こんばんは!りかです。


早いもので折り返し点の三章に突入しました。

今回からの章での変更点を二点お伝えします。


1、更新が毎月月曜 23時のみになります。

2、暗く切ない蓮キョ・・・・・改め、微桃でちょっぴり切ない蓮キョへのシフトチェンジ。


そう、悪いのは全て私・・・・・蓮さんです!←

暗さを出す前に、蓮さんが告白もどきをしてしまい・・・・それにうっかり心を寄せるキョコさんが出来上がってしまいました。
ふふふ・・・私のクオリティの低さでピコさんや皆さんにご迷惑をお掛けして申し訳ありません。

見捨てずにいて頂けると助かります・・・・・°・(ノД`)・°・


とりあえず見てやっかー!という素敵なお方は続きをご覧下さいませー!!


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【コラボ名】 PIKA*Chu
【リレータイトル】 秘めやかな想い
【更新予定日時】 毎週月曜 23時


我が家の半年記念がきっかけでご一緒させて頂く事に相成りました。
内容は以前から二人で盛り上げっておりました【暗く切ない桃色な蓮キョ】です。
第一章から始まり、第五章での完結を予定しております。






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蓮がキョーコと交差する繋がりを断ち切ったとすらいえるあの日から数日後。

何度も何度も、スケジュールを確認したけど逢えなくて。

何度も何度も、電話をしようとしたけど出来なくて。

計画的に捕まえようとすると必ず横槍が入ったが、今日、収録に来ていたキョーコに接触することが出来るタイミングがあった。

時間調整の合間にぽつんと佇むキョーコを見つけたときの蓮の心情は形容し難い。

彼女のマネージャーがいないのは救いなのか、なんなのか。

考える余地もないほど、切羽詰った蓮は足早にキョーコへと近づいた。


「・・・・やぁ」
「敦賀さ、ん・・・・今日は収録ですか?」
「いや、打ち合わせ。ちょっと良いかな?」
「はい」

可哀想なくらい真っ青な顔になりながら、了承の意を唱えてくれるキョーコに、申し訳なさが蓮を襲う。
しかし周囲に人がいる状態でこの間のことに対して発言するのは得策でないと判断し彼女をそのまま自分に宛がわれた楽屋へと誘う。
社も打ち合わせ間近にならなければ来ないようにといってあるし、キョーコとの時間は約・・・・30分。
逢えなかったのは自業自得だとしても、逢えなかったというのではなく、逃げられているのだろうという推測は鋭利な刃となって蓮に突き刺さる。

しかし、ようやく捕まえた今日という日。
なにがなんでも、事態を進展させねばならない。

「どうぞ」
「お邪魔します」

簡素な部屋に招き入れて、後ろ手でドアを閉めた。
その行動の流れのまま、抱きしめる。

香るのは、記憶に違わないキョーコ自身の香り。

「・・・・・ぁ」

強く強く。
逢えなかった時間の埋め合わせを許容させるように。
鈍く爪を立てられた二の腕の痛みだけが、蓮にこれは現実なのだという思考を繋ぎとめる。

「逢いたかった」
「うそ」
「逢いたかった」
「う、そぉ」

つま先立ちではどうしても体勢が不自由になってしまう。
逃げたいのに、逃げられないのか。
抗議や抵抗の、意味なのだろうか。
二の腕に立てられている爪は、まるで縋っているようで、蓮の心に浮かんだ歪さを優しく包み込む。

「本当に、逢いたかった」
「嘘、つき・・・・あなたには・・・・敦賀さんには・・・・」
「君しかいない」
「・・・・・・っ!」

頬と頬を合わせての体勢から、間近で彼女の瞳を覗き込む。
戸惑い、その一色だけで塗り潰されている感情を、いつものキラキラ光る彼女の瞳の色にしたい。
彼女の感情をただかき混ぜるだけの自分に出来るかどうかなんてことはわからないけど、それでも彼女のために足掻こうと思うのは、傲慢なことなのだろうか。

「俺には、君だけ。ごめんね、離してあげられない」

「ずる、い」

震える声が涙で滲む前に、もう一度きつく抱きしめる。

シャツを握り締めた手を解いて、キョーコは蓮の背中をぽかぽかと力無く叩き続けた。


「なにかの罰だったら、謝りますからやめて下さい」

「違う・・・・」

「だってだって、私は、あなたのきょーこちゃんじゃ、ない」


叩かれる振動に心地良さを感じてしまっているのは、もう毒に犯されきってしまっているからだろう。

可愛い可愛い暴力に、愛おしさが募る。


「君は、俺の、キョーコちゃんだよ」


落としたのは、ありったけの想いを込めた爆弾。

可哀相なくらいの動揺を塞ぐように、蓮はキョーコの唇に自分のそれを近づけた。









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ぶった切ってピコさんへぶん投げますよー!!←


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今回の副題は【each other】

読んで字の如く、【擦れ違い】なふたりです。