横粂勝仁議員、歳費1割削減方針に「確かにきついが/自分達も身を切る」 | あはれ

横粂勝仁議員、歳費1割削減方針に「確かにきついが/自分達も身を切る」


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19日に民主党の政治改革推進本部が議員歳費1割削減を了承したことを受けて、日テレ「ニュースZERO」が、定数削減問題と合わせて議会改革の動きを伝えておりました。その中で横粂勝仁議員は、実際に議員が歳費をどのように政治活動に充てているかという例題として登場。このニュースを見て思ったことは殆ど村尾さんの〆の感想と疑問「今さらなぜ揉めるのか」と一緒。加えて交付金について触れていなかったのが不満であるのと、民主党の玉木雄一郎議員が「マニフェストを実現するには財源がないからできないってこと、よく言われるんだけど」という言葉を聞いて「よく言われる」じゃなくて、政権についてみたら案の定財源が足りなくて過去最高に国債増やしたのは、おたくらの前内閣で、その時に税収の落ち込みがどうのと言い訳を繰り返していたのも、おたくらでと、変なところが気になりました。

横粂議員はVTRの中で明確に削減賛成とは言明されておりませんでしたが「身を切る」という言葉から賛成であろうと思います。そして、同じく1期生の柴橋正直議員は(ちょち前ですが)反対する方々に対し、朝日新聞の記事に「有権者を前にしても同じことが言えるのだろうか」と疑問を呈してます。ですよね…。一番苦しいであろう若い一期生が前向きであればあるほど、上の人間は何も言えないはず(野党時代に1割削減法案出している手前)だと思うので、定数削減と合わせて頑張って下さいませ。前にも書きましたが、昨年の衆院選の神奈川の各小選挙区では、自民党の候補者が総じて民主党候補よりお金を使ってボロ負けしましたしね…。

予算が殆ど関係ない議会改革は野党が強く主張して、良い意味で目立てる、アピールできるものでもあると思うのですが、自民党の定数削減に対する動きが余り伝わってこないのは、マスコミのせいなのか、それとも実際、そんなに動いてないのからなのかどっちでしょう!? 「3年1割6年3割削減」を打ち出している自民党の方がハードルが高いと思うのですが…。

家人は横粂議員手書きの細目の「パーティー」という単語を見て「仕分けろ」と…(^-^;)

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国会議員の1割給与カット/“己の身を切る改革”実現は?
2010/11/19 ニュースZERO

七尾キャスター「民主党は今日、国会議員の歳費、つまり給与を一割削減する法案の成立を目指す方針を決めました。そもそも民主党は参院選のマニフェストで議員定数の削減や経費の削減など、自分達国会議員が身を切る改革を行うと公約しています。このうち、定数の削減については党内の意見がまとまる見通しは立っていませんが、経費の削減の方は、きょうその一部である給与の部分について各党と協議に入る方針が決まったんです」

ナレーション「国会議員の給与を自ら減らそうという議論」

右松記者「岡田幹事長が挨拶をしています。反発が予想される中、会議の取りまとめはできるんでしょうか」

岡田「(マイクで)議員の身分にも関わる話なので真剣にご議論頂きたいふうに思っております」

ナレ「岡田幹事長ら党執行部は議員給与の1割削減を打ち出したが、党内の激しい反発にあい、結論が出ずにいたのだ。そして1時間の議論の末、出された結論は議員給与の1割削減」

谷岡郁子議員「唐突です。全体的な(議員の)支出構造を変えないで、歳費(給与)だけ取り出して考えるということでは、いけないんじゃないでしょうか」

ナレ「マニフェストに掲げたものの、いまだに党内の反発は強い。あの民主党議員は『(給与が減るのは)兵隊に武器を持たせず、戦地に行けというようなものだ』。党内には反対意見もあったが、執行部がなんとか了承を取り付けた形だ。では、議員の給与は何に使われているのか。ZEROは去年初当選した横粂議員に聞いた。まず見せてもらったのは――」

横粂「(明細票を示しながら)直近の支払い明細書というのが、これですね。この129万7千円ってのがあって」

ナレ「国会議員の給与は法律で決められ、一人月額129万7千円が支給される。それ以外に通信費や交通費などは別に支給されている」

右松「月の(支出)内訳というのは、どのようになっているんですか?」

横粂「(紙に書きながら)まず一番大きいのが事務所費になりますね」

ナレー「ずらりと並んだ政治活動に伴う出費」


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※横粂議員手書きの細目は以下。

事務所費(2部屋の家賃、4台分の駐車場代):40万円
人件費(私設秘書1~3):20~60万円
リース代(コピー機、パソコンetc):7~10万円
郵送代:10~20万円
ビラ・名刺代:5~20万円
月会費:5万円
会費(会合・パーティー)5~20万円
新聞、セキュリティ、コーヒー:5万円
イベント費(不定期):5~10万円
ガソリン代:5~10万円

横粂「名刺の印刷代、ビラの印刷代、その他、様々なリースのお金もかかりますし」

ナレ「生活費に回せるお金は20万円ほどだという」

横粂「1割削減は確かにきついけど、その中でやりくりをしていく。民間の方々が不景気によって給料が下がっている以上、自分達も身を切ると」

ナレ「議員給与の削減に向けては、1歩踏み出した民主党。しかし、より大きなもう1つの課題は依然進まぬままだ。それはマニフェストにも書かれている国会議員お数を減らすこと。民主党議員が集まる会合では、こんな声が聞こえた」

玉木雄一郎議員「要するに、マニフェストを実現するには財源がないからできないってこと、よく言われるんだけど、これは財源1円もいらないからね。もう人数は明示してあるわけですよ。参議院は40、衆議院は80(削減する)。で、これ菅総理も年内に方向性を取りまとめるとしているわけだから――」

ナレ「一向に手付かずの議員定数の削減。これをやらずに給与だけを減らしても不十分だという声も多い。(菅総理の映像に合わせ)リーダーシップを発揮できるだろうか」

(スタジオへ)

村尾キャスター「あらためて思うんですけども、マニフェストはですね、私達有権者と民主党との間の約束事なんですよね。と同時に民主党議員同士の合意事項でもあると思うんですよ。わたしVTR見てて、2つの不安があるんですね。一つは、本当に国会議員の経費をカットできるのかどうか、これ私達との約束、これを守ってくれるのだろうか。二つ目に、民主党議員同士で、いまさらなぜあんなに揉めているんだろうかと。選挙の時に党内できちんと皆で合意していなかったんだろうかと思うんですよね。民主党が掲げた政治改革の約束というのは、一体なんだったのかと思ってしまいます」