★日々是愛犬三昧★~主客顛倒犬小屋暮らし~

★日々是愛犬三昧★~主客顛倒犬小屋暮らし~

今は亡き最愛の我が子レオとの思い出。残された柴犬&チワワ、そして新たに加わったミニピン2匹。相も変らぬ犬バカ家族の日々徒然や如何に。

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お久しぶりです。
随分と長いことご無沙汰しておりました。

青年ことレオが旅立ってから新しい家族も増え、子どもたちの成長記録として書かなくてはと思ってはいたものの、レオの死と共にどこかに落として来てしまったような書きたいと言う衝動、それに加えて生来の愚図な部分が顔を出し、結局何もせずに現在に至りました。

さて。
ブログ開始当時の中年おやじは還暦を迎え、正直精神的には全く成長していないものの、予期せぬ救急搬送で現在入院中、確実に老年期の入り口に立ったと自覚せざるを得ない状況にいる。

そんな中、愛娘ことマロンがとうとう危篤状態に陥り、看病どころか傍にいてやることすら出来ない不甲斐ないおやじに成り下がってしまった。

マロンは今15歳半、緑内障で左目を、右目も加齢による白内障で共に視力を失い、この3年は慢性腎臓病に加え認知症を発症、オムツ生活となったものの愛しさは増すばかり、如何に長生きさせるかと漢方薬を始めにあらゆるサプリにも手を出して来たものの、やはり年齢には抗えないと何とか納得しようとした矢先、急激な体重減少から膵臓の炎症が発覚、老衰も加わりあっという間に現在の最悪な状態になった。

常々お前たちは一生守ると偉そうに言ってきたにも関わらず、その約束すら満足に果たせていない自分に腹が立つ。

結局は多忙な人間息子がマロンの通院看病に加え、他の子どもたち全ての世話も背負ってくれている。

この状況に感謝と情けなさと、マロンを失うかも知れないという恐怖と悲しみ、旅立つ運命ならせめてその瞬間マロンを抱きしめ傍にいたいと言う叶わぬ願いが膨らみ過ぎて、病院のベッドの上で一人押し潰されそうになっている。

我が子として出会い、長年慈しんできた命の火が消えかかっている。
寿命だ、運命だと解ってはいても心が悲鳴をあげている。

マロン逝くな❗
マロン死ぬな❗

どうしても逝ってしまうというのなら…せめて苦しまずに安らかにと願う。

だが命の奇跡も信じたい、せめてもう一度…お前に会いたいよ。

ブログ再開に伴い、我が子それぞれの近況報告を書いてきたが、読み返してみると何とも暗くて重い。
書き手本人がドンヨリするくらいだから、読んでくださる方はもっとゲッソリされていることだろう。


月日の経つのは速い。

2年のブランクの間に我が子たちも同様に歳をとった。

彼らの身体のあちこち異常が出てもおかしくは無い。


ここでマロンに次ぐ古参のボウズ(チャッピー)の現状も書いておきたいのだが、彼ももう9歳。

またドンヨリする記事であろうこと、どうぞご容赦頂きたい。





2012年夏。

ある日の朝、トイレに血だまりができているのを出勤前の人間息子が見つけ、大騒ぎになった。

今までに子どもたちのトイレで血を見たことなどなく、仰天してしまった。


誰だ!?

誰のオシッコだ!?


彼は仕事を休むわけには行かず、後ろ髪を引かれるどころか引っ張られる状態で、全身から心配オーラを発しながら出掛けていった。


当然ながら自分が子どもたちに張り付いて誰の尿なのか見分け、とにかく急いで病院に連れて行かねばならない。


長期戦を覚悟してトイレの側で待機していたが、程なくしてチャッピーが軽い足取りでトットットと歩いてきて用を足し始めた。


ん?トイレに来たんだろう?足は上げているが、ちゃんと出ているのか?

じきにチョロチョロと出始めたが、途中から血が混じってきた。


おまえだったのか!痛くないのか?

大変だ、とにかく病院に行くぞ!


ボウズは散歩かと期待の目をキラキラさせたが、それどころじゃあない。

いきなり抱えられ、車に乗せられ、目を白黒させた状態のままで病院に着いた。


すぐにレントゲンと尿検査となり、膀胱と尿管に5個の結石が見つかった。

5個のうち2個は膀胱内、1個が膀胱と尿管のつなぎ目、2個が尿道の中にあった。

問題なのはシュウ酸カルシウムの結石で、ストロバイトと違って溶かすことはできないということだった。


病院に預け、尿管から生理食塩水を入れ、逆流させるも取れない。

尿道まで降りてきた2個の結石はかなり大きく、血尿はこのせいだという。

その後も痛み止めと抗生物質を使いながらその後何回か病院に通った。


院長もできることなら術後の回復とボウズの年齢を考え、尿管にメスを入れたくないとのことだったが、取れないままだと腎不全などのリスクも出てくる。


最終的には尿管を塞いでしまうであろう結石除去には外科手術しか方法が無いという結論に至り、院長夫妻の母校でもある日本獣医生命科学大学 に紹介して頂くことになり、早速予約をする。


大学病院ではまず検査をした上で入院・手術日を予約するとのことだった。

結石がだんだん降りてきている状態を考えると一刻も早く手術を!と願っていたが、さすがにそんなわがままは言えない。

診察は午前中だったが、午後に結果が出るとの事だったので、不安そうな表情のボウズを預け、落ち着かないまま時間を潰す。


午後になってすぐ携帯が鳴った。

急いで診察室に行くと、チャッピーはカテーテルに繋がれている。

今日は検査だけのはずでは?


何と、お昼間際に別の子の手術のキャンセルが出て、すぐに手術ができるという。

診察の結果、5個の結石が今は全て尿管に降りて詰まっており、完全に余裕の無い状況だった。


「手術のキャンセルは滅多に無いんですよ、チャッピー君にとっては本当にラッキーでした。これで元気になります、よかったですね。」

医師の優しい言葉がずっしりと胸に沁みた。


すぐに手術と入院の承諾、同意書を書き、チャッピーをお願いしたのだが、大学病院と我が家は少々距離があり、万一の際にすぐ駆けつけることが難しく内心不安だった。


だが手術直後に無事終わったこと、そして夜の10時近くに再度術後何の異常も出ず順調だとの連絡を頂き本当に安心した。


数日の入院を経て、無事に退院することができた。

お迎えは人間息子と2人で行ったが、久しぶりに会うボウズの嬉しそうにパッと輝いた目を見て涙が出た。


上の画像は小暮動物病院で抜糸直後のチャッピーだ。


なりふり構わず甘えてくるラッシュとは正反対の性格だが、今回ばかりは驚くほどの甘ったれだった。

まあプライドが高くて我慢しているのは丸解りだったが。

おずおずと擦り寄ってきて膝によじ登ってくる姿に愛おしさ倍増だった。


そして手術から1年半が経過した現在。


定期的に尿検査を受け、どうみても美味しくは無さそうな療法食も何とか食べてくれてはいる。


だが最初の小暮院長の診断通り、やはりまた尿の中にまだ結石にこそなってはいないが、いくつかのシュウ酸カルシウム結晶が見つかるようになっている。

遺伝的なものもあるとのことで、今の時点では水分摂取と療法食でしか予防の方法は無い。


再発・・・いずれまた結石になるのだろうかと不安もあるが、手術だけは避けられるようにきちんと管理していかなければ。


子どもたちが病気になるといつも思う。

自分がどんなに心配しようが病院に駆け込もうが、辛くて苦しい思いをしているのは子どもたちなのだ。

解っているのに、子どもたちが発していたであろうSOSを見落としていることが多い。

まだまだ未熟だ・・・みんなごめんよ。



チャッピー、今度も絶対に負けるなよ。

とにかく水分を取って、一生懸命食べて、悪い結晶をどんどん流すんだ。

ずっと一緒だ、諦めずに頑張っていこうな。

愛娘・マロン。

可愛くて愛しくてたまらない最愛の娘だ。




レオが亡くなって、我が家の最年長犬となってしまった。

時の経つのは早いもので、今年の6月でもう12歳になる。


小さい時から自己主張は強くなく、いつも遠慮がちでおっとり構えている。

この子は目も開かぬうちに雨の降る那須で捨てられ、心ある人に保護され我が家に来た子だ。


我が家の子になった時にはすでにレオがいたから、この子もレオに守られ育てられたようなものだ。

考えてみれば、レオの後ろで甘えるだけの立場で、自己主張の必要など無かったのかもしれない。


マロンは10歳まで大きな病気とは無縁だった。

アレルギーで季節の変わり目に痒みから脱毛を起こすくらいで、病院もフィラリア検査と予防注射で行くくらいのものだったと思う。


それが昨年、突然おもらし(おねしょ?)をするようになった。

普段から足や体が濡れるのを極端なまでに嫌がる子だったから、自分の漏らした尿に信じられないような表情を見せた。


ずっと健康体でいただけに明らかな異変である。

ただ食欲も元気もあり、見た目には特に異常は感じられなかったが、すぐに病院に連れて行った。

検査の結果、ついた診断は慢性腎臓病


なぜもっと早く気付いてやれなかったのか・・・自分が情けなくて猛烈な吐き気に襲われた。

いや、後悔しても始まらない、辛いのはマロンだ。

とにかく院長の指示を守り、これ以上悪くならないようにしなければ!


療法食に拒絶反応を示し、一時激痩せしたマロンだったが、何とか服薬との併用で数値も安定してきた矢先、また異変が起きた。


ほんの2、3日の間にマロンの右頭頂部が尖り、顔が明らかに変形してきた。

また慌てて病院に駆け込み、今度は悪性腫瘍の疑いとなった。

日増しに大きくなるしこりに芯があり、悪性ならすぐに手術をせねばならない。


頭皮ごと腫瘍を大きく切り取り、縫合後は引き攣れで顔が歪む。

すでに病気もあり、年齢的にも全身麻酔は不安だったが、そんなことは言っていられない。

引き攣れようが寝たきりになろうが助けねば!

とにかく一刻も早く手術を!


最短で手術日を決め、手術当日を迎えたが、心なしかしこりが小さくなっている?

結局手術直前の診察で急遽手術は中止になった。

手術の承諾書は破棄となり、その後通院による3回の液体窒素治療で済ませることができた。

やれやれ・・・と思ったのもつかの間。


この3月24日夜、アビーの治療から戻るとマロンの目がおかしい。

まぶしそうな目をしてちゃんと開いていないのだ。


25日になってもそれは変わらず、左目は完全なウィンク状態になり充血していた。

どこかでぶつけたか手で掻いたかして結膜炎になったかなと軽く考え、休診日明けの27日に診てもらおうと呑気に構えていた。


27日夜18時半、閉院まであと30分のところ。

マロンの目を見た途端、院長の表情が険しくなった。


「結膜炎と症状は良く似ているが急性緑内障かもしれない。これからすぐ検査をし、もしそうならすぐ治療を始めないとすぐに失明に至る。」と思いもよらなかった診断に愕然とした。


院長夫妻、看護師さん2名を巻き込んでの検査が始まり、そして眼圧数値が通常の倍以上という最悪の結果が出た。

約2時間半の点滴を終え、帰宅したのは夜10時。




緑内障の痛みはとても強いという。

もし治らなくても痛みだけは少なくしてやりたい、それには眼圧を少しでも下げなければならないと、翌日から4月1日まで毎日点滴に通い、右目だけは何とか通常値に戻った。


だが左目の数値は絶望的・・・今はまだぼんやりとでも見えているようだが、いずれ遠からず失明するだろう。

今は持ち直したように見える右目も緑内障を発症している。

左目を庇う負担も大きく、いずれは見えなくなってしまうのだろう。


今は何とか視力を残せてはいるが、、、



ごめんよマロン。


おまえには辛い思いをさせてしまっている。

これから一生苦手な飲み薬といくつもの点眼薬を使っていくんだ。


自分がもっと早く、真剣に対処すべきだった。

おまえの我慢強さは十分知っていたはずなのに。

どんなに考えても、、、償う術が見つからない。


本当に、本当にごめんな。

2011年4月。

まさか年末に亡くなるとは想像もしていなかったレオが、まだまだ元気一杯だった頃。


生後たった35日で何の予告も無く、ミニピンのラッシュは朝突然我が家に現れた。

3月後半とはいえ、まだまだ朝晩には寒さが残っている季節に、殆ど裸同然の短毛種が家人のバッグからヨチヨチと出てきたのだ。


ニコニコ笑う家人。

これがサプライズだと?


度肝を抜かれるとはこういうことか。

その時の自分(と人間息子)は、まさに鳩が豆鉄砲を喰らった図そのものだったに違いない。
せめて予告してくれていればベッドや服を用意出来たのに、と一瞬文句を言いたくなった。


が・・・よちよちと歩くそのちいさな姿に一気にやられてしまい、そんな気持ちはいつのまにかどこかに吹っ飛んでしまった。


さあ大変だ、すぐに病院へ!

ボウズのお古のベッドを引っ張り出してきてラッシュを入れ、人間息子が大事そうに膝に乗せたのを確認し、そっと車を走らせる。

久しぶりの子犬、それにびっくりしすぎて頭がちゃんと回転しない。


わずか1,3キロしかない小さな小さな子犬。

一通り検査をしてもらい、異常無しに一安心する。

今後の診療予定を決め、その足でミルクや服、ベッドを探しに近所のペットショップ3箇所をめぐった。


その後は怒涛の子犬時代を迎える。


ミニピン特有かもしれないが、とにかく飛び跳ねる。

ケージの中でも飛んで飛んで飛び跳ねまくって、フードも水も、果ては自分の○ンチまで踏みつける。


大きなレオに物怖じせず喰い付く。

レオの頭に飛び乗り、尻尾を面白がって追い掛け回す。

最後は疲れて、レオの豊かな毛に潜り込んで眠る。


穏やかなレオはいつも怒りも逃げもせず、何をされても相手をしてくれていた。

マロンとチャッピーにも同様に纏わり付いていったが、彼らはさりげなくスッと逃げた。


ドーベルマンに似た恐ろしげな風貌なのに人懐こく甘ったれ。

人にも犬にも、猫にさえもフレンドリー。

皆から愛される幸せなヤツ。



目一杯甘えさせてくれた親代わりとも言えるレオはもういない。

だがラッシュのこの懐っこさは、レオからそのまま譲り受けたのではないかと思えるほどそっくりだ。


そのラッシュもついこの間3歳になった。

細いとはいえしっかりした骨格で体重4,8キロ、健康に何の問題も無い我が家唯一の元気犬。


当時あれだけ必死に追い求めた赤い糸。

結局繋ぐことの出来ないまま半ば諦めかけたその時、あっさり糸を掴んでやってきた豆つぶ天使。

お前が我が子になってくれて本当に嬉しい。


もっともっと構ってやりたいが、今は病気の子たち優先でなかなか難しい。

みんなの状態が落ち着くまでもう少し我慢してくれな。


マロンの状態が落ち着いたら、みんなで那須小屋に行こう。

レオとの思い出がありすぎてあれ以来行けなかった那須だが、ラッシュもアビーも那須小屋を知らない。


みんなでまた新しい思い出を作ろうな。



末娘、アビー。

ラッシュの実の妹にあたる、わずか8ヶ月違いの兄妹だ。


我が家に到着した当日、小ぶりとは聞いていたものの、そのあまりの小ささに一瞬声が出なかった。

生後2ヶ月近くだというのに、なんと掌に乗ってしまう。


我が子が増えると、いつもすぐにかかりつけの小暮動物病院 に連れて行く。

今後の予防接種や健康状態を確認してもらうためだが、それ以前にこの子はちゃんと大きくなれるのか?無事に育ってくれるのか?と不安になった。


下の画像は当日医院待合室でのアビー。


体重はわずか620グラムしかなかった。

ミニピンは元来小さい犬種だが、生後35日で我が家にきたラッシュでさえ1,3キロあった。


同時に生まれた兄弟犬はアビーを含め4匹。

うち2匹は通常の大きさに育っており、アビーはその半分もない。

可哀想に、1匹は生後すぐに死んでしまったそうだ。




最初にアビーを目にした時の、小暮院長の曇った表情が忘れられない。

院長は真っ先にアビーの成長不良を疑った。

今後ちゃんと大きくなれるのかどうかも含め、あらゆる病気が出てくる可能性も示唆された。


ただ検査をしようにも小さすぎて血液も取れない。

とりあえず体重が1キロを越え、体力が付くまでは、とその日は様子見になった。


食が細く、なかなか体重は増えなかったが、何とか1,5キロになったところで避妊手術の相談に行った。

当然血液検査となるのだが、院長の判断で普通は1歳の子犬には行わない検査項目が加わった。


院長の懸念、そして判断は正解だった。

ありえない数値・・・アビーは肝臓がひどく悪かったのだ。

たった1歳の子犬についた慢性肝臓病の診断。


全身麻酔の肝臓に及ぼす影響を考え、アビーの避妊手術は見送りとなった。

しかし肝臓病の早期発見、早い段階での治療が開始できたのは本当にありがたいことだ。

あの時の院長判断がなかったらと思うと、気付かぬうちに更に悪化していたらと思うと、身震いするほど恐ろしい。




そして今またアビーはひどい皮膚炎に苦しんでいて、検査と治療で通院中だ。

菌や寄生虫、ダニが原因ではないとのことだが、難治性であることに間違いはなく、とうとうステロイドを使うことになってしまった。

肝臓のせいか、ホルモンの異常か、脳下垂体そのものに異常があるのか。


2、4キロまで増えた体重も、全身脱毛を伴う激しい痒みのせいで陥った食欲不振で、2,1キロに逆戻りしてしまった。






今も、これからも、ずっと定期検査と終生の服薬は続く。

もしかしたら、また新しい病気が出て苦しみが増えるかもしれない。


縁あって我が子となったアビー。

小さい小さいアビー。

おまえの一生はどんなことをしても必ず守るよ。

少しでも長く、精一杯元気に、楽しく生き抜いて欲しい。

病気とも上手に付き合って、これからもずっと一緒に頑張っていこうな。

本当にお久しぶりです。


「書く」という作業から、随分と長いこと離れておりました。

レオを亡くした悲しみ。

彼はペット以上、本当に我が子そのものでした。


「手のかかる子犬が2匹もいる、悲しんでばかりはいられない」


そう頭で解ってはいても、心が凍りついたようで全く追いついてこなかった。


日々成長するミニピン1号のラッシュと、レオ存命中に迎えるはずだったミニピン2号のアビー。

この子たちを本当に可愛がっていいのだろうか、この先愛していけるだろうかとまで悩み。


そんな時、嘘のような本当の話ですが、夢の中に元気だった頃そのままのレオが、いつもの能天気な顔でウッホウッホと出てきてくれました。

あまりにも情けなく、あまりにも頼りない飼い主を見かねて、様子を見に来てくれたのかもしれません。



生きていたらレオは15歳。

マロン11歳、チャッピー9歳。

ラッシュはもうじき3歳、そしてアビーは2歳。


姿こそ見えないけれど、レオもいつまでも家族です。

やっと歩き出すことが出来そうです。


我が子たちの記録。

我が子たちとの思い出。

やっぱりブログは続けようと、やっと思えるようになりました。



徐々に復活します。

またお付き合い戴けるようでしたら、どうぞ覗きにきてやってください。




新年のご挨拶が遅くなりました。


昨年12月11日に心臓発作(拡張型心筋炎)で倒れ、その後の治療で何とか持ち直してくれた青年ことレオでしたが、30日朝より徐々に容態が悪化(心臓再発作及び肺水腫)し、翌31日大晦日の午前6時50分に息を引き取りました。



★日々是愛犬三昧★~主客顛倒犬小屋暮らし~



温かな励ましのコメントやメールを下さった皆様、まとめてで申し訳ありませんが、この場をお借りして心よりお礼を申し上げます。


レオを亡くしてすでに1週間が経ちましたが、まだ気持ちの整理がつかない状態におります。


申し訳ありませんが、取り敢えずご報告のみとさせて頂き、改めて記事として投稿させて頂きたいと思っております。


本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

相変わらず携帯からの投稿です。

前回コメントをくださったCREAさん、ぽこっとさん、こゆき(相方)さん、茶々丸さん、おやじぃさん、あひるさん、totobokuさん、まとめてで申し訳ありませんが、この場を借りてお礼を申し上げます。

青年を失うかもしれないという恐怖と不安に怯えていた時、何度も読み返し、どんなに勇気づけられたことか。
心より感謝しています。
本当に、本当にありがとうございました。


さて現在の青年は…
11日に発作を起こし、まさに生死の境をさまよった青年だが、倒れる以前と何ら変わらない状態まで戻った(ように見える)。

だが現実には完治することのない心臓疾患を抱え、一生欠かすことの出来ない通院と何種類もの薬の服用、大好きな散歩の禁止、フードも病犬専用食、入浴も厳禁という、青年にとってはかなり辛い生活が待っている。

それでも、たとえそれが親(飼い主)のエゴだとしても…やはり彼には天寿を全うするその日まで精一杯生きて欲しいと願う。

こうして偉そうなことを言っても、今回自分の情けなさに気付き愕然としたのも事実だ。
この1週間、日増しに元気を取り戻す彼の姿に安堵しつつも、またいつ起きるやもしれぬ再発作への不安の方が大きかった。

彼の呼吸を聞き、剥いでしまう毛布をかけてやりたいが為だけに隣に張り付いて寝起きし、貧血と低血圧による身体の冷えを少しでも防ぎたくて、24時間フル稼働のエアコン、彼専用のホットカーペットに新しいベッドを用意した。

それでもまだまだ不安は続くが、とにかく今はしっかり身体を暖めて、2月7日の13歳の誕生日を元気で迎えられるように頑張ろう。

レオ、戻って来てくれてありがとう。
これからも一緒に生きていこうな。


★追記★
年明け早々、我が家にはラッシュに続く5番目の子どもがやってくる予定です。
ラッシュ報告もまた改めて…
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12月11日、日曜のこと。


朝は元気だった青年が、昼前に突然立ち上がれなくなった。
大好きなおやつにも反応が無い。


もつれる足でトイレに行こうとしたが、途中の廊下で大きな水溜まりを作り、そのまま崩れるように顔から倒れ込んでしまった。

最初は様子を見ようかとも思ったが、あっという間の急変に最悪の事態が頭をよぎる。
だが、我が家のこどもたちの命総てをお願いしている病院は、日曜診療を行ってはいるが、午前中のみ。

この時すでに、わずかだが診療時間を過ぎてしまっていた。
果たして強引に押しかけてしまっていいものか。

悩んだ末、医学知識の深い信頼できる友人に相談したところ、「高齢犬と幼犬の急病で、様子を見るというのは一番危ない。絶対手遅れになる」と言う一言で、すぐ動くことにした。


どんどん冷えていく身体、虚ろな目、荒い呼吸。

車の後部に抱き抱えてレオを乗せる。
発進した途端、ぐったりしていた身体を起こし、遠ざかる我が家をじっと窓から見ている姿に胸が詰まった。

無理を承知で病院に押しかけたのだが、医師ご夫妻はお疲れだろうに、午後一杯かけて治療をしてくださった。
心電図に血液検査、何本もの注射に点滴。

何とか一命を取り留めたものの、決して状態は良くないことは素人目にも判る。
「今夜が山、越えられたとしても油断は出来ない」
医師の言葉に覚悟を決め、我が家に連れ帰ってきた。

帰宅後1時間ほどして、ぐったりと横たわっていたレオが急に痙攣を起こした。
抑えきれないほどの強い力で身体が4度5度と反り返る。

必死に名を呼ぶ、そのうちカッと見開いた目の瞳孔がパッと開くのが見えた。

もうダメなのか?
いやダメだ、逝くな!
まだ早い、早すぎる!

息子と二人、食いしばったままのレオの口をこじ開け、処方された大量の薬を押し込んだ。
程なく発作も治まり、夜は息子と交代で付き添うことにした。


そして12日月曜、朝一番で病院に行き、点滴に注射を受けた。

その後家に戻り、何とか自力でトイレにも行けるようになった。

が、あの瞳孔が開いた瞬間のレオを失うかもしれないという恐怖は一生忘れられないだろう。

医師夫妻の迅速かつ的確な治療で、今は亡き我が子(チャミ、ネネ)に続き、命を救ってもらったのはこれで3度目だ。

信頼できる医師に出会えたことの幸運に、心から感謝せずにはいられない。

だがこれからの治療を考えたら、何とか青年の体力を落とさずにいかなければならない。

決して気を抜くことは出来ないのだ。


青年は戻って来てくれた。
これから先、彼がどのくらい生きられるのかは判らない。
食事も運動も制限され、沢山の薬を飲みながらの生活になるが、それでも精一杯生きて欲しい。
今もこうして書いている横で、決して安らかとは言えない苦しそうな息遣いで横たわっている。

レオ、いつか来る別れの時までずっと一緒だ。
いつもそばにいるからな。

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我が家にきてすぐ直行した病院での1枚。

こんなに小さいのに1、3キロもあって驚いた。