手術が終わって…。
うちは声をかけられ、ぼんやり目を覚ましました。
病棟の看護師さん?手術室の看護師さん?
麻酔科の先生だったかな?
誰が声をかけてくれたのか頭の中がぼんやりしてて覚えとらん。
目を覚ましたら手術室入ったすぐの受付した所でベッドの上でした。
頭がぼんやりする中寒さを少し感じました。








病棟の看護師さんが
「今から病棟に戻りますよぉ。」
って声をかけてくれ、ベッドが動きました。
手術室を出て、エレベーターを乗り病棟へ。
ベッド移動しとる時に寒さがどんどん増して、エレベーターで看護師さんに声をかけられた時寒いって伝えました。
看護師さんが熱が出るかもしれんって言いよった気がする。
エレベーター降り、ナースステーションの前を通る時ラウンジにおるPAPAがこっちを見て立ち上がる姿が見えたのをはっきり覚えてます。
ここからPAPAも一緒に病室へ。
PAPAはうちを見て泣きよった。









病室に着いて看護師さん達がバタバタ機械の設置の為動く中、うちは寒さでガクガクぶるぶる。
震えながら「寒い…。」って言ってて
うちの様子を見た看護師さんが
「電気毛布入れようね。」
ってうちに言ってくれました。
PAPAも寒がっとる事伝えてくれ
看護師さんとPAPAが話よるのを見よると
「高い熱が出ると思います。かなりしんどくなると思う。」
って言いよるのが聞こえた。









機械をつけ終えて、看護師さん達は一旦退室。
電気毛布を入れてもらえて震えも落ち着いたうち。
PAPAにうちの携帯をつついてもらってBIGMAMAと親友に手術が無事終わったのを報告してもらった。
予定では2時間の手術だったけど、4時間かかっていた事をPAPAから聞きました。
少しぼんやりしながらPAPAと話していたら両肩に痛みを感じ、どんどん痛くなる。
特に右肩が痛くて痛くて…。
看護師さんが様子を見に来てくれた時に肩の痛みを伝えると、腹腔鏡下手術で入れた空気が体の中から上に上がって肩を通って抜ける痛みで、術後みんなまずは肩が痛くなるとの事。
痛み止めは手術当日は絶食飲の為飲めんれんくて、うちの場合は熱があって高くなると思うけ、解熱の点滴に痛み止めが入っとるし打とうと思うけど、熱がまだそこまで上がってないけん今はまだ出来んって事だった。
ぢゃけ背中に通しとる1時間に1回押していい麻酔を押してくれ、また様子見に来るからねって言って看護師さんは退室。
肩の痛みに関しては主治医の先生から説明を受けとったし、説明書にも書いてあったけどあんなに痛いとは思わんかった(。•́︿•̀。)









それから少しして吐き気が出てナースコール。
ピンクのトレーとタオルを持ってきてくれた。
なーんも食べとらんけ、胃からはなんも出ず、よだれしか出なくて…。
酸素マスクも苦しくて吐き気も増すはがり。
様子を見に来てくれた看護師さんに、PAPAが吐き気を伝えてくれ、全身麻酔の副作用みたいなものだと思うって事と
「酸素マスクも外してあげたいけど…まだ術後1時間ぢゃけ、もう少しつけとかんといけんかな。」
って看護師さんが言ってました。







肩が痛くて痛くて、吐き気がきては吐いて、酸素マスクが苦しくて…
「肩が痛いよぉ…。」
「もうおかしくなりそう…。」
「どうにかしてよぉ。辛い。」
って弱音を言いよった。
でもちゃんと退院予定日に退院して子供達に会いたい気持ちも強くて…。
酸素マスクを苦しくて自分で外してしまったら
「看護師さんはもう少ししたら外せるって言いよった。これ外して酸素足りんくてってなったら…。」
って自分に言い聞かせてマスクをつけ直す。
これを2〜3回したかな?
肩が痛くて唸っとるウチを見て、PAPAが看護師さん呼ぶか聞いてくれて
「あともう少し熱が上がったら点滴するって言いよったけん…呼ばんでいいよ。」
って言って痛みに耐えよった。
(退院後PAPAによるとかなりぜぇぜぇしながら言いよって、すごく痛々しかったらしい。)








次の看護師さんが様子を見に来てくれた時に酸素マスクを外してもらえ、熱を測ったら38.3℃で解熱の点滴(痛み止め入り)をしてもらえました。
少しして肩の痛みはだいぶ楽になって、吐き気も落ち着きました。
PAPAもホッとした表情。
よく頑張ったねって何回も言ってくれよった。
何回も半泣きになりながら心配してくれよった。









落ち着いた頃主治医の先生が様子を見に来てくれ
「やっぱり歯や髪の毛がある種類だったよ。
無事取れたからね。経過が良ければ予定通りに退院できると思う。ただ術後4・5日から熱が出る可能性があるけん、その熱が出た場合は退院できないからね。」
って簡単に説明しに来てくれた。
今熱が出とる事を言うと、その熱とは違うんだって説明してくれた。
うちの腫瘍はかなり大きくて(15cm)、取り出す際に水分と油分が少し漏れてお腹に残った状態。
体が自然に吸収するなかで、水分は問題ないけど油分の場合は熱が出る事があるらしい。
どうかうちの解釈が間違ってませんように(((;꒪ꈊ꒪;)))
また様子見に来るからねって先生退室。








PAPAが少し寝んちゃいって言ってくれたし、前日もあんまり寝れとらんかったけ寝れると思ったけど寝れんくて、PAPAとTV見よった。
様子を見に看護師さんらが来て熱を測ると38.9度。
「解熱の点滴聞いてないね〜。氷枕持ってこようか?」
「暑くない?布団も2枚かかっとるし、電気毛布もうとっとく?」
って聞いてくれ氷枕を持って来てくれて、電気毛布もとってくれた。






それからは少し落ち着いてきて体制が軽く横を向けるようになったり、看護師さんがうちの様子と傷の確認に定期的に来てくれて、肩の痛みが少し出たら背中の麻酔押してくれた。 
背中の麻酔はカチと押すと少しして背中が冷たいのが通るのが分かった。
笑ったり、咳をすると傷口が痛かったな。
寝たきりの体制もきつかった。
なにか飲みたいなって思いよった。
多分PAPAが帰る前だったと思うんぢゃけど、熱のせいでか尿があんまり出てないって事で点滴1つ増えた。
TV見たり、少し話したりしながら面会時間が19時までだったけん、PAPAは18時45分頃に帰ったよ。










1人になった病室でボーっとしよって寝ようにも寝れんかった。 
寝たきりの体制がきついけど、軽く横向くの痛くてきつくて…。
点滴・心電図・指に機械・背中の麻酔・フットポンプ・膀胱カテーテル…たくさんの機械が体についとるのもしんどかった。
『開腹手術より腹腔鏡下手術の方が傷も小さく、日常生活に早く戻れる。』
『腹腔鏡下手術は当日痛いけど、翌日には楽になるよ。』
先生や腹腔鏡下手術した人の話を聞いて、簡単な手術ってあまくみとったって思いました。
看護師さんと話しとる時にそれを伝えると
「そうだよ〜。確かに大きいや小さいはあるかもしれんけど…手術は手術ぢゃし、痛みはあるし辛くて大変な事だよね。」
って言ってくれました。
手術終わってよく頑張ったねって言ってもらえて嬉しかった。
いつもはもっと頑張らなきゃって、もっと頑張ろうって思うけど、今回は自分でも自分をよく頑張ったって思おうって思いました。
3週間後の病理検査の結果が悪性だったらまた手術だって思ったら不安だったけど、不思議と気持ちは前向きで
「良性の可能性が高いって先生も言ってた。開腹手術になる可能性もあったけど、腹腔鏡下手術で出来た!!良性なハズ!!」
「退院して落ち着いたら今までよりもっと頑張る!!」
「大きな厄落としができたんだ☆」
って考えれました꒰⁎ᵉ̷͈ ꒵ ᵉ̷͈⁎꒱໊







夜また熱が上がり解熱の点滴。
解熱の点滴のおかげで、術後点滴打つ前よりは肩の痛みはあまり感じずにすみました。
明日の朝食を楽しみにして寝よう、明日には膀胱カテーテルも抜けるし機械も取れて楽になるから早く寝ようと思うけど、なかなか寝つけず、この日も1時間くらい寝ては起きての繰り返しでした。








話がかなりとびとびで…ぬけとる所や書ききれとらん所があるかもしれんです。
多分ある…(•́ω•̀ ٥)
翌日はまた違う戦いでした(´×ω×`)









※痛みの感じ方・術後の経過には個人差があります。
また本人の体調によっても変わってくると思います。








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