House of Cards Season 1 視聴終了&もあ | aiko★のひとりごと

aiko★のひとりごと

く そ ぶ ろ ぐ


(ネタバレ無し)


『House of Cards(ハウスオブカード)Season 1』を観終えました。
“ケヴィン・スペイシー×デヴィッド・フィンチャー”
という映画界の重鎮二人がタッグを組んだドラマ作品です。レンタルで観る予定だったけど、huluで配信されたので全13話を二ヶ月ほどで観賞しました。


【あらすじ】
主人公フランク(ケヴィン・スペイシー)はホワイトハウス入りを目指す下院議員。 大統領候補ウォーカー(ミシェル・ギル)を応援しており、彼が当選したあかつきには国務長官のポストをもらう約束をしていた。 しかし、大統領に当選したウォーカーはフランクを裏切り、フランクのホワイトハウス入りの夢は無残に散ってしまう。 耐えがたい屈辱を味わったフランクは、どんな手を使ってでも必ずホワイトハウスに入ってみせると心に誓う。 利用できるものはすべて利用するしたたかさと、邪魔者には容赦しない残酷さ、3歩先をいく聡明な頭脳を武器にフランクは這い上がっていく。 一方、フランクの妻クレア(ロビン・ライト)もNPO法人「クリーン・ウォーター」の代表を務めるキャリア・ウーマンであり、夫と同様、目的のためであれば手段を選ばない性格である。 各々の欲望が絡み合う熾烈な駆け引きの末に、最後に笑うのは誰なのか・・


結論から言うと、非常に面白かったです。「アメリカ版半沢直樹!」なんていう安っぽい宣伝がされてたけど、あながちそれも間違ってなかったかなぁと。一度政権でつまはじきにあった下院議員があの手この手を使って、もう一度自分の地位を確立しようと奮闘するお話です。ただ半沢のように劇場型の展開では無く、静かに物語は進んでいきます。



↑カメラ目線で視聴者に語りかけるケヴィン・スペイシーおじさん( ´艸`)


政争劇ということで難しく感じる人もいるかもしれないけど、この作品に関しては心配無用。何故なら、劇中主演のケヴィン・スペイシー自らが視聴者に語りかけ、説明してくれるのです(∵)最近だと『ウルフ・オブ・ウォールストリート』でも見られた演出ですが、この作品のそれは政治家の本音と建前」を描く上手い演出になっており、視聴者にだけ見せる本音の部分が非常に面白く、政治家の思考を覗いてるかのような気分になれます。語りかけるだけではなく、『(見てなよ?今こいつ言うよ、言うからね?ほら言った!!)』って感じで視聴者に視線や笑みだけ送ってくるシーンとかもあります(笑)

そんな感じでケヴィン・スペイシー演じるフランク・アンダーウッドと視聴者は運命共同体なんだけど、物語中盤からは視聴者に見せる本音の部分も本音?なのか危うくなっていき、良い意味でも悪い意味でもこちらを裏切ってきます。フランクのことは全て知っている気でいたら、実は視聴者も騙されていたでござる的な驚きの展開。とんだたぬきジジイですw




↑映画『キャビン』でも美しかったクリステン・コノリーはさらに美しく!( ´艸`)


S1は主に政権内での自分の価値を高めようとアンダーウッドが暗躍する様子が描かれています。女性記者ゾーイと体の関係を持ちながら、政権内の情報をリークして世論を操作したり、とにかく利用できる物は何でも利用していく。アンダーウッドを妨害する人間も出てきますが、S1に関しては小物が多くて少し物足りなかったかな。この辺はS2以降に期待です。ダグやルッソのサブストーリーは面白かったけど、妻のクレアとゾーイの恋愛サブストーリーは正直いらなかったような・・(好みの問題)

本国ではS3まで配信中です。huluにS2がいつくるかは正直分からないので、もしかしたらレンタルで観てしまうかもしれません。それくらい気になる終わり方のS1( ´艸`)ちなみに全13話ですが、50分尺で内容も濃く、重い話も多いのであまりサクっとは観れないと思います。“13時間の映画”という表現がぴったりの重厚なドラマでした。







このドラマはアメリカのビデオオンデマンド「Netflix」が製作した作品なんですが、
そのNetflixが今秋日本参入決定↓
動画配信のNetflixが日本上陸、TV局主導のコンテンツ市場は変わるのか? | THE PAGE(ザ・ページ) http://thepage.jp/detail/20150212-00000014-wordlea

最大手が日本上陸ということで喜ばしい限りなんですが、自社製作ドラマまで抱える会社ということで心配になるのが独占競争なんですよね・・。月額の価格など今後の細かな発表が気になるところですが、TSUTAYAとGEOの不毛な独占レンタル合戦やhuluとdビデオの独占最速配信合戦などを見てるとオンデマンド界第三の刺客の登場は不安しか・・。ゲームの独占競争が我々には身近ですが、あれって結局ユーザー側は誰も得しないですからね。何とか3社共存出来るようにしてもらいたいです。そしてお願いですからブレイキングバッドのスピンオフ『ベターコールソウル』はhuluでもdビデオでもNetflixでも観れますよーに!!!(。-人-。)


☆★☆★☆


続いて海外ドラマはまたまた新規で「ハンニバル」シーズン1を吹き替えで観始めました。これがまた面白い。そして、時を同じくして「ウォーキングデッド」シーズン5後半もスタート。少々不安な立ち上がりでしたが、こちらはもうキャラクター愛がメインなので文句言いながらも観続けていくでしょう(∵)来月3/4には「24 リブ・アナザー・デイ」がようやくTSUTAYAでもレンタル開始なので季節はまだまだ寒いですが、海外ドラマは熱いですよ!!!