農林漁業団体や消費者、学識者らでつくる食料・農林漁業・環境フォーラムは11日、東京・大手町のJAビルで「有機農業推進への取り組みと課題」をテーマに学習会を開いた。会員ら約80人が参加。講師らは、有機農業を進めるためには消費者理解が重要だと強調した。


 農水省生産局環境保全型農業対策室の中島潔課長補佐は「現在の有機農産物は、国内農産物生産量の0・16%」と説明。その背景に、労力や技術が安定するまで時間がかかることなどがあることを指摘した。その上で「消費者の理解が得られないと有機農業は進まない」と述べた。


掲載日:07-10-12
日本農業新聞