそのモンスターのレベルと同じにする起動効果、シンクロモンスターのみでシンクロ召喚に成功した場合、このカードが攻撃するダメージステップの間攻撃力が3000アップする永続効果(ここ重要)の4つを持ったBFシンクロモンスター
打点が上がるのは永続効果であるためチェーンブロックを作らず、発動でもないため素材ありライトニングを上から物理で殴ることができる
主に出す手段としてコーラル+ノート、ソハヤ+ライキリorチドリ、ゴウフウ+ハルマッタンなどがあるが、打点を上げる効果を使いつつコンボとして用いるならば、ソハヤ+ライキリがベストだと思ってます
例として、ゴウフウ+ハルマ+グラディ+ブリザの4枚で1ショットキルのコンボが可能です
ゴウフウSS効果なし、グラディSSハルマss効果なし、ゴウフウハルマでライキリ(効果で1枚破壊可能)ライキリグラディで牙王、ブリザns効果でグラディ蘇生、ブリザグラディでソハヤ、ソハヤ効果でライキリ(再び1枚破壊)、ソハヤライキリでオニマル、牙王(3100)+オニマル(3000+3000)=9100ダメ&相手の場2枚破壊といった具合です
1ターンで決めるには必要な手札が多いですが、ターンを跨ぐなら初動ピナーカnsグラディSSブラストorクリスSSでライキリから牙王に繋げてピナーカでブリザをサーチすれば返しにブリザからオニマルにつなぐことが出来ますし、リソースの面から考えればこちらの方が安定性はいいと思います
いずれにしても展開パターンはオニマルだけでも多岐に渡るため、この場で全て紹介するのは難しいです(次回以降旋風BF展開パターンまとめで紹介予定)

・神樹の守護獣―牙王
縛りなし星10の打点3100の大型シンクロモンスターで、コントロールしているプレイヤーのメインフェイズ2以外では相手のカード効果の対象にならない永続効果をもち、今回の暁杯のMVPと言っても過言ではありません(暁杯でこいつを出した試合は全て勝利している)
打点が高く、カード効果の対象にならないため、必然的に上から物理で殴る以外に対象を取らない除去を当てるなど、環境デッキのメインギミックで突破するのが難しいため、こいつ出すだけで基本的に相手に対して優位に立てるため、今旋風BFを作るなら、必須のカードです
前述のオニマルの際にも触れましたが、1ショットキルのパーツになったり、単純なビートダウンでも使えたりととても優秀で、BFではデスハルマッタンで簡単に出すことが出来ます
牙王の後ろに神系統の罠置いとくだけでも、相手からしたらウザいことこの上ないので、有効な
戦術です

・氷結界の龍 トリシューラ
星9のシンクロモンスターで、非チューナー2体以上の縛りがあるが、比較的出しやすく強力な効果を持った切り札の1枚
シンクロ召喚に成功するだけで相手の場・手札・墓地のカードを効果解決時に除外でき、対象を取らないため前述の牙王の処理も可能
相手のリソースをごっそり奪ってくれるため、中盤以降に出すとアドバンテージを得やすく、効果的に運用できる

・クリスタルウィング・シンクロドラゴン
非チューナーにシンクロモンスターを要求するが、相手のモンスター効果をターン1で無効にし破壊でき、破壊したモンスターの攻撃力を自身に加える誘発即時効果に、星5以上のモンスターとの戦闘のダメージ計算時にそのモンスターの攻撃力を自身に加える強制発動の誘発効果を持つ疑似オネストで高レベルのモンスターとの戦闘ではまず負けない優秀な効果をもつシンクロモンスター
先攻制圧・後攻1キルの前面に出す代表格で、クリスタル+オガドラ+神の構えを崩すのは強ハンでもない限り困難な布陣です
返しとしても優秀なため、温存して1キル狙いとしてもよしと、使い勝手のいいシンクロモンスターであり、必須のカード

・煉獄龍 オーガ・ドラグーン
闇属性チューナーを要求する星8シンクロモンスターで、手札が0枚の時相手の魔法・罠の発動を無効にして破壊する、攻守3000の真六武衆シエン
クリスタルと並べることでモンスター・魔法・罠の全てをターン1で無効化できる先攻制圧で展開する大型シンクロモンスター
守備だけでなく攻めにも効果的で、全体除去罠なども止められたりするため攻守に置いて万能だが、フリーチェーンの除去には弱い(ドローフェイズで手札が増えたときに強制脱出などで退場させられることもあるため)
ハンド0ならば、攻撃反応・召喚反応の除去罠はこいつで基本的に止められるため、制圧向きのカード
守備も3000あるので、壁としても使えて優秀

・魔王龍 ベエルゼ
オガドラ同様闇属性チューナーを要求する星8ドラゴン族シンクロモンスターで、戦闘・カード効果で破壊されない永続効果と、自身の戦闘・相手のカード効果でダメージを受けたときその数値分攻撃力が上がる誘発効果を持ち攻守も3000と高く、耐性から壁としても優秀で破壊以外での除去を強要できる
基本的には相手の罠を踏みにいったり、壁として耐える際に用いる

・A BF-驟雨のライキリ
アニメで再登場したクロウのエースモンスターで、BF素材でチューナー化、1ターンに一度自身以外のBFの数まで相手の場のカードを選択し破壊できる起動効果を持つ
BF待望の除去効果を持ったBFモンスターで、1度に最大4枚の相手カードを破壊でき、名称ターン1ではないため2枚目を出したり、場を離れてから再び出すことで1ターンに何度か効果を使う機会を作れる(前述のオニマルや牙王の解説の際に出たライキリの破壊効果連打のコンボのように)
打点も2600あり、星7シンクロモンスターとしては高めの設定で、アタッカーとしても申し分ない(単純に打点がほしいならば後述のチドリを出すが)
魔封じの芳香とのコンボは強力かつ凶悪で、毎ターン相手が伏せる魔法カードを破壊できるため、魔法カードに展開を依存するデッキはほぼ壊滅状態になる
単体ではバニラ同然なのが欠点か(アニメでは自身も含めたからバニラにはならなかった)

・A BF-涙雨のチドリ
オニマル・ライキリ同様のチューナー化するルール効果と、墓地の存在するBFモンスター1体につき300攻撃力が上がる永続効果、場で破壊され墓地に送られたとき自身を除く墓地の鳥獣族シンクロモンスターを蘇生する誘発効果を持つ
活用方法はブログで紹介してるので、ここでは割愛します

・BF T-漆黒のホーク・ジョー
漫画版遊戯王5Dsで登場した星7戦士族シンクロモンスターで、1ターンに一度墓地の星5以上の鳥獣族モンスターを蘇生させる起動効果と、相手モンスターの攻撃・相手カードの効果の対象になった時、1ターンに一度自分の場のBFモンスターに対象を移すことが出来る効果を持つ
後攻1キルのパーツとして頻繁に用いられるBFシンクロモンスターで、優秀な効果を持つライキリ、チドリ、ノートを蘇生して展開のサポートをする
オロシ+ノートで出すのが最も簡単で強力な動きだと思います。ホークシンクロ後即座にノートを蘇生でき、1キルが視野に入ります
また、相手のノートに対するヴェーラーをケアするための動きでもあるため、重要です
ノートのシンクロ召喚時にヴェーラーを当てられた際にオロシSSからホークでノート蘇生すれば召喚権が増えるため、その後の展開が可能になります

・BF-星影のノートゥング
BFシンクロモンスターの中で最も使用頻度が高い星6シンクロモンスターで、ターン1でSS成功時に相手ライフに800ポイントのダメージを与え、相手の場のモンスター一体の攻守を800ポイント下げるバーン+攻守変動効果を持ち、これにより終盤でのバーンダメージによるゲームエンドや、単体で3200まで処理できるようになる
また、フィールドで表側で存在する限り1ターンに一度BFモンスターに限り召喚権を増やす、BF専用の二重召喚を内蔵しており、旋風を絡めるとサーチも展開力も大きく上がるBFシンクロモンスターの中で最も優秀
ノートゥングを出しやすくすることで、BFの欠点であった召喚権の渋滞及び1体目を潰されることによる展開のストップを解消できるだけでなく、DDBが使用できた全盛期BF以上の展開力を可能にするBFデッキの心臓とも言えるシンクロモンスター
墓地に落ちてもホークジョーで吊り上げることが出来、さらにバーン+弱体化までさせる
BFデッキの展開の要であるため、必須カードです

・瑚之龍(コーラル・ドラゴン)
水属性・ドラゴン族の星6シンクロチューナーモンスターで、手札を捨てる事で相手フィールドのカードを破壊する起動効果、シンクロ召喚後に墓地へ送られた場合にドローする誘発効果を持つ
ノートと同じ要領で出すことが可能で、オニマルや牙王に繋げる際に用いる(アルティマヤ型ならば、ノートと合わせて使用する)
最近ではシンクロダークのパーツとして使われているが、BFでも上記のような用途があるため、採用圏内です

・HSRチャンバライダー
戦闘する度に攻撃力が上がっていく効果と、2回攻撃を行う効果を持つ星5シンクロモンスター
元々の攻撃力は2000だが、効果により200ずつ上昇していき、ダイレクトアタックで大きく相手ライフを奪っていくフィニッシャー
単純に2回ともダイレクト通すだけで2200+2400=4600ものライフを奪い、ライキリとのコンボでジャストキル出来る(ノートのバーン800+ライキリ2600+チャンバラ2200+2400=8000)
高速で相手ライフを奪いたいときや、相手の場の複数の下級モンスターを処理したりする際に出すことが多い
主にブリザードから出すシンクロ枠だが、オロシ+星4BFでも出せる
BFのワンショットキル率の向上に大いに貢献してくれる星5枠

・A BF-五月雨のソハヤ
A BF共通のBF素材でチューナー化するルール効果にシンクロ召喚成功時に墓地のA BFを蘇生する効果と、墓地に送られたターンの自分メインフェイズに自身以外のソハヤを除外して自己蘇生する効果を持つ
シンクロダークで悪目立ちしてるカードだが、本家のBFデッキでもコンボルートは存在します(wikiではスティーラーを用いた1キルルートしか紹介されてないうえ、文が長い)
オニマルや牙王の解説の際に紹介してるが、基本はA BFを蘇生する効果でライキリ蘇生からのオニマルで1キルという流れを作るのに用いる
重要なのはピナーカハルマッタンで出せるBFシンクロモンスターであることで、以前まではピナーカ+ハルマッタンで出せるのがグラムくらいしか存在しなかったため、ソハヤの登場はピナーカハルマの扱いやすさに貢献している(銀翼の素材2体縛りがなければそれでもよかったんだが)

・ヴェルズ・ナイトメア
今回唯一採用しているエクシーズモンスターで、相手の展開を防止する役割を担う
今期のランク4の置物としては最強なのではないかと思っています。複数体のSSにも、チェーンブロックを作るSSにも対応しており、1ターンに何度も効果が使えるのも魅力
返しにライキリなどでバリバリ破壊すれば、耐性持ちだろうが何だろうがお構いなしと、こいつに除去を当ててくる可能性も高く、本命のシンクロから標的を外しやすくなるのもいいです
まあ、残念ながら暁杯では1度も出さずに勝ち進んでしまったのであれですが、調整段階ではかなり仕事してくれたので、採用しました

第3章 サイドデッキ解説
基本的には以下のような感じです

・D.D.クロウ:青眼、彼岸、シンクロダークなどの墓地利用メタ
・ナイトドラゴリッチ:精霊龍、異星の最終戦士など、エクストラから飛んでくる置物排除
・エフェクト・ヴェーラー:デビフラ、ライブラなどに当てるピンポイントメタ
・サイクロン:罠多めのデッキの害悪永続罠やPスケールをチェーンで割るのに使用
・デルタ・クロウ・アンチ・リバース:罠デッキ相手の2枚目の羽根箒として運用
・生贄封じの仮面:帝、マジェ用メタ
・マクロコスモス:ペンデュラムデッキ、彼岸、青眼などの墓地リソースの封殺が目的
・魔封じの芳香:ペンデュラムデッキ相手の勝ち筋

役割はザックリと上記に記した通りで、2戦目以降先攻を取るか後攻を取るかでイン・アウトを変えています

第4章 メインギミックの解説
先攻制圧・後攻1キルの基本形のカードと動きを一部紹介します。

先攻制圧の場合
・黒い旋風
以下の内いずれか2枚
・BF-月影のカルート
・BF-疾風のゲイル
・BF-極北のブリザード

初手:カルートゲイルの場合
旋風発動カルートnsブリザサーチ
ゲイルSSシンクロノート
ブリザns効果でゲイルSSハルマサーチ
ハルマSS対象ゲイルで星5に
ブリザノートでクリスタル
ゲイルハルマでオガドラ
残り手札2枚に神または虚無で盤面完成

カルートブリザの場合はサーチ対象をゲイルにすればよく、ゲイルブリザならゲイルnsでグラディサーチで同じ盤面が作れます

後攻1キルの場合
先攻制圧と同じ初手で可能

・チャンバライキリ1キル
①旋風カルートゲイルorブリザサーチ
②ゲイルSS,シンクロノート800バーン
③ブリザns効果でカルートSS、オロシサーチ
④オロシSSシンクロライキリ効果で2枚破壊
⑤ブリザカルートでチャンバラ
⑥2体でダイレクト2200+2400+2600=7200

・ノートホーククリスタル1キル
②までチャンバライキリ1キルと同じ

③ブリザns効果でゲイルSS,ハルマサーチ
④ハルマSS対象ブリザで星4に
⑤ブリザノートでクリスタル、ゲイルハルマでホーク
⑥ホーク効果でノート蘇生3体でダイレクト2400+2600+3000=8000

代表的な展開パターンで基本形のみですが、こんなところです(応用形はいずれブログで紹介します)

第5章 このデッキの弱点
個人的にはあまり紹介したくないところではありますが、BFを使ったことある人なら周知なので隠すところでもないので、この場でいくつか紹介します

まず、BFモンスターの初動を潰されると基本的にその後の展開はないと言っていいです
つまり、最初に召喚権使って出てきたBFモンスターを破壊なり除外されると展開は止まります
そのため、マジェスペクターユニコーンやベアトからのファーファで初動のBFを場から退かされるだけでかなりきついです
それで詰みにならないよう、ゴウフウや闇剣でそれらの対策は取ってますが…

次に、幽鬼うさぎによる旋風またはノートゥングの破壊
これもかなりキツめで、蘇生やゴウフウ握ってないとリカバリーをそのターンで出来ないため、これも初動潰されるのと同じくらいきついです
ノートにヴェーラーもオロシでケアできなくもないですが、素引きか旋風でのサーチを求められるため、毎回出来るわけではないです

それ以外では致命的な弱点というものはなく、手札の噛み合い次第で大抵の状況には臨機応変に対応できるため、そこがBFデッキの利点でもあります

手も足も出なくなるような弱点とは言えないためここでは挙げてないですが、ブリザに対するクロウやヴェーラーも状況によってはキツイこともあるし、暗闇ミラーもサイクやゴドバ握ってないとなかなか苦しいところではあるし、と細かいところではキツイ場面もありますが基本的にはBFデッキで詰みまでいく弱点は上記2種となります
逆に言えばこの2種の弱点をどう克服するかが課題でもあります(一応メインデッキに対応策は投入済みではあるが)

文字数の関係で具体的なメイン・サイドの交換プランとか、メインギミックの応用までかけなかったけれども、いかがでしたでしょうか?

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