映画的に残酷な作品ではあるが、作られ続けるべき映画ではある・・・。
『 縞模様のパジャマの少年 / 72点 / THE BOY IN THE STRIPED PYJAMAS 』 2008年 イギリス/フランス 94分
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★★★★★★★☆☆☆(72点)
ここまでやっていいのか?っつー気もする・・・。しかし反戦映画はこれをやり続けるしかないのかもしれない。
【オススメ度】
★★★★★★★★☆☆(80点)
反戦プロバガンダ映画はここまでしないと心に届かなくなったということ・・・ある意味非常に恐ろしいこと
【内容】
□ホロコーストの悲劇を無邪気な少年の視点から綴ったジョン・ボインの世界的ベストセラーを「ブラス!」のマーク・ハーマン監督が映画化したヒューマン・ドラマ。強制収容所で働くナチス将校を父に持つ少年が、収容所の実情を知らぬまま、偶然出会った同い年のユダヤ人少年と禁じられたフェンス越しの友情を築いていく姿を感動的かつ衝撃的に描き出す。
◇第二次大戦下のドイツ、ベルリン。8歳の少年ブルーノは、ナチス将校である父の仕事の関係で、住み慣れた都会を離れ、殺風景な片田舎に建つ大きな屋敷に移り住む。友だちもおらず、すっかり退屈した彼は、禁じられていた林を抜けて有刺鉄線のフェンスに囲まれた“農場”に辿り着く。そしてフェンスの向こう側に縞模様の“パジャマ”を着た同い年の少年シュムエルを見つけたブルーノ。以来2人はフェンスを挟んで会話するのが日課となり、次第に奇妙な友情を育んでいくが…。
【感想】
戦争映画は苦手といっておきながら、またまた戦争映画の『縞模様パジャマの少年』を観ました!
これは、非常に映画的に残酷な映画です・・・
監督の持てる映画のテクニックを全て駆使して、どれだけ観客に衝撃(不快感)を与えれるかを考えて、練りに練られた作品です・・・
"戦争映画"(反戦映画)っつーのは"戦争が無い未来を創るため"に存在するんで、そういう意味(観客に戦争に対する嫌悪感を植え付けること)において100点の映画やと思います♪
ただ、自分のような映画マニアからすると、年間に20-30本は悲惨な戦争映画を観ることになるんで、さすがに病んできます・・・
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いろんな人に観てもらいたい映画やし、94分と誰もが観やすい時間設定で撮られてることも非常に好感が持てる映画です!
あまり戦争映画を観ない人にこそオススメいたします!
個人的満足度 72点! オススメ度 80点!
全ての人に罪があるっつー描き方はわからんではないけど、それはあまりにも酷だろう・・・