わたしは、とにもかくにも動物が大好きで、世界中の動物たちがしあわせになるには・・・とよく思いをはせているのですが・・・
そんなわたしの目に飛び込んできたのが
4/28京都NHK文化センターでの
杉本彩さん講演会
「動物愛護 わたしたちにできること」
1時間半に渡り、たくさんのスライドや情報と杉本さんの熱い思いをお伝えいただいた素晴しい講演でした。
わたしは動物が大好きで、動物虐待の話などを聴くと、半月ぐらい落ち込んでしまいます。
そんなことでは動物を救える活動に携われない・・・
もっと強くならなければいけない・・・
神様、天使さま、どうぞわたしに強さをお与えください・・・
と考えていたところでしたが。
講演の中で、杉本さんも「感情に流されてはダメ、感情に流されていては救えなくなる・・・」と気づいてから気持ちを強く切り替える努力をされたそうです。
素晴しい・・・
悲しんでいたり、かわいそうだからと目を背けているだけでは何にもなりませんものね。
真の優しさとは、真の強さ・・・
でもやはり可哀相なスライドからは目を背けてしまったわたし。
まだまだ弱い・・・。
日本のペット業界はひどいです。
動物を商品(お金)としか思っていない。
感情のある命としての扱いはありません。
ペットショップで売られているかわいい子猫や子犬たちがどうやってあの場にやって来たのか、本当であればまだまだ親のぬくもりや愛、兄弟たちと触れ合う時期に、たった1匹ゲージの中で見世物にされて・・・
ペットショップの子犬や子猫はストレスで病気になりやすいそうです。
せっかく高いお金を出して買ってもすぐに病気になってしまっては・・・
売れなくて大きくなってしまったら(犬や猫はすぐに大人になります)大きいと売れないので、その後どうなるか・・・
また子犬や子猫を繁殖する業者は最も悪質です。
繁殖犬、繁殖猫たちは、空調の管理もされていないプレハブ小屋の小さなゲージに閉じ込められ、ろくに水も餌も与えられず、ずっと妊娠出産を繰り返させられます。そして体はボロボロになり、妊娠を繰り返したことでカルシウムを取られて歯はボロボロに抜け落ち、顎の骨まで解けてしまっていることもあるそうです。
そして用済みになったら、その繁殖小屋は放置され、周りの住民の通報などによって動物愛護団体などの手が入るそうです。
引越しで飼えなくなった、病気になった、飽きた、かわいくなくなった・・・などという理由から、保健所に持ってくるというとんでもないことが続いています。
動物愛護団体さんたちの活動によって、少しずつ保健所での殺処分が減ってきてはいるそうですが、まだあるということは信じられません。
人間の身勝手で、なぜ罪のない命を苦しめてこの世から葬らなければいけないのでしょう?
誰が世話できないからと、動物を殺すことを許可しているのでしょう?
この世界は人間たちだけのものではありません。
先進国でこんなひどいことをしている所はないそうですよ。
海外からすれば考えられないそうです。
ガンジーの言葉もお知らせくださいました。
「国家の偉大さや道徳的水準は、その国で動物たちがどう扱われているかによって判断することができる」
その通りです。
日本、大丈夫か?
道徳的水準が低いって恥ずかしくないですか?
講演会で教わった動物たちの為にわたしたちができること・・・
・ペットはペットショップから買うのではなく保護施設から貰い受ける。
・責任を持って最後まで家族として面倒を見る。
その他にも、食肉、ブロイラー、フォアグラの問題についてもお話されていました。
もう一つ、象牙製品は買わない方が良いです。
アフリカ象の密猟の問題。ひどい殺され方をして・・・
密猟のお金はテロリストの軍資金になっているそうですよ。
もっともっとたくさんの話をお伝えいただきました。
ですが、今こうして書きながら、胸が締めつけられて意識が遠のきそうです
でも
悲しくなったのと同時に、杉本さんという素晴しいリーダーがいることを知って、安心もしました。
杉本さんは、昨年一般財団法人動物環境・福祉協会Evaを立ち上げられました。
そしてなんとたった1年で公益財団法人になられたそうです。
Evaについてhttp://www.eva.or.jp/
これから益々すごいスピードで地球は良い方向に向かっていきます。
自分は無力で何もできないと嘆かないで下さい。
まずは祈ること。
よくなることを信じること。
祈りの力は絶大です。
それからで良いです。
自分にできることを探して行動していきましょう。
ね
杉本さんにはたくさん(特に学校で子供たちに向けて)講演していただきたいです。
もし講演が聴けない方は、こちらの本で・・・
- ペットと向き合う/杉本 彩
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