トマトやキュウリといった果菜類の卸値が高騰している。

10月第4週の東京都中央卸売市場・大田市場の卸値(相対・高値)はトマトが主力の千葉産で4キロ2900円と前年同期に比べて53%、キュウリは埼玉産が5キロ2100円と同56%、ピーマンは茨城産が150グラム76円と同18%それぞれ高い。天候不順で入荷が減っている。


 果菜類は天候不順の影響を受けやすい。現在の出回りの中心は生育時に猛暑の影響を受けた関東産。

10月第4週の東京都中央卸売市場への1日平均の入荷は、トマトが前年同期比31%減、キュウリは同17%、ピーマンは同10%減。トマトの産地は8月の高温で、実の生育や着色の遅れが見られ、入荷が落ち込んでいる。「回復は1―2週間かかる」

(千葉県の長生農業協同組合)。