人間らしく尊厳を持って生きることが目的であり、希望なんだ。
『 ザ・ロード / 70点 / THE ROAD 』 2009年 アメリカ 112分
監督:ジョン・ヒルコート
製作:ニック・ウェクスラー、ポーラ・メイ・シュワルツ、スティーヴ・シュワルツ
製作総指揮:ラッド・シモンズ、マーク・バタン、マーク・キューバン、トッド・ワグナー
脚本:ジョー・ペンホール
原作:コーマック・マッカーシー
音楽:ニック・ケイヴ、ウォーレン・エリス
出演:シャーリーズ・セロン、ロバート・デュバル、ヴィゴ・モーテンセン、モリー・パーカー、ガイ・ピアース、コディ・スミット=マクフィー
【満足度】
★★★★★★★☆☆☆(70点)
かなり重いけど、不変のテーマなんでとっつきやすくはある!宗教宗教してないのも好感が持てる。
【オススメ度】
★★★★★★★☆☆☆(70点)
かなり平坦な映画なんで、飽きる人も居てるかも・・・。決して楽しい映画でも無いし・・・。
【内容】
□「ノーカントリー」の原作者コーマック・マッカーシーのピュリッツァー賞受賞の同名ベストセラーを「イースタン・プロミス」のヴィゴ・モーテンセン主演で映画化した衝撃の終末世界ムービー。文明が崩壊し荒廃したアメリカ大陸をひたすら南を目指して旅を続ける一組の父子を主人公に、飢えや寒さ、さらには人肉さえ口にする暴徒たちの襲撃から我が身を守る極限のサバイバルの行方と、そんな過酷な状況でも最愛の息子の無垢な心を守り通し、人間らしさを失うまいと振る舞い続ける父親の無限の愛を描き出す。息子役にはハリウッド期待の新鋭コディ・スミット=マクフィー。監督は「プロポジション -血の誓約-」のジョン・ヒルコート。【TSUTAYA DISCAS 】
【感想】
店長さんがなかなか良かったよと言っていたコーマック・マッカーシー原作の『ザ・ロード』を観ました♪
(・~・)ふむふむ・・・どう生きるか?ものか~・・・重いねー・・・まぁいい映画です♪
◇◆◇
過去と未来に握手する使命(過去と未来を繋げる使命)を持って人間は生まれる。
だから自分達は、過去から受け継いだ人間らしさ(尊厳)を必ず未来へと繋げなければならない。
そうやって人類は何万年も心の火を繋いできたんだ。
だから私達は人間らしく生きられる。
過去の人々の支えに依って私達の命は此処に在る。
OLD MAN(老人)は、MAN(男)に繋ぎ、MAN(男)は、BOY(息子)に繋ぐ。
BOYは・・・
BOYの先に繋ぐ者は居ないかも知れない。
BOYが人類の最後の火かも知れない。
BOYにはわからない。
自分が最後の一人かどうかはわからない。
しかしBOYはわかっている。
人類の道が無くなるその日まで、心の火を消してはならないことを
最後に消えるその火は、人類が受け継いできた美しい火でなければならないことを・・・
◇◆◇
映画の中で説明はされてないけれども、OLD MAN との会話などから想像すると、地球の最後であり人類の最後の話かな?
人類に未来が無い状況で、人はどのように生きるべきなのか?ということか・・・
なかなか凄い設定を持ってきたなー・・・
個人的満足度 70点! オススメ度 70点!
◇◆◇
↓日常が・・・
↓終わりを告げる・・・
↓人類の未来は無い・・・
↓その中で・・・
親と・・・
子は・・・
↓何を希望として生きればいいのか?
↓生きることに疲れた人々・・・
↓それでも・・・
↓私達は・・・
↓人として生きたい・・・
↓人として・・・
希望は無い。その中で、人は人として生きる。だから人は素晴らしい生き物なのだ。