杉丸太が可哀そう
当社所有地に50年前に植林された杉が植わっているが、ある工事の邪魔になるので6本ほど切った。
末口直径30cmで長さ5mの真っすぐな良い材木なので、そのまま焼却するのは可哀そうだしもったいない。
そこで、製材所に用材として製材して欲しいので見積りをと頼んだら、ナッ、ナント!寸法通り加工された木材を買う方が安いですよと言われた。
こちらから製材所に原木を運搬していってでも、加工品を買う方が安いのだ。
林業とは植林をして50年で1人前の用材として使えるようになるまでに、植えてから10年後に一度間伐し、20年から25年後にもう一度間伐する。 その間に下草採りやら枝払いと長期間手を掛けてやっと用材として使えるようになる。 その材木は末口で30㎝、元口では50cmには成っている。
このように50年も掛けて育てた原木が伐採・運搬・加工され商品として市場に出ても、1本当たりたったの1万円程では全く採算が取れず、それなら切って赤字を出すより放置することになってしまうのは当然でしょう。
統計では日本の国土に対する森林面積は日本は66.8%で世界1。 2位はフィンランドで65.8%、3位はブラジルで65.2%。 カナダは26.5%で番外ですが、日本へ材木を輸出している量はフィンランドと1、2位を競っています。
このように日本は世界1の森林大国ですから本来なら材木を輸入なんかしなくてもいい筈です。
菅総理、何とか日本の林業にも補助金を出して林業者が食えるようにしてください。
我々も国産材をもっと使いたいのです。
そうすれば貴方を含め花粉症で苦しむ人も減るかもしれません。(貴方も花粉症であることを今日の予算委員会の中継を見て知りました。)
子供手当も要りませんし、高速道路を只にせよとも言いませんヨ。