2011年春に京都アニメーションの新作アニメである「日常」が放送されるようだね。


京アニ作品が、「ハルヒ」、「らきすた」、「けいおん」など、内容はともかく、ビジネス上のヒット率が高いことを受けてか、ネットでは、ろくに情報も無いうちに「京アニだからヒット確実」という予想が当然のようにつぶやかれているようだね。


しかし、「日常」は以下の理由で内容的にもビジネス的にもコケる可能性が高いだろうね。


・原作が万人受けしないシュールギャグでしかも詰まらない。

・キャラクターがのっぺりして味気ない。そもそもあずまんが大王のパクリだろ。作画だけの京アニなのに、このキャラデザインでいいのか。

・上記の点にもかかわらず、異様に期待値が高くなるため、本当に詰まらないと一気にしらける。(ハルヒ2期参照)

・すでに視聴者があらゆるパターンを想定しているため、しょっぱなでインパクトを残すことが難しい。そろそろOPEDでドカンと衆目を引くのが難しいだろう。

・声優が無名・・・このパターン飽き飽きだよ。

・アニプレのゆまの仕掛けアニメが来たらそっちに注目が行く。

・シュタインゲートのほうが面白そう。

・「ヒットして当然の声多数」⇒コケるフラグ。

・「けいおん」は実像以上に過大評価されすぎた。エヴァの後のガイナックスっぽい状況。


何にせよ、数年にわたって、物事がやたらと上手く進め続けると、これが恒久的に続くような錯覚を覚えることがある。

しかし、特に娯楽産業は一寸先は闇である。

かつて、80年代後半から、90年代半ばにかけて、「トップをねらえ」、「ふしぎの海のナディア」、「エヴァンゲリオン」と、作品に対する圧倒的までの高い評価と人気を得た作品を生み出し続けたガイナックスも、その栄光は永遠に続くかと思いきや、あっという間にヒット作を生み出せなくなった。

京アニも、ハルヒのエンドレスエイトに代表されるように、手堅い職人気質の会社のイメージが少しずつ剥がれおちているようにも見える。

来年春はどうなるのか、興味深いということころだろうね。