![ゆるーく映画好きなんす!-あの夏の子供たち](https://stat.ameba.jp/user_images/20110319/17/aguirre/e8/d1/j/o0400053311114334910.jpg?caw=800)
どうして言ってくれなかったの?よくあることだから・・・。
『 あの夏の子供たち / 76点 / LE PERE DE MES ENFANTS 』 2009年 フランス 110分
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★★★★★★★☆☆☆(76点)
かなり地味な映画ですが、かなり良く出来た映画なので、かなりスキなのだ!
【オススメ度】
★★★★★★★☆☆☆(70点)
たくさん映画を観てる人であればあるほどハマる映画やと思います♪何も知らずに観るのがオススメ!
【内容】
□監督はこれが長編2作目のミア・ハンセン=ラヴ。映画プロデューサーのグレゴワール・カンヴェルは、精力的に働く“仕事人間”ながら、妻シルヴィアと3人の娘たちを心から愛する良き家庭人でもあった。ところが、彼は会社の資金繰りに行き詰まり・・・。【TSUTAYA DISCAS 】
【感想】
そこそこ話題になってたっすけど、アレを描いてる作品ということで、観るタイミングを計ってたら、公開が終わってしまった『あの夏の子供たち』をじっくりDVDで観てみました♪
フムフム・・・上手い!そして頑固だ!2作目にしてこのコダワリだらけっぽいこの作品!この監督作品のプロデューサーは大変でしょうなー(;^_^A
中盤以降、ワザと映画を弛緩させてる(←この言葉好き♪)ので、賛否は分かれる気もするんすけど、そこを狙ってやってしまうこの監督は、ちょっとヤヴァイですな~(((; °д°)))退屈を恐れないのだ!
◇◆◇
映画として完璧な状態から始まって、徐々に不安定さを増長させて不安感を増して行き、ある時を境に作品の緊張の糸を切って、急激に映画を失速させ、弛緩させる・・・
後半は、弛緩させたままのろのろと映画は進み、徐々に徐々にゆっくりと映画を取り戻していく・・・
主人公たちの人生の流れ(感情の流れ)とリンクさせる見事な構成で、退屈さや緩慢さを恐れずに、空中分解ギリギリまで作品を弛緩させる((φ(・д・。)
いやー凄い!なんて強い意志を持った監督なんやろ・・・普通は怖くて出来ないっすよこれ(」°□°)」<サスガ元映画評論家だよ!←後から知りました♪
でまぁ、凄いなー!っと感嘆しつつ、個人的には、後半の展開はそんなに好きや無かったりします←どっちやねん>L(‐□‐L)
完璧な初めの約30分(A)
バランスを崩していくその後の約30分(B)
体をなさない約30分(C)
再び光を取り戻す約5分(D)
※時間配分は感覚的なもんで適当です。
と映画を4つに分けるとすると、あの事が起こるまでの前半(A&B)があまりにも素晴らしくて、体をなさないCがあまりにもしんどかったんすよね~(´・ω・`)なので少しDも乗り切れなかった・・・
そのC部分が喪失感や悲しみを共有する感覚になれれば良かったんやけど、個人的には少し退屈に感じてしまったんすね・・・
なぜ退屈に感じたのかはなんともいえないんすけど、美しさで魅せる事を拒否してることで映像の楽しみに乏しいことと、特殊な仕事のために細かいエピソードに妙に引っ掛かりがあったことが、退屈した理由かもしれません(」°□°)」<結局この辺は好きか嫌いか、ハマるかハマらんかっつーことなんすけどね!
逆に言えば、前半はムチャクチャ好きで、リズム重視で次のカット、次のセリフがかぶせ気味に入ってくる感じは、久しぶりにゾクゾクしてもーたっすね~♪
しかもそこから徐々にリズムを変えて観客に緊張感と不安感を与えていき、少ないエピソードであの出来事を納得させるという映画のマジックには、心底感嘆したっすね(((; °д°)))ゾクゾクゾクッ
そして後は、ラストの素晴らしさも特筆ものっすね♪
少し乗り切れなかった部分はあるけど、あの事務所のシーンから後は、なんてことなくて映画の歴史にも残らないけど、途轍もない名シーンっすね~o(;△;)o
こういうそのシーンだけを観てもなにが名シーンかわからない、地味な名シーンは大好きです(-人-)ゴチソウサマデシタ
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なんか途中で書くことに疲れてしまったんで、褒めてるのか貶してるのかワケがわかんない感じですが・・・
オモイッキリ褒めてますので、オススメです(°∀°)b
個人的満足度 76点! オススメ度 70点!
◇◆◇
↓普通の家族ではない・・・
↓幸せな家族のはずだった・・・
↓苦しみは・・・
↓気付かない間に家族に纏わり付く・・・
↓父と子・・・
↓これは家族の物語・・・
これは、かなり良いです!!!
そして、かなり地味ですwww