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☆スゴイなら-知られざるまほろば力-居心地よくのんびり-


一本の木を彫りだしてつくられた奈良時代の不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん)像。そのどっしりとして素朴な表情を眺めていると、だんだん心が落ち着いてきた。
 昨年8月、奈良市の大安寺。同市の男子大学生(21)は交際していた彼女と突然、電話もメールも不通になった。理由だけでも知りたいと部屋を訪ねたが、居留守を使われた。「人間不信になって、なんか急に仏様に会いたくなった」
 それから1カ月、度々寺を訪れては仏像を拝んだり境内のベンチで音楽を聴いたりして、半日ほどぼーっと過ごした。「仏様は何度行っても嫌がらない。広々として拝観者もまばらな境内に癒やされた」
 群馬県の出身。寺にも仏像にも全く興味がなかった。「信仰心とかよく分からないけど、なんか居心地がいい」
(1月4日(火)朝日新聞朝刊 〈一部抜粋〉)

観光地化されて華やかな京都のお寺とひと味違う、田舎っぽい奈良の寺はリラックスさせてくれ癒されますね。
記者が書かれた、『「癒やしの奈良」をもっと売り出しては?』には同感です。今年も葛城市の「パワースポット」を紹介したいと思っています。


写真は葛城坐火雷神社(葛城市笛吹)