回文でつづる居酒屋の一場面 | アイ氏とTさん ~回文と料理のブログ~

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 回文180~バリエーション~



 今回は趣向を少し変えまして、
 会話を回文で、状況を( )で説明しつつ進めてみます。


  *  *  *  *  *  



  (お店に入り、席についてひとこと)


 「飲むの頼むの?」


    「のむのたのむの?」
  

    

  
  (メニューの冊子を開くけれど、見るのが面倒でひとこと)


 「読むの頼むよ。」


    「よむのたのむよ。」
  


    
  (自分の分しか注文しない男にひとこと)


 「嫁の頼めよ。」


    「よめのたのめよ。」
  


    
  (美味しいのを注文したいがフトコロ具合も気にしていて)


 「並みの頼みな。」


    「なみのたのみな。」
  

  

  
  (飲み物ばかりで飽きたのでツマミをどうするか、ということで)


 「噛むの頼むか?」


    「かむのたのむか?」

  

  

  

  (その返答に)


 「酔うもの頼もうよ!」


    「ようものたのもうよ!」

  

  

  作 成 談 話 :
回文によるやりとりがテーマです。しかし、本当にやったら鬱陶しいことこの上ないのでしょうね。「頼む」のバリエーションで未然形、連用形、終止形、仮定形など駆使しつつ、基本形は短めで、という具合に個人的にいろいろ限定をかけているのですが、いかがでしょうか?因みに実際に飲みに行く直前の人に「飲むの頼むの?」とメールをしたら回文には反応せず、しっかりとした内容の返事がきました。失礼しました。。。