関東信越厚生局麻薬取締部は２６日、韓国出身の歌手、桂銀淑（ケイウンスク）容疑者（４６）を覚せい剤取締法違反（所持）の疑いで現行犯逮捕した。
調べでは、桂容疑者は２６日午後６時４０分ごろ、東京都港区の自宅マンションでビニール袋入り覚せい剤２袋（計約０．６グラム）を所持していた疑い。２袋とも枕元にあり、一つは携帯用灰皿に、もう一つはティッシュペーパーに包まれていた。同部は２６日夕、自宅を家宅捜索し、この２袋のほか吸引用とみられるガラス製パイプ２個なども押収した。入手先を追及している。同部は、パイプの使用状況から、桂容疑者は覚せい剤を常用していたとみている。
桂容疑者は調べに、「（覚せい剤を）買った」と供述。所持容疑を認めたうえで使用についても認め「すいませんでした」と話しているという。
桂容疑者はソウル市出身。日本では８５年に「大阪暮色」で歌手デビュー、「すずめの涙」「ベサメムーチョ」などのヒット曲がある。ＮＨＫの紅白歌合戦に８８年から７年連続出場、９４年には日本レコード大賞優秀賞を受賞した
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