ゲイであることが特別でないことが特別なんだ!
『 MILK ミルク / 75点 / MILK 』 2008年 アメリカ 128分
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【満足度】
★★★★★★★☆☆☆(75点)
ガスヴァンサント監督って普通の映画も撮れるんやね!っつーかこれほどのもんやとは思わんかった!
【オススメ度】
★★★★★★★★☆☆(80点)
全てに於いてかなり高いレベルにある作品なので観て損は無いでしょう!!!
【内容】
□自らゲイであることを公表し、ゲイをはじめあらゆるマイノリティの社会的地位向上のために立ち上がった伝説の活動家ハーヴィー・ミルクの波乱に富んだ後半生を、名優ショーン・ペンの熱演で描く感動の伝記ドラマ。共演に「イントゥ・ザ・ワイルド」のエミール・ハーシュ、「ノーカントリー」のジョシュ・ブローリン、「スパイダーマン」シリーズのジェームズ・フランコ。監督は「マイ・プライベート・アイダホ」「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」のガス・ヴァン・サント。
◇1972年、ニューヨーク。金融業界で働いていたハーヴィー・ミルクは、20歳も年下の青年スコット・スミスと出会い、恋に落ちる。2人は変化を求めてサンフランシスコに移住し、同性愛者も多く住む“カストロ地区”でカメラ店を開き、新生活をスタートさせる。陽気なミルクの人柄が多くの人を引き寄せ、いつしか店は同性愛者たちの社交場となっていく。それにつれてミルクは、同性愛者をはじめとした社会的弱者が抱える問題を改善するために積極的に活動するようになり、次第に政治に目覚めていく。そして、市の行政に直接関わるべく、ついには市政執行委員選挙にも立候補する。自由な空気漂うサンフランシスコとはいえ、同性愛者であるミルクの決断は周囲に大きな波紋を広げていく。allcinema
【感想】
傑作『エレファント』のガス・ヴァン・サント監督の新作ということで劇場公開時から気になっていた『 MILK ミルク 』を観ました♪
ふむふむ(・~・。)・・・上手い!!!とにかく上手い!!!ガス・ヴァン・サント監督がここまで正攻法の映画でここまで完成度の高い映画が撮れるとは!!!サスガっすねー(°∀°)b
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ハーヴェイ・ミルク氏の物語である以上はゲイというのはどーやっても切り離せないんやけど、"ゲイを扱った映画であってもゲイが主題の映画であってはならない"という繊細な部分が非常に上手く表現されてるんやないやろか?・・・ってこの文章がぜんぜん上手くないんで伝わりにくいやろけど(´д`lll)
同性愛を扱った映画はアート系の素晴らしい映画が多くて、それはそれで否定するわけでは無いんやけど、"特別でない"ことを"特別な表現"で描いてしまうと観てる側はどーしても"特別なもの"として観てしまう・・・
表現者(アーティスト)として特別な才能を持つガス・ヴァン・サント監督が、正攻法の手法を用いて"人間ドラマ"として真正面からこの作品を仕上げたことは、非常に重要で途轍もなく凄いことなんよねー(°∀°)b
特別な表現や手法を使わずにこんなにも素晴らしい作品に仕上げてあるからこそ、この映画は"特別"なんよねー!!!
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えーっと・・・この文章で伝わってるんやろか(;^_^A
とりあえず、この映画で唯一アーティストとしてのガンスヴァンサント監督の表現が見れるラストシーンの美しさは必見です(°∀°)b
個人的満足度 75点! オススメ度 80点!
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↓ショーン・ペン!
↓けっこーオーバーにやってるらしい
↓それが演技というやつやね
↓せやからこれが誰か?なんて一見ではだれもわからんよね
↓男前やのー!
↓既にスターやけど、目指すは演技派!?
↓この左の誰よ!?中央は若かりし竹中直人かショーコスギです
↓やっぱ監督の力ってすごいなー
さてコレを観た後は、『エレファント』を観る?『イントゥザワイルド』を観る?