一泊旅行に行ってきました。
大分駅がリニューアルしたから、父が行きたいって去年11月に計画立てようとしてたけど、悪化して行けなかったのでした。

春休みの友達と2人旅。1日目は別府で定番の地獄巡り。小さい頃家族旅行で何度か来たことがあったけど、あまり覚えてなくて残念。所々思い出してちょっと懐かしく思ったりもしました。
時間の関係で父が行きたいと言っていた山手の方には行けず。大分は近いのでまた来た時に!
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2日目に大分駅うろうろ。
広くてお店がいっぱい。父はきっとどこかで休憩しただろうなあって。元気な時から一緒に買い物行くと別行動か、父だけどこかで座って待ってるっていうパターンでした。でも付き合ってって言ったら買い物に付き合ってくれた父。不満なんて一言も言わず。

おいしいものも食べました。
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お土産を買う時が一番父を思い出しました。
いいちこという大分の焼酎があるんですが、父はいいちこが好きだったので、前に旅行に来た時はいいちこをお土産に買ったんでした。貰い物もいいちこがよくあって、まだあけてないのもあって、お供えしています。
おつまみもよく父に買って帰ってました。
でももう父はなにも食べないし飲まない。悲しくて寂しい。
でもまだ父は生きてるって錯覚します。一瞬で気付くんだけど。
帰りの電車で窓の外を見ながら、もう世界中どこにも父はいないんだと思うと寂しいとか悲しいとかの他になにか説明のできない気持ちになります。

旅行は楽しかったし食べ物も美味しかったけど、ぱっと父を思い出すとなんとも言えない気持ちになります。
一緒に行った友達は高校生の時にお父さんを亡くしてるんですが、そのことを聞きたいような、こちらの話を聞いて欲しいような、でもなんとなく聞けなくて、でももうお父さんのいない同士なんだか分かり合えているような気がします。

帰ってきてからは父に甘いものばかりだけどお土産をお供えしました。でも今日桜バージョンのピンク缶のスーパードライをお供えしました。プレミアムモルツの次にスーパードライが好きな父でした。

ところで、父に話しかける時に、どこを見たらいいんでしょう?遺影?御霊代?お骨?分からないので3箇所見てます。

そう言えば、少し前のドラマでデートってありましたけど、そのドラマの台詞で、「量子力学によると、万物はすべて粒子によってできているのよ。つまり死とは、その人を形作っていた粒子が、気体という姿に変形することに過ぎないの。お母さんの粒子は存在し続けるわ。お母さんは、ここやそこにい続ける」ってのがあってですね、最近私そのドラマを見たんですが、号泣してしまいました。ドラマ自体はハートフルでギャグもありのドラマだったんですが、毎回じんわり心にくる内容だったんですが、この台詞は、調べてメモするほど心に残ったのでした。

父の粒子もそこここに存在しているって考えることで、少し救われる気がします。3箇所とは言わずいろんとこを見て、話しかけていいんだなあって。もちろんみこの粒子も。