よく出来た切ない青春ラブストーリーやけど・・・うーん惜しいなぁー・・・
『 少女の髪どめ 』 2001年 イラン 110分
脚本・製作・監督 : マジッド・マシディ
出演 : ホセイン・アベディニ、モハマド・アミル・ナジ、ザーラ・バーラミ、ザーラ・バーラミ、ホセイン・ラヒミ
【満足度】
★★★★★★★☆☆☆(7.2)
惜しいなあ・・・恋に落ちるシーンのあのヒドさはなんやねん!あそこでドキッとさせてくれんと・・・。
【オススメ度】
★★★★★★★☆☆☆(7.5)
むっちゃ切ないストーリーなんやけど、なぜ恋に落ちたのかがイマイチ解りにくいんで感情移入し辛い・・・。
【内容】
冬のテヘラン。17歳のイラン人の少年ラティフ(ホセイン・アベディニ)は、建築現場で買い出しやお茶くみの仕事をしている。親方のメマール(モハマド・アミル・ナジ)は、アフガン難民に同情的で、違法と知りつつアフガン人も雇っている。ある日、転落事故で足を折ったアフガン難民労働者のナジャフ(ゴラム・アリ・バクシ)の代わりに、息子と称するラーマト(ザーラ・バーラミ)が働きにやってきた。力仕事が苦手なラーマトはやがてラティフの仕事と交替。それが皆に好評を博したものだから、ラティフは面白くない。しかしラティフは、まもなくラーマトが女の子だということに気づく。goo映画
【感想】
多分生まれて初めてのイラン映画『少女の髪どめ』を観ました
結構政治的な作品かなーとか思いながら観たんすけど、ぜーんぜんそんなこと無くてむっちゃ美しいラブストーリーでした
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むっちゃ美しい印象的な(自分から見たらある種独特な)映像表現で、青年の少女に捧ぐ一途な愛の形が綴られてて、青春ラブストーリーとしてほぼ完璧ちゃう?っつーぐらい素晴らしい
イランの現状(っても2002年やけど)も知れて、でもそれはあくまでも2人の愛を描くための背景として描かれてるだけで・・・せやからより一層胸に響いて・・・
ラストのあの奥ゆかしい(?)切ない表現に、なんともいえない震えるような感情が込み上げてきて・・・。
涙はでーへんかったけど、かなりグッっときたねー
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ただ、一点だけ不満があるんよねー・・・
ある意味ラストで感動しながらも涙がでーへんかった理由でもあるんやけど・・・
恋に落ちる瞬間の違和感がねぇー・・・
いやーまぁ、恋に落ちる瞬間てそんなもん!って言いたいンやろけど・・・
やっぱりこういう青春ラブストーリーは、観客も恋に落ちてしまうぐらいの表現をせんとあかんやろー
ぜったいアレでは恋に落ちひんもん!!!
っつーか、あんなにガラッっと態度が変わるぐらいの恋の仕方やでぇー
それは無いって
この一点で、-2.0ぐらいの評価です
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アフガン難民問題が深刻化しているイランを背景にはしてる作品なんでむっちゃ重そうに感じるかもしれんけど、あくまでも主題として描かれているのは、不器用にしか愛を表現できない青年の純愛ストーリーなんでよかったら観てみてください!
点数はあんまり高くつけてないっすけど、結構オススメです!!!